新・闘わないプログラマ No.137

情報を持ち歩く


ここのところ「欲しい欲しい欲しい欲しい」と言っていた、ノートPC用の20GBのハードディスクを買ってしまいました。土曜日に秋葉原をぶらついていて、三万円台の中ぐらいの値段で売っていたのを発見して、思わず…。まあ、このくらいの値段ならいいのではないか、ということで、衝動買いです。
私が持っているノートPCに付いてきたディスクは6GBで、買った当初(1年弱前)には、随分大容量だなあ、と思ったものですけど、「ハードディスクはどんなに大容量であっても、あっという間に容量不足に陥る」という法則にもあるとおり(←あるのか?)、かなりきつい状況になっていたのですよね。
そのうえ、先日このノートPC(OSはWindows98)で、でかいファイルのダウンロードとかしていて、もうあと数10KBでダウンロードが終わる、というときにOSがお亡くなりになってしまい、もーWindows9xはやだ、Windows2000にしたい、などと思ったわけです。
でも、ただ普通にインストールするだけで1GB程度必要なWindows2000を入れるだけのディスク容量が無くて、ずっと我慢していたのですが、先日のダウンロード事件もあって、衝動買いしちゃったわけです。

そもそも私は、ノートPCなんで出先で使うだけだから、できるだけ小さくて軽くて、ディスク容量なんでせいぜい500MBくらいあればいいんじゃないか、などと思っていた人間なのですけど、最近、考えを改めました。
ノートPCに、辞書事典類をはじめとする、いろいろな情報をいれておけば、出先でそれを参照できる。この便利さに慣れちゃうと、もっと、あれも入れたいなあ、これも入れておきたいなあ、などと思ったりしてくるわけです。
もちろん「インターネットで検索」などということも不可能ではないですけど、現状ではインフラがそれほど整っているとは言えませんし、情報自体も簡単に検索できるかどうか、という問題もあります。
例えば、百科事典を出先で参照できる便利さ、というに慣れちゃうと…
「そーいや、織田有楽斎って、信長の子供だっけ?」
「弟だろ?」
「えー、確か子供だよー」
「そんなこと無いってば。だって、淀殿が有楽斎のことを『おじ上』と呼んでたよ」
「それ、大河ドラマのはなし?」
なんて下らない話をしていたとして(実話です…しかし、なんの話をしてるんだ、私は)、百科事典をすぐに参照出来れば、こんなのすぐに解決できちゃったりするわけで…(平凡社「世界大百科事典」CD-ROM版 Ver.2.0より)

『織田有楽斎 おだうらくさい』
安土桃山・江戸初期の武士、茶人。信長の弟。幼名源五郎、のち長益。剃髪して如庵有楽斎と号する。

いやまあ、だからなんだと言われても困るわけですけど…そもそも、こんな下らないことに使っていて「便利だ」と言っても、全く説得力が無いのではないか、などと思ったりもするわけで…。
それはともかく、私が、いまノートPCに入れている、この手のやつを挙げると、

こうやって並べてみると、案外少ないですね。ディスクを20GBのやつに交換して、ゆとりが出来たら、もっといっぱい入れていこうと思っています。
とりあえず、英和事典は必須なのですけど、「リーダーズ英和」の新版のCD-ROM版って、まだ出ていないのでしょうか。それが出たら手に入れようと、ずっと待っているのですが…。
あとは、地図とか、理科年表(←何に使うんだ?)とか…。
ところで、いまも、この駄文を電車の中で書いているのですが、こうやって駄文を書きながら広辞苑はよく参照します。「あの言葉の意味はなんだっけなあ」とか、「この場合には、どっちの漢字を書くんだっけ」とか…。いやあ、便利な世の中になりましたねえ。
なお、そうやって辞書を引いているわりには、誤字脱字・意味の取り違え等が多いのではないか、というつっこみはご遠慮下さい :-)

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