先日、某所から国際関係に関するアンケートを受けました。質問項目はもうよく覚えていないのですが、あまりに雑な問題設定というか、答えようの無い、無意味な項目ばかりだったのと、質問者の意図が見え見えだった(ある方向に回答を誘導するような感じ)ので、回答を拒否しました。
だって、一般論として戦争に賛成な人っています?あと、北朝鮮の金正日の総書記就任の是非なんて、そんなん答えようないじゃない、よその国のことだし。私だって、どんな戦争であれなくなって欲しいですし、北朝鮮だって平和裏に安定して欲しいと思ってはいますけどね。
まぁ、ここまで無意味なアンケートも珍しいのですが、だいたいアンケートって世論を探る、なんて目的ではなくて、自分たちに都合のいいように世論を誘導するときの根拠にしかすぎないですからね。
私、左寄りの政治姿勢の人からみると右寄りに、右寄りの政治姿勢の人からみると左寄りに、見えるらしいです。どちらの思想にも共感できるところもあるし、出来ないところもあるわけで、無条件にどちらかを支持することはしないので、そう見えてしまうようです。
先日、知り合いと話をしているときに、お札の肖像画の話になりました。そのとき私は、前から不思議に思っていることを言ったのです、「どうして、日本のお札って天皇の肖像を載せないんだろう。一番ふさわしいと思うんだけど」この一言で、私は思いっきり右翼扱いされてしまいました(;_;)
福沢諭吉や夏目漱石もいいけど(新渡戸稲造って誰?)、天皇ほどふさわしい人はいないと思うんだけどなぁ・・・。憲法にも、日本国および日本国民の象徴、ってちゃんと書いてあるじゃない、その「象徴」をお札の肖像画に使わずして、どうして福沢諭吉や夏目漱石なんだろ?
なんてことを言うと右寄りにされてしまうのですね。
最近書店をのぞいていると、渡部昇一センセをはじめとして「反・自虐史観」というか、そういう本がたくさん出ているんですね。私は、これには賛成できないところが多いなぁ〜。数字の些細な違いを穿り出して、日本がやった「悪いこと」をさも「そんなのたいしたこと無いんだよ」と言わんばかりに隠してしまう。殺したのが「何十万人」じゃなくて「何万人」だったらいいわけ?そんなの些細なことだよ。ほかにも、悪いことをしたのは日本だけじゃない、という論法、まるで悪いことをした子供が「だって、僕だけじゃないもん。○○ちゃんだってやっているんだもん」と言っているのと同じですよね。
なんてこと言うと、今度は左寄りにされてしまいます。
結局、私はどっちなのであろうか。