まず、ツアーの申し込みから。5月の下旬にインターネットで検索して見つけました。いくつかの旅行会社のサイトを見ていて、ポルトガル・ツアーのなんと少ないことか。若干、スペイン、ポルトガルってのがありましたが、ポルトガルはリスボン1泊のみって感じ。結局、今回のN社さんと他社の純粋ポルトガル・ツアーを比較すると・・・、異様に安いN社さん。1人参加の割り増しも安い。金額に不安は感じたものの、貧乏人には選択の余地なし、ってことで即電話。出発日で金額が違うのは当然ながら、一番安い日を選択。第1希望出発日は締め切り後(実はそうではなかったらしい、あとネタあり)ということで、第2希望に。「出発日まで1か月切ってるからキャンセル料発生しますよ」といわれても、行くと決めたら行く。
数日後に資料が届き、申込書、パスポートのコピーなど返送。出発1週間前ぐらいに添乗員さんから電話がありました。ツアー参加はほとんど初めてみたいなもんだったので、こんなものなの?て感じ。
海外旅行保険は・・・今回はケチってしまおう・・・。
2000年6月半ばのとある日。出発の日。日本は当然、梅雨まっただ中、その上、むちゃくちゃ寒い。雨の早朝、大きな荷物を担いで成田空港目指して出発。荷物を減らすために、長袖の服は最小限しか詰めていなかったので、電車の中にエアコンが入ると、「このくそ寒いのにエアコンかぃ!」と思いながらも、除湿の必要性は認めねばならず、「この先ずっと寒かったら・・・」と激しく不安。しかし、凍えるまでにはいたらず、成田空港には集合予定時刻の1時間前には着いてしまいました。
成田第一ターミナル。今回のように、純粋なパッケージ・ツアーというのは初めての体験だったので、集合の点呼などの手続きの想像がつかず、周りの様子をしばし観察。
いや、まず、喫煙所にてたばこを一服したことはいうまでもありません。これから長い禁煙地獄が始まるのですから・・・。
それから、両替のことも頭にありました。数日前、東京三菱銀行に電話をかけ確認。「ポルトガル・エスクードを買いたいんですが・・・」。すると、「日本の銀行で扱ってるところはないと思いますよ。もしも、どうしてもというのであれば、在日のポルトガルの銀行で、もしかしたらお求めになれるかと思います」。まぁ、しかたがない、成田で出発前にできるなら・・・。しかし、だめでした。ターミナルの銀行も扱ってない。現地に着いてから両替するしかない。
待っている間、それほど退屈しないですんだのは、まぁ、よくあることですが、大声で怒鳴りだした客がいたんですね。70がらみ、着物に長髪の白髪をポニー・テールよろしく後ろに垂らし、帽子をかぶった、いわば洒落ものの爺さん。どこの航空会社かは確認できなかったが、ファースト・クラス客であったよう。なにがご不満だったのかもさっぱりわからなかったけれど、対応する係の人をおまえ呼ばわり、バカヤロー!なんて声も聞こえ、みんなそっちを見てるし、野次馬も集まりはじめ・・・。結局は、係の人(体格がいい男性2人)に連れられて、大声でののしりながら御退場されました・・・
さて、様々な旅行会社のツアー参加者が集まっては行列を作り、荷物の重量を計って(いるらしい)、カウンターの方に進んでいく様子を見ながら、「そのうち人が集まるかな」などと、ベンチに腰掛けて待つことしばし。まもなく集合時間だが、私の参加するツアーのバッジや手荷物タグをつけている人が集合する様子はない?ここで初めて気づいた、まず、カウンターに顔を出すのだと。長い行列の最後尾に並び、「何のために早く着いたんだ」とあきれているうちに重量測定のところまで到達。前に並んでいる人たちは、旅行会社の日程表を係りの人に見せていたようなので、取り出してみせると、「チェック・インされるお荷物は?」と訊かれ、「キャリー・オンです」と応えると、「**番カウンターです」といわれ、いわれたカウンターに向かいました。
さて、カウンターには今回同行される添乗員のKさんが受付作業をされてました。私よりいくつか年上とおぼしき華奢な女性。添乗員の激務に耐えるのだろうかなどと思いながら、「おはようございます、よろしくお願いします」、「パスポートを確認させてください」、「チェック・インされるお荷物は?あちらのカウンターで手続きしてください」、「いや、キャリー・オンです」、「あら、荷物がどこかいっちゃう心配がなくていいですね」、「**:**に****にもう一度集まってください」。と、ありきたりな受け答え。
最後に二つ質問を。「今日参加されるのは総勢何名になりました?」、「24人です」。「両替はどうしたらいいでしょうか?」、「現地でしていただくことになります。リスボンに早く着くようであれば空港で、遅れがでたりした場合は、申し訳ありませんがホテルで、ということになるかもしれません」。了解、了解・・・。せめてドルでも買っておいた方が身のためか??とも思ったが、両替の窓口で並ぶのも面倒だったのでやめることに。
