2008/7

--------------------------------------------2008/7/31
電車の中の中学生が言っていた「お疲れちゃん」とはお笑い芸人のギャグですよ、と、とある方から知らされました。
さすがにその手の番組をみない私にはわからなかったな。失礼しました。
Sさん、情報、ありがとうございました。
いま、18日、19日のボナペティライブの台本制作中。一人語りの三咲さんとコントのモロ師岡さんの台本はすでに手渡し済み。
あとは手順やら順番やらの台本だ。
ホストがメインの仕事の私だけど、今回、久しぶりにゾンビボールを披露しようかなと考えています。
金属のボールが浮遊して、マジシャンと戯れるというスタンダードなマジック。
私の好きなマジックはチャイニーズ・リンキングリングとこのゾンビボールだ。
ともにシンプルな芸だから、逆にマジシャン自身がかなり前面に現れてしまう不思議なマジックだ。
両方とも、そこそこの手順なら、少しの練習で簡単にできてしまうのだが、突き詰めていくと奥が深く味わいのある芸だと気づきだすと、いままで舞台でやっていたのが恥ずかしいと感じる芸である。
素人の人が、どこかの寄席でリングのマジックを見て「ああいう仕掛けだったんだ!」とばれてしまった話をきいたことがある。
マジシャンがその芸を見ていたらこっちが恥ずかしいと思う芸でもある。(なんじゃそりゃあ)
つまりある程度は簡単に会得しやすいが、その反面、「リングができる」と勘違いしやすい芸でもある。
リングはシンプルなトリックで何百年も続いているマジックだが、一方のゾンビボールもシンプルなトリックという点では同じだ。
こちらは何百年ではないが、考案されて60年ほどたつらしい。
スタンダードマジックの中では新しい方かもしれない。
もともと舞台で演じていたフローティング・ボールを、布を使うことによってナイトクラブやキャバレーで演じることができるようになったというもの。
こちらも簡単にできると勘違いしやすいが、難しい芸である。
タネは演技を見ていれば想像はつく人もいると思うが、そのタネを知っても驚くというゾンビボールのマジックもお楽しみください。
人から聞いた話だが、大昔、江戸っ子が隅田川花火に友達を招待した。
川縁の料理屋で接待する自分は花火に背を向けて、招待客は料理とお酒を楽しみながら花火を見るという嗜好。
背中で大きな音が鳴ると「今のは三尺玉だな」と言うだけで、花火の色が客人達の顔を照らそうが、意地でも花火を見なかったという。
江戸っ子の馬鹿さ加減と、まさに「粋」がる姿は、尊敬に値するね。
↓写真は現代の花火風景。
自分は一緒に楽しまずに接待に徹する――ある意味、マジックショーの司会に通じるものもあるのかなあ、と感じた。
明後日は銀座シグナスのジャズ&マジックライブです。どうぞお越し下さいね。私も行きまーす。
--------------------------------------------2008/7/29
心配していた巨匠から、なんとアメリカから電話があった。
「いまお別れバーティ中なんだけど、タバコ吸いたくて外にでてきたんだよ」とのこと。
あまりにも携帯の音がクリアなので、ホントは調布で飲んでいるのかと思ったくらいだ。
その翌日、無事に帰国しました。
マジックランドも今日から開店しています。
ボナペティライブの予約も再開していますのでよろしくお願いします。
大酒飲みで世界第二位で東京リンクの会長のユミさんに会った時、
「ボナペティライブにぴったりの美人のマジシャンがいたわよ」
「へー、何やるマジシャン?」
「確かリンキングリング。学生なんだけどね、すごく可愛くて、顔ばかり見ていた」
「それは見てみたいなあ、なんていう人?」
「さあー」
「リンキングリングかあ。何本リング?」
「さあー、顔ばかりみてたから」
「あんたはオッサンか!! ほんとにリングなんだろうね?」ときくと。
ユミさんは、八海山をぐいとあけながら…「さあー」
「さあー、かい!」、卓球の福原愛か!
どなたかその可愛い女子大生マジシャンを紹介してください。
ヒントは「顔が可愛い」、演目は「リンキングリング(おそらく)」
ジャマライブVol 48は、8月2日(土) 銀座シグナスです。今回は土曜日ですよ。
1ST 7:30〜 2ND 9:20〜
チャージは¥2500 さらにお通しが¥1100 食事飲み代もプラスされます。銀座価格ですいません!
