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〜第4日〜
とにかく酒買う、欲深い人々。
1997.8.11(月)、大雨、12Cぐらい、寒い

7:30、起床。そそくさと荷物をかためた。カップラーメンスープ攻撃。もー、スゲー勢いで雨が降ってくる。だいじょーぶなのか...。

8:30、集合。各家庭、カードでチェックアウトを済ませる。

9:00、車にトランクを積み込むが、段ボール箱が4コ増えているのだもんだから、後部座席が狭い地獄になっている。このままでは帰る時はどうなってしまうんだろう。

9:30、車を一路市内方面へ向けて移動。酒屋の配達のような段ボール車はどこから見ても引っ越し車だ。

10:00、郊外のショッピングセンターの中にあるカフェテリアで朝飯。あったかい焼き物もあるみたいなのですかさずグラタンとカプチーノを喰らう。“Chipsはどないだ?”と聞かれたので脊椎が“Yes, please.”と答えてしまった。オーストラリア盛りで出てきた。6人で分け合う。

10:30、ショッピングセンターの中にある本屋におぼれる野郎3人は皆で立て続けに同じ本を買った。ポート特集だった。

11:00、スーパーで買い物。

11:45、ペンフォールズ着。をを、ついたぞ、でかいぞ。

しかし、どの建物でテイスティングしているのかがわからん。ぐるぐる敷地内をまわってブドウの木を見る。わー、すごいなー。古木になるとすばらしくいかつい枝振りだ。スケッチしておく。

11:50、あったぞ。目立たない場所に看板が出ている。建物に入ると雨がざんざか降ってきた。

やはり、天下のペンフォールズはきれいな建物だな。店のおばちゃんとひとしきり話をしたりずるずるしたりしながら買う物件を選ぶ。グランジは単発では売らないことが判明した。木箱入り6本セットで他の物件とセット販売しているのだという。グランジ3本、マギル3本のスペシャルセットを作ってくれとか、NASAのコルク抜きも2個買うからグランジをくれとか叫びつつ、いろいろ買う。ちなみにNASAのコルク抜きはカバちの家と本山家の購入だ。

1:50、さあ、次はペタルマだ。地図を片手にTのナビはつづくのだ。しかし伊豆の山の中みたいな山道だな。

やっと看板を見つけて矢印の方向に向かう。あったぞ!! ペタルマだ。よーし、行け。しかし、テイスティングなんてやってる気配がないぞ。Tが事務所から出てきたあんちゃんに聞きに行く。をを、なんか話し込んでるぞ。笑ってるぞ、握手してるぞ。なんだなんだ?

2:00、さっき立ち寄ったペタルマのワイナリは工場だけだったことが判明。車で5分のところにあるブリッジウォーター・ミルのショップへ行けば試飲もできるし飯も食べられるとのことだったので、そそくさと移動。すぐに着いた。

ここは立派なギャラリーがあって地元のゲージツ家の人達の絵やら細工物やらも売られている。有美子様は小さい額に入っていた天使の絵が欲しいと言って郁ちゃんともめている。

カバ、Alan組は店のお姐さんにこれから行くワイナリの道とかお勧め物件とかを聞き出しているのだ。

ここではスパークリング2本とTシャツを購入。

3:00、田舎道をひた走る。次なる目的地アダム山に向かっているのだ。とにかく平たい田舎道を走る。郁ちゃんが退屈して眠たくなってきたのでキシリトール飴を与える。

さっきのブリッジウォーター・ミルのおねいさん達はマウントアダムに行くというわしらに「行けるもんなら行ってみろ、幸運を祈る」という不気味なアドバイスをくれたのが気になる。そんなにすごい所なのか。

4:00、マウントアダムだ!! すごい山の中。本気でこんな山の中にまで酒買いに来る外国人がいるんだから恐ろしい。相手も相当怖いだろう。モロに地面の上を60km/hでぶっ飛ばす。なにしろ4時で店が閉まってしまうらしいから血相変えて走るわしらなのだ。ホントにこんな牛と羊しかいない山の中に酒作っているところなんてあるのだろうか。本気で不安になる。

4:10、あったぞ、信じられん。店はしまっていたが、Tが根性で事務所へ行ってドアを開けてもらった。“わしらは明日日本へ帰るのだから、どーしてもここの酒をすすりたい”と言って頼んだのだ。えらいぞ、酒呑みの鑑だ。2本購入。ここのはどれもこれもうまかった。どかどか買う。

4:30、わしらのために店を開けてくれたおばちゃんにお礼を言って下山する。あとは野っ原の中を走ってヤルダラ城へ行くのだ。

ちのさんが子羊をカメラに収めようと大接近したら親羊に威嚇された。チョキが飛んできそうだった。

5:00、シャトー・ヤルダラ・モーター・イン着。即チェックイン手続き。車を部屋の近くまで寄せて荷物をおろす。まずは買いまくって段ボールに放りこんんだ酒の山を仕分けする。なにしろサイズも形も不揃いなのでやみくもに突っ込むと数が入らないのだ。わしらの部屋で6人で寄ってたかって段ボール箱と格闘する。

6:30、飯。さすがにひとり$9.00の飯だけあってパブ飯であった。しかし文句は言うまい。こんな山の中で食べられるだけまだ良い方だ。焼き肉とサラダ、パンとイモ、よしよし許したる。早めにやっつけてカバちの部屋でメールの書き込みをすることになった。オリーブの漬物を持参する。

8:00、フロ、洗濯、バッテリの充電、など明日の準備をする。

8:30、いやいや、えらいフロだった。水圧を下げるとやたらにぬるく、お湯を景気よく出すと熱湯の洪水になるのだった。

9:00、やっとけつをが追いついた。今日は移動が多くて全然記録するヒマがなかった。山道百連発だったから車酔いしそうだったし、胃も疲れてきている。

9:30、カバちの部屋へ集合。どーもパソコンのつながりが悪い。ついに電話屋の出番であった。Tがんばる。みんなでオリーブの漬物をつまみつつ再び宴会開始。今日までの写真を見てわあわあする。

10:30、眠たい。倒れそうだ。目が離れてくる〜。部屋に撤退。予備の毛布を奪い取って眠る。ぐ〜。


団員の旅行記(第4日目にリンク)

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