新・闘わないプログラマ No.196

力仕事


先週どたばたとCPU交換をしたうちのPCですが、書き忘れていたのですけど、他にも新たに買った安物のケースの5インチベイにドライブが入らない、なんて問題点もあって、ペンチでケースを変形させたり、ヤスリを探し出して(←こういうときにまた見つからないんだよなあ、ヤスリ。普段ほとんど使わない代物だから仕方ないけど)ドライブの角の部分を削ったり、たかがCPUを交換するのに、私は一体ナニをやっているんだろう、と。
んで、CPU交換した後は、と言うと、これがもう今までのドタバタが嘘のように順調に稼動していたりして、その辺は拍子抜けだったりしたのですけど…ケースを替えて空気の流れが変わったせいか、PCの内部温度が10度くらい下がる、というおまけつき。
ただ、新たに買ったケースは、今まで使っていたやつより背が高くてラックに納まらないため、先週一週間はPC本体をラックの外に出して使っていたのですけど、さすがに邪魔なので、この週末にラックの棚板の移動をしました。このラック、鉄製のアングルと棚板を組み合わせただけのかなり無骨な物なのですけど、部品を買ってくればいかようにも形を変えられるし、頑丈だし、と私はとても気に入っています。ただ問題は、棚板の位置を変えるのが非常に面倒だということです。ラックの四方からビスで留めているため、ラックを移動させないと壁面に当たる面のビスの位置を変えられないのです。
しかもこのラック、件のPCの他にも、常時起動しているサーバ機とかもあって、サーバ機はできれば止めたくないし、配線は複雑だし、と見るだけでうんざりしてしまうような状況になっていて…結局、棚板1枚移動に半日を費やしてしまいました。犠牲は指の切り傷3ヶ所だけで済んだのは幸いでしょうか?

さて、「プログラマは肉体労働」などと言ったりして、しかも「プログラミングにアタマなんていらねーんだよ、体、カラダさえあればいいんだよ」などと言ったりもするわけですけど、まあこれは一面真実だったりもするかも知れませんが、だからと言って本当に「頭はいらない」で作られたプログラム、ってのもやはり困りもの…でも、世の中にそんなのがいっぱいあったりするんですけどね。
んで、そういう自分はどうなのか、と言うと…ねえ。何せ頭を使うより身体を使う方が好きな人間だったりするもので、いままでやってきた仕事を見ても、椅子に座ってプログラミング、なんてのは30分もじっとしてやっていられないのに対して、床を這いずり回って配線したり、沢山のパソコンの設置を手伝ったり、新規オフィス(MS Officeのことじゃなくて、要するに「事務所」のこと)の工事の現場監督らしきことをやったり、はたまた、ホワイトボードの前に立って一日中喋ったり、はっきり言って、私って「プログラマ」らしきこと、ろくにやってないですねえ。本当の意味での「肉体労働」ばっかり。

ところで、うちの職場(根っからのソフトウェア屋だったりするわけですが)などを見渡して見てもそうなのですけど、ハードウェア関連の仕事をやっている人たちのことをバカにする、っていう風潮が、特に年配者(っつーても35〜40歳以上くらいかなあ)に多いですね。
そういう仕事をしている人たち(社外の人が多いですけど)を「あいつら、肉体労働だもんなあ」とか、バカにしたような口調で言ったり。そういうテメーの作ったプログラムは「頭脳労働」って言葉ににふさわしいものなの…いやいや、なんでもありません。
まあ、メインフレームでCOBOLでプログラミングしていた頃は、コンピュータのハードウェアの知識も、ネットワークの知識も、そんなの何も知らなくてもそれなりに仕事が出来るようなふりが出来たりして、まあなんと言ったらいいか…。

さて話は、コンピュータとは全然関係無いのですけど、昨日、ひょんなことから折り畳み自転車を手に入れまして、持って帰るのに15Kmばかり自転車に乗りまして…いやあ、こんな長い距離自転車に乗るの、10数年ぶりなんじゃないか、と。
んでね、腕と腰が痛いんですよー。これ書いていてもつらいのなんの。よくよく考えて見たら、力仕事系が好きだ、という割には、最近机に座って…という仕事ばかりやっていたような。いかんいかん、こんなことだから身体が鈍ってしまうんだ。
しかし、この腰の痛さはいったいなんだ。ああ、もうダメ。

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