予約は03−3289−0986です。
--------------------------------------------2008/7/26
アメリカのコンベンションに行っている巨匠・高井K一郎先生は元気かなあ。
――大人は自分で判断する。
プロマジシャンを長くやっていると、アマチュアマジシャンから質問をされることが多いにある。
重要な質問もあれば、そんなの自分で考えたら?ということもあるが、親切?な私は丁寧に答える。
本当は丁寧に答えるのは本人の為にならないのだ。
自分で切り開いていくという精神が生まれなくなるからだ。
極端にいえば、「ステージに出るのには、右足から出るのですか左足から出た方がいいのですか?」という質問だ。
どっちでもいいんじゃよ!! ぴょんぴょん飛び跳ねて出てもいいんだよ! さっさと出ろ! と言いたくなる。
今の世の中、いい歳をしているような大人でも、子どものようなのが多すぎる。
――大人は自分で判断する。自分で判断できるのが大人だ。
しかし、もっと重要なのが、思いやりだ。
これがないと自分でいいように判断して、ナイフを持って外に出ることになるのだ。
ちなみに僕ちゃんはまだ子どもでーす! と宣言しておこう。
注:飛び跳ねてステージに出てはいけません。身体に仕込んだマジックのタネが全部落ちますから。
ひとりコントのモロ師岡さんから2ヶ月ぶりにメールが入った。
立山の過酷な映画ロケ現場からやっと携帯のつながるところまで下山してきたという。
まずはおめでとう。
メールには「――ライブには行きます」とあったけど、来てもらわなければ困るんだが。。。まさか見に来るんじゃないだろな。
その映画は明治、日本地図作成のために命を賭けた人々のお話。
新田次郎原作「劔岳(つるぎだけ)、点の記」。来年6月公開である。
三遊亭圓生師匠の落語CDとお酒と並べて撮ってみました。本当は泡盛がベストなんだよね。
豆腐ようは楊子で少しずつ食べるべしとある。
味は、そうだね〜、豆腐のくさったようなもの……それじゃあ「ちりとてちん」だ。
--------------------------------------------2008/7/24
コンビニ強盗の最中に大地震があったらどうなんだろう。
店員と一緒に机の下に隠れるのかなあ。そして収まったら再開して、「金をだせ」っていうのかな。
そんな防犯ビデオあったらすごいな。。。。
――不謹慎でした。
金メダルを囓る(かじる)というパフォーマンスは最初に誰がやったかは知らない。
でも、マジックの世界では私の尊敬する名人フレッド・カップスだろう。
お札を数えているうちに突然に手に大きい金貨が現れる。
おや、なんだろう、といって囓ってみるのだ。
30年以上前にそのアクションを見たとき、思わず笑みがこぼれた。
不思議なことをやっているのに笑みがこぼれる――最高の演技ではないか。
それ以来、そのような味のあるマジックを私は目指しているのだ。
マジシャン自身も観客も、その不思議な現象に一緒に驚く。
その演出には、舞台と観客との物理的な結界はあるけど、心理的垣根がないという、理想のマジックショーになっている。
この夏のオリンピックでもその囓るアクションは誰彼もするだろうが、ひとりでもいいから、囓ったら欠けた、というマジックをしてほしいなあ、と思う。もちろんその金メダリストも驚くのだよ。。。
ああ、今は亡きフレッド・カップスが懐かしい……。そしていまだ遠い……。
街を歩けば、携帯で会話している人、メールをしている人。
駅や電車でも、携帯メール、ゲームをしている人ばかり、まったくお互い関わりなくこの大都会の雑踏を縫って生活している。
人と人と関わるのが唯一、通り魔だけとさえ思える。
いやな時代だけど、本当にまわりに注意して歩かなければならない。
刑事のごとく辺りに気を配って生活しなければならないのだ。しかも暑いし……。
みんな細心の注意をして生活していこうじゃないですか、それしか方法がない。
そんな昨日の電車の中のこと。
3人の中学生が、とある駅での別れ際に、仲間に「お疲れちゃん!」といってサヨナラをした。
お疲れちゃん!――なんというおもしろい言葉だ。本来は「お疲れ様」。
たしかに様をちゃんにかえてもいいではないか。
お疲れさん、ともいうのだから。お疲れ君!でもいいのだ。
なぜか電車の中で笑みがもれたよ。
暑いので皆さん、お疲れちゃん!
--------------------------------------------2008/7/22
いっけねー。まだイベントがあった!
ジャパン・マジック・コンベンション2008です。
●8/8〜10。
東京九段会館。ナポレオンズが出演するのは8/9(土)の「世界のマジックショー」です。
その日のみのチケット購入可能です。
前売り、1F席¥6000、2F席¥4000 問い合わせは社団法人日本奇術協会。03−3361−5221
↓さっき放送が終わったばかりの「スッキリ」の中での料理。私が本番直前に撮った生写真です。
私は料理ができないので、全部、グッチさんと小石が作りましたよ。飲んで試食したのみ。
うまかった!