再集合で、全員の顔がそろいました。お一方、遅れるという話でしたが、どうやら間に合ったようでした。
想像通り、定年前あるいは定年後とおぼしきご夫婦、ご婦人のグループが多い。あと、母娘らしき一組、後は私も含めた単独申し込み組、若い娘、同世代と思われる男性、ずっと年上の男性が何名か。まだ全貌はつかめない。変わり種が新婚さん一組。新婚旅行でポルトガルってのは・・・、なんて思いながら搭乗券を受け取ってセキュリティ・チェックへ。毎度のことながら、ベルトにつけたキー・ホルダーとポケットのライター、携帯吸い殻入れをトレイに載せ、持ち込み手荷物をコンベアに。O.K。続いて出国手続きへ。
ヨーロッパ線のラッシュ・アワーだから延々待つのは覚悟、と思っていましたが、第2ターミナルとは違い、がら空き。拍子抜けした出国手続き。ほかの皆さん、早速、免税店へと足を向けていらっしゃる。わたしゃ、用がないからゲートに向かう。
第1ターミナルは工事中でNorthwestなどは延々歩かなければならないが、BAはそっちのゲートじゃなくてラッキー。が、ゲートのそばには喫煙所がない、探すことしばし、ちょっと戻ったところにありました。じっくり(みみっちく?)味わって、再度ゲートへ。
出国手続きの空き具合同様、ゲートも閑散とした雰囲気。予定時刻に搭乗開始。座席はDコンパートメントの**F。せめて通路側のGがよかったなぁ、と思いながら着席。早速スリッパに履き替え、おくつろぎモード。しかし、ここで人の話をしっかり聞いていない間抜けさが露呈。添乗員さんがあらかじめ、グループ、男性、女性で席あわせをしていたのでした。それを知らずに座っていると、後から別の人が困惑気味に「あれ、Fですか?・・・あぁ、いいです、いいです」といってD席に。不安に思い、搭乗券を取り出すと、搭乗券の隅に赤ペン書きで**Dとあり。なんと、通路側だったのではないか。まぁ、しかたがないか、ほんの10時間ほどの辛抱・・・。
離陸は若干待たされたが、ラッシュ・アワーの成田ならこのぐらい当然。ついに日本脱出だぁ!
水平飛行にはいると添乗員のKさんが早速回ってきました。いきなり困惑気味。自分の組んだ座席の通りに座っていないためらしい。「・・・席合わせておいたんですが、まぁ、こちらはお一人の方だけなのでこれでよければ・・・」。了解、了解・・・。
機内は完全空調(当たり前)で、やっぱり寒いくらい。早速膝掛けを肩から下にかけて、防寒。
飲み物(止せばいいのにジン&トニック)、昼食(魚、和食)、免税品販売(わたしゃ、関係ない)と、通常の機内サービス。さて、さて、映画は?と機内誌を見ると、"007
The World Is Not Enough"、"Simpatico"、"Galaxy
Quest"。機内上映映画はとりあえず観てしまう性格。でも、夕べ、実は・・・、徹夜しちゃったんですよねぇ。なんでって、中途半端な時間まで起きていてしまって、「今から寝たら、明日起きられない」という恐怖に駆られて・・・。その割に、眠くならなかったのはポルトガル行きでテンション上がってたからでしょうか・・・。
結局3本ともしっかり観てしまいました。一応感想はというと、007はおもしろかったかな、でも、私くらいの歳だと、ショーン・コネリー、ロジャー・ムーアがなつかしぃ。"Simpatico"はアメリカはケンタッキー・ダービーが関わる話だったが、いまいちかな。"Galaxy
Quest"はしょうもないSFコメディだったが楽しく観させていただきました。
席が通路側じゃないときは、トイレに立つのが面倒なので水分の摂取は控えないと・・・。しかし、機内は乾燥してるからどうしても水がほしくなる。客室乗務員が来る度に水をもらって、でもなぜかトイレには行かずに済んでしまいました。
さて、軽食(内容は覚えてない)、イギリスに入国する人に入国カードが配られ(そうです、わたしゃ入国しません)、着陸。ロンドンはいつものように(って、1回しか行ったことない)曇ってました。緑の多い中にイギリスの町並み、いいですねぇ。
ターミナルを移動、何せ世界一大きなヒースローですから大変、とはいってもバスに乗っての移動ですけどね。リスボンへの乗り継ぎ便もBAなのでチェック・インの必要はなし。ロンドンの厳しいセキュリティ・チェックで、「こりゃ、なんだ?」、「ポータブル・アッシュトレイだよぉ」。時計の時刻を8時間戻して(普段しないんですけどねぇ)。だが、ターミナルに着いてもゲートの表示が出てない。しばらく解散。久しぶりの(!)たばこを吸い、トイレに行って、免税店を一回りしてみてもまだ出ない。おとなしく腰掛けているしかないか。仕方なく、周りの様子を眺めると、さすがヒースローには日本人の姿が結構見受けられますが、このターミナルは比較的少ないのでは?
