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議員としての心構え

 ここ数年、市政の内容、施策の内容が複雑かつ高度になり、より専門性を要求されることが多くなってまいりました。

 初当選以来25年、副業は一切行わず、収入は議員報酬のみにて他からの収入は全くのゼロでやってまいりました。

 前述のように高度に複雑化する市政に対応する為には、余程の能力が無い限り、他の事業の片手間に議員の職を務めることは困難になりつつあります。

 そのような中、両立させている方々もいらっしゃることも事実であり、尊敬申し上げるものでありますが、私は今後も、知識を深め、経験を積み、理論構築をして市政に資する為に政策研究・議会活動に専念してまいりたいと思っております。

 1期目の4年間は、ただただ、がむしゃらに走り続けました。2期目の4年間は、一般質問を年1回程に抑えつつ、議会活性化及び市財政状況に関する調査特別委員会に所属、当市議会初の緊急質問を試みたり、「質問主意書制度」を前述の議会活性化及び市財政状況に関する調査特別委員会の審議を踏まえた議会運営委員会に提案したりするなど、議会改革に主眼を置き、他のどの議員よりも数多くの提案をし、より効率的かつ洗練された議会を目指してまいりました。

 また、2期目の前期2年間では、建設環境委員長として、その持てる権能をフルに活用し、市政史上初めて、市長の提出した条例案(環境基本条例)を修正し可決させ、後期2年間は、三常任委員長の筆頭であり、議長・副議長に次ぐ立場として位置づけられた総務委員長として議会運営に携わり、リーダーシップを涵養しつつ、その中から、組織としての議会の問題点や長所などを見出すことが出来ました。

 もちろん、一般質問においても、「特別秘書制度」を始めとした「政治的任用」の活用を市長に提案するなど、こと「制度」や「法」に関しては法科出身の強みを存分に活かすことが出来、自己の専門分野として確立しつつあると、その手ごたえを感じています。

 3期目の前期では、再び議会運営委員会副委員長を務めるなどし、後期では、決算特別委員長を務めたり、厚生文教委員長として、3度目の常任委員会の長に就任し、議会運営に携わってきました。

 また、これまでの政策と発言をまとめた著作を3冊出版、国会図書館に納本されたり、国会議員政策担当秘書(いわゆる政策秘書)資格を取得することで、政策立案能力を国にも認められました。

 4期目の前期では、財政を中心とした一般質問を行う一方で、予算特別委員長を務め、後期には、これまで特定の会派・党派などからしか選出されてこなかった市監査委員に他会派から初めて就任、決算特別委員会で市政史上初めて説明員側に座るなど、地道な改革を進めました。また、市政に資するべく猛勉強、2つの修士号、修士(経済学:租税制度論)、修士(経営学:財務諸表論)MBA を取得しました。

 5期目では、さらに大学院後期博士課程で猛勉強を重ね、自治体学会や日本中小企業学会、地域経営学会に所属し、論文などを発表。地域経済・産業政策の研究者として、議会内での地位をさらに確かなものにしました。

 6期目では、市議会より選ばれ派遣された昭和病院企業団議員を4年務め、議会の一般質問通告で、いち早く新型コロナを取り上げるなど、地域医療の知見を得て市民相談や市政に活かしてきました。

 そして、7期目。市監査委員と同じく、これまで特定の会派・党派などからしか選出されてこなかった、市議会副議長に満票(全会一致)を以って就任。

 今後も、誰よりも勉強・研究する議員として、これまでに培った自分の全てを用いて、全力で市政に反映させてまいります。

                         東大和市議会議員 だいご はるお


  
                    
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