思ツタコト No.7

正鵠を得る


某新聞社(特に名を秘す)が出している雑誌にあった表現です、「正鵠を得る」
「的を得る」ってのは、もう何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も見たり聞いたりしてますから、驚きもしないですけど「正鵠を得る」は初めて見ました。もしかして私が知らないだけで、もう一般に使われている表現なんでしょうか、某大新聞だし。

<USO800>
まとをえる【的を得る】
矢を射るための的がやっと見つかった状態。見つかったからといって、的を射ることが出来るかどうかはわからない。→「正鵠を得る」
(「新難解国語辞典」より)
</USO800>

言葉の間違いって恐いですよね。私なんか恐くて恐くて、とても人様に自分の書いた文章なんか見せらせませんです、はい(^^;)
有名なところでは、読み間違いでは「ふいんき」とか「じゅんぷうまんぽ」とか、書き間違いは変換ミスまで含めればいくらでもありますよね、「内臓ディスク」とか。「内臓を取り出して外付けにしたいんですが」とか言われるとかなり気持ち悪いぞ。書き間違いでも「独壇場」とか「一生懸命」はすでに誤りじゃ無くなってるのかな、MS-IMEでは一発変換したけど。

かく言う私は、高校生のとき授業で「重複」を「ちょうふく」と読んで教師から「ばか、それは『じゅうふく』だろ」と怒られたという暗い過去がありますが、こういう理不尽なことって結構覚えていますよね、前回のコラムで書いた「理科の実験」とかもそうですが。どうやったら私の汚名は挽回できるのでしょうか?(←これ、わざとやっているんだから、嬉しそうに指摘のメールとか送ってこないように(^^))

私自身のことを言えば、子供の頃からずっとそうなのですが、私は漢字を書くのが全然だめです。読むほうはそれなりに出来ると思っているのですが(ホントか?) 最近のように、文章は全部パソコンで書くようになって、もうだめです、小学校当たりで習う簡単な漢字すら書けなくなってしまっています。
仕事で、人前で話をしなければいけないことが結構あるのですが、ホワイトボードとか使って説明しようとしたとき、漢字が書けない(^^;) 慌てて、英語で書いたりしてなんとか凌いだりしていますけど、あれは焦ります。


補足
この件に関して、「『正鵠を得る』は正しい表現なんじゃないか?」というメールを頂きました。そういえば、かなり前にも同じような趣旨のメールを頂いたような……よく見たら「広辞苑」にも載ってますね。というわけで、ただ単に「私がアホだった」だけかも知れません。その記録として、ここはこのままにしておきます。

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