雑談(3月〜7月)

27、平成11715

獣医さんの診療報酬については、特に基準はなく、各獣医さんによって、ばらばらだそうである。過去には業界内部で基準を設けたことはあったらしいが、各病院の規模の違いによる不都合さや、また独占禁止法から問題があるということでやめになったそうである。

司法書士については、一応「報酬基準」というものはあるが、実際は、各事案、各司法書士によって、かなりのばらつきが生じる。

司法書士の報酬は、加算方式になっており、基本報酬・手続報酬については、基準通りであれば、そんなに差はないと思われるが、それ以外に、登記簿謄本を取得する報酬や、申請書以外の書類の作成報酬、それに立会い報酬や日当なども取れるようになっているため、このあたりで各事案・各司法書士によって、違いがでてくる。

この「報酬基準」は、以前、「報酬規定」となっていたが、独占禁止法に触れる(かも?)ということで、公正取引委員会から注意があり、「基準」となった(業界内部で、価格を決めるのは好ましくないということ)。したがって、あくまでも基準であって、これに従わなければならないという強制力はない。しかし、この基準からかけはなれた高い報酬を請求して、お客さんからクレームがついた場合などは、司法書士会からおとがめがある。新人は、回りの先輩司法書士から、いろいろ情報を仕入れ、だいたいの相場を知ることになるが、このあたりは一般の人からみると不明瞭で、不信感を抱きやすいところであると思う。司法書士会の研修で「報酬については、こまかくきちんと説明できるようにしておくこと」と講師の先生が何度も言われていたのを思い出す。

新人にとって、またお客さんにとっても報酬について基準があるということは、安心感につながるように思える。獣医さんのように基準がないとなると、「いくらにしようか」と悩むことになるし、客にとっても不安である。

26、平成11629

・新人は、どのような仕事でも依頼があれば、うれしいものだが、やはり仕事の中でも多少の好き嫌いは生じてしまう。司法書士のメインともいうべき不動産登記については、やはりじっくり取組め、お客さんといろいろ話ができる相続登記が好きである。商業登記も依頼があればうれしい仕事である。ただ、商業登記は、本人申請でなされる場合が比較的多いため、司法書士が仕事として受ける割合は少ない。その他、裁判業務や雑事件は、こちらが勉強になることが多く、やりがいのある仕事が多い。不動産登記の取引や担保設定などは、司法書士の仕事の中でメイン中のメインの仕事であるが(一般的に)、時間が決っており、かなり神経を使う場合が多いので(リスクが大きい)、ストレスのたまる分野ではある。それに金融機関や不動産会社を通じて行うことが多いので、お客さんと話す機会が少ない点に不満が残る。

・前職の時と比べて、子どもといっしょにいる時間がかなり増え、完全にマイホームパパ状態である(子どもにとってはうっとうしいかもしれないが)。この状態も捨て難いが、仕事の時間ももう少し増したい。6月ももうすぐ終り。

25、平成11610

自己破産申立中にもかかわらず、やはり最近の傾向で、取立訴訟を提起してくるサラ金業者がいる。しかもほとんど反論の余地のないように、きちっと利息制限法内の金利に引き直しての提起である。債務者にまったく財産がない場合は、こわくないが、働いていて給与がある場合が気にかかる。判決に基づいて免責の決定が出るまで、その給与債権が差押さえられるおそれがあるためである。生活ぎりぎりの債務者は、給与債権が差押さえられたりすると生活できない、またクビになるのではないかと非常に不安になる。もともと破産手続は、債務者の財産を債権者に公平に分配するという手続であり、同時廃止の場合も同様で、このような抜け駆け的な取立訴訟は許されないはずであるが、現状できることになっているようである(最高裁判例)。自己破産が急増し、それに対するサラ金業者の対抗であろうが、高齢で、月10万ほどの給与しかない債務者に対して、このような行為をするのはすこし行き過ぎで、個別的に考慮してほしいところである(サラ金業者にとってもほとんど利益はないと思える)。答弁書を書いてくれといわれているが、報酬請求はできそうもない(乗りかかった船)、トホホ、、。(私事)。

24、平成1161

ホームページを開設して、1年。ホームページを通じての仕事依頼は、5件程(抵当権抹消・親族間売買など)である。ホームページやEメールを通じて知合った人は、かなり多いが、やはり遠方がほとんどで、実際に出会った人は、6人ぐらいである。

私の回り(西宮界隈)の知合いの司法書士は、あまり興味がないようで、ホームページを開設しているということは伝えているが、見たという人はいない。営業ツールの一つとして有効なものであるから、と薦めたりはしているが、やはりなにかきっかけがないとむずかしいようである(それよりも私のように暇がないのかも、うらやましい)。

23、平成11427

開業して1年。計画していたよりは順調であるが、まだまだ暇な時間が多く、また安定収入になるような定時の仕事はないため、不安感・危機感は拭い切れない。

(停止していた挨拶回りなど、営業活動を再開しようかな)

(司法書士の弱みは、定期収入がないことである(水商売)。例えば、税理士であれば、顧問契約をすれば、定期収入となる。司法書士の場合は、特定の金融機関や不動産会社と取引があるといっても、それは事案が生じれば、仕事があるというだけで、定期収入とはいえない。そんなに取引先がない新人は、司法書士の仕事だけでは不安であるため、他に定期収入となるアルバイトなどをすることになる)

22、平成11425

当事務所にも自己破産申立書の作成の依頼があるが、サラ金の融資で、あきらかに過剰与信だと思われるケースが多い。年齢は65歳を超えており、これといった資産もなく、収入も生活ぎりぎりという人が、サラ金から200万円以上の借金をしていたりする。年齢の点や、一人暮らしということで、どうみても過剰与信と思われる。こういうケースは、あきらかに破産状態で、自己破産・同時廃止の申立をすることになるが、このような人からは、報酬は取れないし、そうかといって、依頼を断るわけにもいかず、持ち出しで業務にあたることになる。サラ金の与信審査は、自動契約機やテレフォンキャッシング等問題点が多く、過剰与信等による破産はまだまだ増えていくと思われる。

21、平成11310

1ヶ月ほど前、4歳になる息子がテレビを見て、けらけら笑っていたので、何?と聞くと、「トオチャン、これおもしろいでー。団子がかたくなるねん」というので、見てみるとなにやら単純なアニメで、「だんご」にひっかけての軽快な「タンゴ」のリズムで音楽が流れていた。今話題になっているだんご三兄弟である。「ほのぼの」調で好印象はもったが、ここまで話題になるとは思っていなかった。

インターネットで音楽がダウンロードできるようになり、うわさでCDが消滅?とかささやかれているようだが、今のところこれでCD業界盛り上がっているようだ。

新聞配達人の独り言 sinnbunn.htm

zatudan.htm