結局、出発30分前、再集合時間になってようやくゲートの表示が。BAはそういう会社かぃ(そういう会社なんです、いや、会社でもないといわれているそうな、あとネタあり)。ゲートにいってちょっと待つと搭乗開始。B757は初めてだぁ。しかも通路側、ラッキー。シートが堅めでお尻が痛くなりにくい。ほとんどロスなしで離陸。また、軽食、ふぅ。ほとんどブロイラー状態。
窓の外を見ると緑の大地、イベリア半島の上空かしら。しばらくすると海の上を飛んでいる。大西洋ですねぇ。だんだん高度が下がってきて、いよいよポルトガル。街の色合いがなんだか柔らかい。屋根が明るい茶色というか、オレンジ色というか。もう20時過ぎてるのに太陽はまだ沈んでない。着陸。予定より早い、いいことだ。しかし、妙に閑散とした空港だなぁ。
バギジ・クレイム、あたしゃ関係ない。一人なら、さっさと出発できるのに、ツアーですから辛抱、辛抱。おっと、この隙に両替を。いくら両替しましょうか。「カードはどのくらい使えますかねぇ」と添乗員のKさんに訊くと、「リスボンなどは大丈夫だけど、ほかの街は・・・」、ということで、お土産たくさん買う訳じゃないけど\20,000しときましょうか。残ったら・・・残ったとき(実は残らなかったんですね、これが・・・、あとネタあり)。ただし、再両替は大損だそうだから、それは心して・・・。
両替窓口のおねぇちゃん、作業遅いぞ。終わってレシート見たら名前の綴りが・・・。理解できないと思って一文字ずつ綴りをいったのにTもBもEになってる。発音悪いせいですね。パスポート見せればよかった、ってどうでもいいことですけどね。1$=約\0.53。添乗員のKさんの話によると、ゴールデン・ウィークの頃、来たときより\が高くなってたとのこと、まぁ、頻繁にくるわけではないのでこれまた関係ないか。たばこを吸って他の人を待つ。この国はたばこは大丈夫そうだねぇ。
全員の荷物が無事に出てきて(!)、両替も済んでいざホテルへ。おぉ、いつの間にか外が真っ暗になってる。21時過ぎ。
大型観光バスに乗り込む。ポルトガルにいる間中、このバス、このドライバーさんだそうです。ホセさん、よろしくねぇ。この人数でこのバスなら快適に過ごせそう。ホテルはリスボン空港から15分くらいのところ。
ロビーでしばらく待つ。明日の朝食、集合時間、部屋番号を聞き、フロントでキーをもらって部屋に。ありゃりゃ、鍵がちゃっちぃ・・・。まぁ、盗まれて困るものなどパスポート、現金、カメラぐらいしかないけれど・・・。添乗員のKさんのアドヴァイスに従い、水周りのチェック。O.K。あれ、冷蔵庫はないのね。そのかわり24時間ルーム・サービスがある。随分安いのねぇ。
さて、いつもの儀式。部屋の写真撮影。窓から夜景も。一人でツイン・ルームは広くていいなぁ。風呂に入ってCNNでも観るか・・・、おぉ、BBCがある、そっちにしよう。しばらく観てると、英語わかんないからつまんない。チャンネルをいじると、ありゃ、フェリーニの白黒映画、「8_1/2」かな?でも、ポルトガル語字幕のイタリア作品は・・・。しばらく画面を眺めて眠りに落ちました。おっと、明日は7時起きね、モーニング・コールは7時半といっていたけど。目覚ましちゃんとかけて・・・、朝食も7時開始だし。36時間以上寝てないけど大丈夫かしら・・・。
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