新・闘わないプログラマ No.55

PCを組み立てたけれど


先日、サーバー用途その他で使っていた486のPCのSCSIディスクがついにお亡くなりになってしまいました。このPC、インターフェースがただのIDE(E-IDEじゃないやつ)なもんで、500MBより大きいIDEディスクを繋げなかったりするので、今まではSCSIの2GBのディスクを繋いで使っていました。
仕方が無いので、新しいディスクを買わないとな、といろいろ調べていたのですが、最近IDEのディスクってすごく安いんですね、それに比べてSCSIのディスクの高いこと。これから買うんだから、8GB以上の奴を考えていたのですが、SCSIだと6〜7万円、IDEなら2〜2.5万円。これだけ値段差があると、SCSIのディスクを買う気にはならなくなってしまいます。
そこで考えました。「まてよ、SCSIのディスクを買うのなら、それにあと2万円くらい出せば、IDEのディスク込みでそこそこの性能のPCを組むことが出来るんじゃないか」
さっそく秋葉原を徘徊して見たのですが、Celeronと、Slot1のマザーボードの値段が急激に下がっているんですね。1ヶ月ほど前に調べたときと比較すると、どちらも1万円は下がっている。「こりゃもう新しいPCを組め、という天のお告げだな」(^^;)

今あるPCの部品を最大限活用することとして、結局こんな構成になりました。

あと、キーボード、マウス、NIC、SCSIインターフェースはいまあるやつを流用、音源はいらない(だって、サーバー用途だもん)、ということで、締めて9万円。FDDやCD-ROMも流用してもよかったのですが、その486のPCは、あげる予定にしているので、とりあえず残しておこうと。しかし、1ヶ月前に調べたときより、2万5千円くらい安い。随分安くなったなぁ、というのが印象です。
余談ですけど、iMacも、発売当初は結構安い値段だな、と思ったものですが、今となっては(まだ発売されてからたった3ヶ月しか経っていませんけど)、178,000円はちょっと高いんじゃないでしょうか。多分、性能的には、私の組んだPCとほぼ同じくらいの性能でしょ? Appleは公式には、PowerPC G3 233MHzは、Pentium II 400MHzより速い、と宣伝してますけど、実際のアプリケーションでは全然そんなことない、というのはもう公然の秘密ですしね。だからって、iMacに価値が無い、というわけでもなくて、私も相変わらず欲しいことには変わり無いのですが・・・・。

さて部品も調達してきて、さっそく組み立てるわけですけど、この間「あんなの自作のうちに入らないよ」などと偉そうに言った手前、手際よく組みたてないといけない、と変なプレッシャーが(^^;) 一応、目標は1時間。
まず、ケースの構造のあたりで躓いてしまいました。どこのネジを取るとどこが外れるのか・・・このあたりの構成を理解するのに30分位をむだに費やすことに・・・・い、いかん、こんなことでは1時間では組みあがらないではないか。
次に躓いたのが、マザーボードにCPU(Celeron)を固定するための器具(リテンションユニットと言うらしい)の取り付け方。Slot1のCPUは、Pentium IIとCeleronがあるわけですけど、その形が異なっているため、リテンションユニットを取り替える必要があるため、初めからマザーボートに固定されていないんですね。で、そのCeleron用のリテンションユニット、マニュアルを見ると、マザーボードの上の方からネジ止めするようにかいてあるのですが、実物を見ると、どうやってもマザーボードの裏側からネジ止めするしかないような構造になっている。じゃあ、裏側からネジ止めしようとしてみると、そのネジ孔のところにはパターンが走っていて、ネジのワッシャがその上にくることになってしまう。このワッシャ、一見金属なのですが、どうもプラスチックらしい(歯で噛んでみた(^^;))ので大丈夫だろう、ということで、とりあえず裏から締め付けました(でも、恐いのでゆるめに)。これって、こんなものなんでしょうか、それとも私がとんでもない勘違いをしている? とにかくこれで、また15分位無駄に(;_;)
しかし、あとはそれほど問題になることもなく順調に組み立てが出来、結局、総組み立て時間は1時間10分、ということになりました。まあ、こういうの組み立てるのは初めてだし、こんなもんで許して下さい(^^;) 同じものだったら、今度は15分か20分で組み立てられると思うけど・・・。

まあ、ハードウェアの組み立ては出来ても、動かないんじゃどうしようもないわけで、早速電源を入れてみることにします。無事、POST(Power On Self Test)の画面が出てきて、とりあえずは動いているようです。次に、BIOSの設定画面に入って、いろいろ設定して行く必要があるわけですが、最近のって、本当にやたら設定項目が多いですねぇ。私は昔のしか触ったことが無いので、何が何やら分からない項目も多かったです。
「おお、これが噂のCPUのクロックを変える画面か」とか「へー、CPUの電圧とかもここで変えられるんだ」とか ←後で聞いた話では、これがBIOS設定で出来るのって珍しいんだって、とにかく、初めは大人しく、300MHz(66MHz×4.5)、2.0Vで設定しておくことにします(クロックアップは後の楽しみ)。
よく分からなかったのが、PnP(「Plug and Pray」・・・じゃなくて「Plug and Play」)の設定。NICとSCSIのカードはとりあえず非PnPのISAのボードを使うので、これが使用するIRQとDMAをPnPで割り当てないように設定しなければいけないはずなのですが、どうやってもその項目にカーソルが行かない。仕方ないのでひとまず放っておくことにしました。

OSは、Linuxをメインに、あとおまけでDOSとWindows95を入れることにして、パーティションを切り、それぞれのインストール。このあたりは、仕事でもプライベートでも、もう何度も何度も何度も何度も何度も何度もやっているので、特に問題なし・・・・・・・のはずだったのですが、どうやっても、EthernetとSCSIにアクセスが出来ない。Windows95でもLinuxでも同じ現象なので、ISAのあたりに問題があるようで、そうなるとやっぱりBIOSのPnPの設定が怪しいような気がしてくる。
もう一度、BIOSの設定画面を呼び出して、PnPの設定のところで、いろいろいじってみるが、例の設定項目のところにはどうやってもカーソルが行かない。マニュアルを読み返すが、別に何も書いていない。何故だ。
何度もがちゃがちゃカーソル移動キーを押しているうちに、その項目のところにカーソルが・・・・あれ、とよく調べてみると、カーソルが一番下まで行くと、例の設定項目のところに戻るような動き。どう見ても腑に落ちない不思議な動きではあるが、とにかく設定ができるようになったので、非PnPのISAカードが使用するIRQとDMAをPnPで割り当て禁止に設定してリブート。今度は簡単にEthernetとSCSIが認識しました。しかし、たったあれだけのことで、2時間は無駄にしたぞ。

週末はこんなことをがちゃがちゃとやっていまして、あまり時間がありませんでした。私のこのページ、基本的には日記は書かないつもりなのですが、今回のはそんなわけで日記のような内容になってしまいました、ごめんなさい。
しかし、一番の問題は、買ったはいいけど、支払いはカードなんで、まだ代金は払っておらず、このお金の工面をどうするか、ってことだったりするわけですけどね。

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