新・闘わないプログラマ No.331

連休中にXP


いま私がメインで使っているWindows系のOSはWindows 2000です。家のデスクトップPCはWindows 98とWindows 2000とLinuxを入れて切り替えて使っていますが、Windows 2000を立ち上げる頻度が一番高いですし、ノートPCの方は、Windows XPがプリインストールされていたやつに、敢えてWindows 2000を入れなおして使っていたりします。また職場の自席で使っているPCもWindows 2000です。
いや別に「XPはゴミだ」とか「ばーちゃんの遺言で」とか「宗教上の理由です」とか、そんな理由でWindows 2000を使い続けているわけではなくて、ただなんとなく2000の方が使い慣れているから、というだけの理由です。職場ではマイクロソフトの「なんとか契約」(←忘れた)とかいうやつをしていて、どの(クライアント用)Windowsでも自由にインストールできるみたいなのですが、支給されたPCに最初から入っていたWindows 2000をXPに置き換えるだけの積極的な理由も見当たらず、というわけです。要するに、一言で言えば「面倒だから」ということになるでしょうか ←いや、そのわりにはXPプリインストールのノートPCに、かなり苦労して2000を入れたような記憶がありますが。
とは言え、最近は私の周囲のPCもXPで動いているのが多くなってきましたし、そういう関係で質問されても家にXPが動くPCが1台も無いと、
「ああ、それは『スタートメニュー』から『コントロールパネル』を開いて、そこにある『xxx』ってアイコンをダブルクリック…え? 無い? ああ、そうか。XPではコントロールパネルの表示が変わったんだっけ。んじゃ、そのコントロールパネルのウィンドウの左上の方に、ええとなんだっけ、『なんとか』言うリンクがあるるからそれをクリックして…え? 『なんとかじゃわからん』? なんて書いていたか忘れたよ。手元にXP無いし」
なんてことになっちゃうわけです。これと似たような会話をここのところ何度も何度もした記憶があります。
それだけだったらVMware上かなんかにXPをインストールしとけばいいかも知れませんが、まあ、そこまでやるならメインのOSをXPに一新しようと思いました。Windows 2000について聞かれることに備えて、そっちをVMware上に残しておけばいいかな、と。

そんなわけでXP化を図ろうと思い立ったわけですが、検討項目は大きく3つ。
まずは、XP HomeにするかXP Professionalにするかです。職場ではドメインに参加するためにXP Professionalにする必要がありますし、ノートPCもプリインストールされてきたのがProfessional版ですので、まあどれだけ意味があるかはわかりませんが、新規にデスクトップPCにインストールするXPもプロフェッショナル版にしておこうか、ということにしました。
次に、XPのライセンスをどうするかです。新規にライセンスが必要となるのは今書いたように家のデスクトップPCのみです。手持ちではWindows 98やWindows 2000のライセンスが余る事になるので、アップグレード版のXP Professionalを買えばいいかなあ、と思い値段を調べてみたところ2.5万くらいするようです。「そういやPCのパーツ、マザーボードとかディスクとかと一緒にOEM版Windowsも売っていたなあ、あれはいくら位するんだろう」と調べてみたところ、こちらは約2万で買えるようです。そんなわけで、ハードディスクでも新たに買って、一緒に買ったOEM版Windows XP Professionalをそれにインストールしちゃえ、ということにしました。
最後は、ブートマネージャをどうするかです。現状デスクトップPCにはWindows 2000のほかにも、別パーティションにWindows 98やLinuxもインストールされていて、Windows 2000はXPに置き換えるとしても、他のWindows 98やLinuxは当面消す予定はありません。そこで、これらのOSを切り替える必要があり ブートマネージャというソフトを使っています。私はずっとSystem Commanderという製品を使っていたのですが、ここのところこれのバージョンアップを怠っていました。私の持っている古いSystem Commanderで果たしてWindows XPが使えるのかどうか(多分問題無いとは思うのですが、いちいち調べるのも面倒だなあ、ということでこの際だからフリーのブートマネージャであるMBMに乗り換えることにしました。このMBM、仕事では使ったことがあって、ディスクのMBRに入るくらい小さいのにもかかわらず、一通りのことが出来て非常に優秀なブートマネージャだなあという印象を持っていました。この辺は売り物であるSystem Commanderが、プログラム全部をMBRに入れることが出来ず、OSがインストールされているFATやNTFSのパーティションを間借りするような格好なのに比べて、美しい構成である、と言えるかと思います。

そんなわけで、OEM版Windows XP Professionalを買ったときに抱き合わせ販売で買わされた160GBのハードディスク(←逆だ、逆!)をデスクトップPCに接続してパーティションを切って、MBMをインストールして、今回再インストールしないWindows 98やLinuxのパーティションをNorton Ghostでコピーして、それからXPのインストールをして、というところまでの作業が先ほどやっと終わったところです。あとはドライバとかアプリケーション関係のインストールとか、まだまだ先は長そうです。
ちなみに、これを書き終えたら、いまこの駄文を書いているノートPCの方のOSもXPにする予定にしていますが、果たして連休中に作業がすべて終わるでしょうか。しかし、それよりなにより、せっかく気候もいい5月の連休だというのに、なんで家に閉じこもってこんなことをしていないといけないのかなあ、とそっちの方に疑問が…。

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