作成したプロットは、FAXで制作会社に送ります。 もちろん、脚本もFAXで送るわけですが。 制作会社の方で、送られてきたものを更にテレビ局や広告代理店の担当プロ デューサーにFAXします。 FAXが普及する以前は、制作会社の人間が脚本家の自宅まで取りに来たそ うです(私がこれをされたのは2度だけ)。 ですから脚本家にとって、FAXは必需品。 私も脚本家になってまず買ったのが、留守番電話とFAXでした(当時は留 守電つきFAXはなかった)。 留守番電話にしたのは、いつ仕事関係の連絡が来るかわからなかったから。 当時はバイトをしてて、家を空ける事も多かったですからね。 無論、パソコンから直接FAXできるソフトを持ってる場合は、わざわざF AXを買う必要もありません。 私も現在はFAXソフトを使って、原稿を送っていますので、ウチのFAX (三代目(^^;))は受信専用になっております。 電子メールで受け付ける会社もありますが……そんなに多くないです。 個人的には、あまりメールは好きじゃないですね。 改行位置とかずれてしまうし……。 まあ人それぞれでしょうが。 FAXするのは、会議の前日が理想。 会議出席者が、事前に読む時間が必要ですから。 当日の朝でも、特に問題はないでしょう。 原稿はできたものの、FAXする時間がない……という場合は、会議に原稿 を持ち込む場合もあります。 その際は、その場で原稿をコピーして、出席者に配ります。 ただ、会議の場所近くにコピー機がない場合もあります(喫茶店等で会議を 開く場合)。 その時は、会議に行く途中で自分でコピー機のある店を探して、人数分コ ピーして持って行くしかないです。 そういうのはまったくの無駄な出費ですから、やはり原稿は早めに送った方 がいいですね。(つづく) |