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ユキさんからのボイスメッセージ

昨年の応援FAXに続いて、今年はユキさんからカセットテープでの応援メッセージをいただいた。闇太郎とのインタビュー形式で始められ、質問に答えていくユキさんの声が、ラジカセから流れる。みんな水をうったように静かに聞き入る中、闇太郎とユキさんのやりとりに、時々笑いがおこる。テープが終わると、参加者からは「ほんとに女の人だった」との安堵のため息が洩れた。だが声の高い男の人である可能性や、ボイスチェンジャーを使った男の人である可能性を、決して忘れてはいけない。

応援メッセージの内容

〜於・ユキさんの仕事場〜


ユキさん、参加者のみんなにご挨拶を。
「えっ…ユキです」


ふつうですね(笑)。
「ふつうですよ私は。何だと思ってるの?」


……。で、では質問をしましょう。ビデオキッズはお一人で作ってらっしゃるのですか?
「そうですね。基本的には私が全部書いてます」


どのぐらいの時間がかかりますか?
「ハガキを読み始めてから、原稿を入れるまでは2週間ぐらいですね」


はがきはどのぐらい来ますか?
「だいたい段ボール一箱ぐらいかな」


全部に目を通されているのですね。
「それが一番大変ですよ(笑)。まあ、楽しみでもあるんですけど」


イラストの方が多いですか?
「そうですね、点数で言えば多いかな。ハガキっていう描きやすさもあるんだろうし。男女比は、どの雑誌の投稿コーナーもそうなんだけど、やっぱり女の子が少し多いです。でも、アニメ雑誌の中では男女差は無い方ですね。でもやっぱり、イラストは女の子が多いかな」


投稿者の年齢層はどのぐらいですか。
「十代後半が中心ですね。最年長は三十歳以上の人もいらっしゃるし…。でも、四十歳でも投稿はOKよ(笑)。最年少は最近、小学6年生のコが載ってるよね。まあ、小さいコには入りにくいコーナーかもしれないわね。でも読んでもよし、参加してもよしのビデオキッズですから、誰でも投稿してほしいです」


最近投稿の多いアニメ作品は?
「またそんな意地悪な質問を(笑)。そうね、「リューナイト」が多いわね。「闘神伝」もちょっと出てきたわね。これからは「サイバーフォーミュラ」が増えると思うな」


インパクトのある投稿者は居ますか?
「最近は「こ、こいつって…」ってのはいないかな。ちょっと前まで1人強烈なのはいたなぁ。そいつの投稿は全部まとめて封筒に入れてて、ネタが全部牛乳パックをハガキ大に切ったものに書かれていたり(笑)。そのうちそれは大学の受験票の切れ端に変わったけど」


(爆笑)
「それが2年ぐらい続いたの! 彼、職業が
七浪生≠セったわよ、確か。すごかったわ、あの人は。今は晴れて大学生みたいだけどね」


今、親衛隊長はだいぶ増えましたね。
「そうですね。ありがたみが薄くなってきたかなー(笑)。なんといっても、豪華賞品がありますから」


ビデオキッズ出身のプロ作家も出ていま すね。
「感無量です。ここを足がかりにして、技術を磨いている人もいて、うれしいです。みんながんばって投稿してください」


では最後に、お茶会に集まったみんなへのメッセージを。
「事前に実行委員会へ送ってもらったアンケートを見せてもらって、みんなとてもアニメVを大事に思っていることがわかって感動しています。第1回で初めて会った同士が、たくさんお友達になれたと聞いているので、今回も負けないぐらいたくさん友達を作ってくれればいいなと思います。まだ誰ともお話をしていない人もいるんじゃないかな(笑)。右隣や左隣の人とはどうですか? タイプじゃないなんて言うんじゃないでしょーね(笑)。気軽に声をかければ、とても素敵な人かもしれないので、たくさん声をかけてね。とにかく、こういう機会は滅多にないのだから、恥ずかしがらずに積極的にお話ししてください」


また、お茶会の様子をネタに投稿してもらえるといいですね。
「うん、もちろん。あと、みんなたくさんアニメビデオを観てほしいな。普通のネタも楽しいけど、せっかくのOAV専門誌だしね。みんなでアニメを観て、楽しいビデオキッズ作りに参加してください。それが私の楽しみでもありますから」