新・闘わないプログラマ No.50

自作


最近、家でそれなりの性能のPCが必要になってきたので、中古でもいいのでいろいろ物色しているのですが、安くて(これが重要)、それなりの性能のやつがなかなか見つかりません。もうこの際だから、安い部品を秋葉原あたりで探してきて、自分で作ってしまおうかな、なんてことも考えています。

ところで、最近は巷では「PCの自作」なるものが流行っているようですが、この「自作」って言葉、すごく違和感がありません? 私なら「これ、自作PCです」なんて恥ずかしくて言えません。だって、半完成品の部品を集めてきて、ちょこちょこっと組み立てるだけじゃないですか。工具だってドライバーくらいしか必要無いですよね。もちろん、部品の選択やら、(クロックアップ等の)設定に関して、腕の見せ所はあるかも知れませんが。←なんてこと書いて、反感買っちゃったかなぁ(^^;)
でも、やっぱり「自作」って言うと、私なんかは半田ごては必須、というイメージがあるもので・・・そう言えば、もう何年も半田ごては握っていないなぁ。最近はほとんど使う機会が無いというか。
そう言えば、数年前、職場で深夜に、同僚のプログラマが非常に困っていたことがありました。話を聞くと、プログラムのテストにどうしてもRS232Cのクロスケーブルが必要なんだけど、見当たらない、というんですね。探してみても、確かにストレートケーブルはたくさんあるんだけど、クロスケーブルが一本も無い。非常にありがちな話ですが、そのプログラム、明日納品なんだそうで、そりゃ困りますよね。もう夜なんで買ってくることも出来ないし。見るに見かねて、私は、あるところからこっそり半田ごてとテスターを借りてきて(無断で・・・だって、もう人がいなかったんだもん(^^;))、ストレートケーブルをクロスケーブルに作り変えてあげました。
うちの会社、ソフトウェア会社なんで、半田ごてを握れるやつってほとんどいないんですね、「へ〜、Leptonさんってそんなことまで出来るんですか」なんて感心されてしまいました。そんな大したことしたわけでもないのですけど・・・たしか、2番ピンと3番ピンの線をひっくりかえしただけだったような(^^;)
もしかすると、あれ以来、半田ごてに触っていないかも。

すいません、話が大幅にずれてしまいました。
とにかく、部品を集めてきて適当なPCを一台組み立てようかな、なんて思っているところです。ただ、お金はボーナスをアテにしているんで、それ次第ですけどねぇ・・・最近不況だし、ボーナス減りそうだしなぁ。
とにかく、部品の選択とか、考えるだけならタダですから(^^;)、いろいろ調べてみていますけど、最近はそっち方面の情報に完全に疎いもので、何が何やらわからないことも。私としては、Linuxでファイルサーバーにするのと、あとWindowsNTをちょこちょこっと使うくらいかな、という感じなのですが。ファイルサーバーならSCSIだよ、という声も聞こえてこないことも無いのですが、なんたってクライアントは2台(68k Macとノートパソコン)だけなんで、IDEの安い大容量のハードディスク(10GB以上)を付けたいな、と思っています。中古のPCだと、このあたりの大容量のハードディスクを認識しなかったりするらしいので、やっぱり新しめの部品で組み立てた方がいいかな、なんて思い始めています。
まずCPUですが、これがよくわからん。いろいろ調べてみると、IntelはPentium IIベースのSlot 1のCPUにほとんど移行してしまっていて、昔ながらのソケットを使うタイプはもうほとんど売っていないんですね。Slot 1のやつも、なんかいろいろあってどれがどれやらよく分かりません。雑誌とか読んでみたのですが、CeleronとかXeonとかCovingtonとかDeschutesとかMendocinoとか製品名と開発コードが入り乱れていて、途中で投げ出してしまいました。結局、いまから安めの奴を買うんだったら、Celeron 300AMHzあたりがいいらしい、ということだけはなんとか理解しました。それとも、AMDあたりの方がいいのかなぁ。
あとはマザーボードですか、これもよく分からないですねぇ・・・・Slot 1なら、ASUSTEKのP2Bとかいうやつが定番らしいのですが・・・ちょっと高いですかねぇ。あんまりクロックアップとかして遊んだりしないので(実用品なんで安定性が一番)、なんか安くていいマザーボード無いですかね。ISAのボードがまだ何枚かあるので(PCIに買い換えるお金がないの(;_;))、ISAは最低3スロットは欲しいし、メモリーのスロットも多い方がいいなぁ。
こんな感じで、一応CPUはCeleron 300AMHzにして、それに10GBのハードディスク、64MBのメモリー、あとはとことんケチって、その上、今あるPCから使えそうな部品は全部持ってくるってことで、値段を計算してみると11万円・・・・まぁ、こんなもんですかね。
もっと安いCPUを使うことも考えたんですが、でもあんまり値段が下がらないんですよねぇ。ハードディスクとメモリーの容量だけは譲れない線なので。

確かに、こうやっていろいろ部品を選ぶ、というのも楽しいことは楽しいですよね。検討するだけならタダだし・・・。「PCの自作」に凝っている人の気持ちもちょっとはわかってきました。
でも最終的にして根本的な問題は、ボーナスがいくら出るか、ということだけだったりするわけですけどね(^^;)

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