脚本ができるまで.その1


概略
 まず、大雑把な流れを書いておきます。


   (1)仕事の依頼が来る。
     ↓
   (2)資料が送られてくる。
     ↓
   (3)発注。
     ↓
   (4)プロットを書く。
     ↓
   (5)プロット打ち合わせ。
     ↓
   (6)シナリオを書く。
     ↓
   (7)シナリオ(初稿)打ち合わせ。
     ↓
   (8)シナリオを直す。
     ↓
   (9)シナリオ(第2稿)打ち合わせ。
     ↓
   (10)さらにシナリオを直す。


 テレビシリーズの場合はこの後、(3)〜(10)が繰り返される訳です。
 またこのチャートではシナリオの直しが2回しかないように書いてますが、あくまでもこれは目安。
 実際には3回、4回と直しを繰り返すこともありますし、たまには1回とかほとんど直しなし、という事もあります。
 なお、直しがほとんどない場合は、うれしさのあまり踊り出したくなります(いや、人前で踊ったことはないけど(^^;))。
 あまりに直しが多いと……とっても悲しくなります(;_;)。
 悲しいだけならまだしも「この脚本家は、この作品に合ってないのでは?」と周りから思われ、首を切られる可能性もあるので、問題は深刻です。
「だったら最初から、一発でOKが出るような脚本を書けばいいのに」と言う方もいらっしゃるかもしれませんが……「それができたら苦労しない!」

 では次の発言から、流れに沿って詳細に説明していきたいと思います。
 専門用語に関しては、その時々に説明していくつもりですが、それでもわからない用語がありましたら、遠慮なくご質問下さい。(つづく)


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