脚本ができるまで.その8


原稿の送信
 作成したプロットは、FAXで制作会社に送ります。
 もちろん、脚本もFAXで送るわけですが。
 制作会社の方で、送られてきたものを更にテレビ局や広告代理店の担当プロ デューサーにFAXします。
 FAXが普及する以前は、制作会社の人間が脚本家の自宅まで取りに来たそ うです(私がこれをされたのは2度だけ)。
 ですから脚本家にとって、FAXは必需品。
 私も脚本家になってまず買ったのが、留守番電話とFAXでした(当時は留 守電つきFAXはなかった)。
 留守番電話にしたのは、いつ仕事関係の連絡が来るかわからなかったから。
 当時はバイトをしてて、家を空ける事も多かったですからね。

 無論、パソコンから直接FAXできるソフトを持ってる場合は、わざわざF AXを買う必要もありません。
 私も現在はFAXソフトを使って、原稿を送っていますので、ウチのFAX (三代目(^^;))は受信専用になっております。
 電子メールで受け付ける会社もありますが……そんなに多くないです。
 個人的には、あまりメールは好きじゃないですね。
 改行位置とかずれてしまうし……。
 まあ人それぞれでしょうが。

 FAXするのは、会議の前日が理想。
 会議出席者が、事前に読む時間が必要ですから。
 当日の朝でも、特に問題はないでしょう。
 原稿はできたものの、FAXする時間がない……という場合は、会議に原稿 を持ち込む場合もあります。
 その際は、その場で原稿をコピーして、出席者に配ります。
 ただ、会議の場所近くにコピー機がない場合もあります(喫茶店等で会議を 開く場合)。
 その時は、会議に行く途中で自分でコピー機のある店を探して、人数分コ ピーして持って行くしかないです。
 そういうのはまったくの無駄な出費ですから、やはり原稿は早めに送った方 がいいですね。(つづく)


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