ロケ地は小田急線祖師谷大蔵駅。ここには奇術研究を発行していた「力書房」というマジックショップがありました。
専修大学も同じ沿線上にあったので、よく通ってるうちに、道具製作のアルバイトまですることになったのですよ。
もう30年以上前の話です。時々、初代天功先生のイリュージョンも作ったことがありました。
当時よく行った寿司屋さんはいまだあり、顔を出したら喜んでくれましたよ。
あ、いかん、そろそろ歯医者予約しないと。
なんやかんやで時間がない。いまだ治療進行中なのに。
--------------------------------------------2008/7/19
エッセイ集・1の「中華風マジック料理法」は、あとマジックランドにある数冊のみとなりました。
ありがとうございました。(二刷りの予定は今のところありません)
エッセイ集・2はMUMに連載していた<Jazz Bar 「飲(のん)」の人々>の予定です。
連載は7話までしかありませんでしたが、8−12話まで書き下ろしました。
ジャズ・バーに来るマジシャンとバーテンダーとママとのマジック談義の中にマジックの真実が見えてくる、という内容です。
もうひとつイベントがあったのでお知らせします。
俳優の水木英昭プロデュースのライブがあります。
水プロメンバーとゆかりのある俳優さんやミュージシャン総出演のライブです。
私も出演してマジックともちろん歌もうたいます!!
●サマーカーニバル2
8/4(月) 六本木スイートベイジル。オープン18:00 スタート19:00
¥5000(飲食別) 予約専用コール:03−5474−0139
イベントを時系列に並べると、
8/2 ジャマライブ・銀座シグナス
8/3 UGMコンベンション・名古屋
8/4 サマーカーニバル2・六本木スイートベイジル
8/18、19 ボナ・ペティ!★ライブ
8/29 ジャマライブ・菊川なあーじゅ
となります。
ハンドルネーム・アタリメさんから「ボナさんが雑誌に載ってるよ」というので買ってみた。
↓あれー? 取材も断りもなくて、載せていいのか?
「書斎がいらないマジック整理術」からの引用だったけど…。上から3人目が私。
今日は久しぶりのバンド練習だ。
歌わなきゃあ。。。。。
「僕は華があるうちにやめるんじゃなくて、落ちぶれてボロボロになっても投げ続けようと決めました」
プロ一年目の野茂英雄の言葉である。
私もそんな気持ちをずーっと持って行こうと思う。(仕事を投げるという意味ではありません)
--------------------------------------------2008/7/17
イベントが一杯あって、宣伝し忘れたのがあります。
ジャマライブVol 48は、8月2日(土) 銀座シグナスです。今回は土曜日ですよ。
1ST 7:30〜 2ND 9:20〜
チャージは¥2500 さらにお通しが¥1100 食事飲み代もプラスされます。銀座価格ですいません!
予約は03−3289−0986です。
ヴォーカルは吉澤紀子、ピアノは野田ユカです。夏休みの土曜日、マジックとお酒とジャズで楽しみましょう。
最近、ヨドバシカメラにノートパソコンクーラーなるものがあった。
ノートパソコン大の箱にファンが2基ついていて、その上にノートパソコンを置いて発熱を抑えるようだ。
最近、気温が高いのでノートパソコンを使う時、単行本を前後離しておき、その上にまたがせて使っている。
(注:またがっているのは私ではない。当たり前だ、キーボードが打ちにくい)
底面が浮いているので空気が通り、これでかなり発熱を抑えることができる。
あまり熱いとPCが熱中症になってダウンしてしまうからね。
そして文章を書いたら、すぐUSBにバックアップをとるようにしている。
「後で、やろう」と思うと必ずフリーズしてしまうことがある。思い立ったらすぐバックアップだ!
熱中症になるのは人間やPCばかりではない。
とあるブログにあった写真を、許可を得て掲載していますが、自販機の中のボトルも暑さで倒れています。
←とくに右下のボトルなんざあ、脳天から転落している。
こうしてみると、上層部で大きいのは余り倒れてない。下の小さいのは共倒れしている。
なんか今の日本経済、あるいは日本社会の縮図を見ているようだ。。。。。頑張れ! ちびボトル達!
好評のエッセイ集1は残部僅少です。エッセイ集2の原稿はほぼできあがりました。
詳しくは後日。お楽しみに。
今日はホテルの仕事だから、涼しくていいなあ。
--------------------------------------------2008/7/14
こんにちは、モナ植木です――じゃなかったボナ植木です。
今朝は眠かった。朝6時半に起きて、なあーじゅに行って昨日の後片付け。
寝たのが2時過ぎで、身体がねぼけているから完全撤収まで3時間ほどかかってしまいましたよ。
マスターもランチの仕度に8時ころ来ました。ご苦労さま。
――昨日は久しぶりの日曜ジャマライブ。
普段お越しになれないお客様が多かったです。飲食店をやっている方達もいらっしゃいました。
ありがとうございました。
それからシャンソン歌手のクミコさんも来てくれて喜んでくれました。ありがとう!
またタイミングが合ったらお越し下さい。
そうそう「今度、枯葉を一緒にうたいましょう」と言ってくれましたが、もったいな〜い。社交辞令でもうれしいな。
彼女が最初にシャンソンを聞いたのは芦野ひろしさんの「フルーツサラダの歌」だそうです。
私も知っていましたが、野田さんも知ってました。
調べたら1964年の「みんなの歌」。ペギー葉山さん。もちろんあちらの歌です。
芦野ひろしさんが歌ったのはCMだったのかな。定かではありませんが。
普段、まったく意識しない歌でも急に言われて思いだすことがあるんですね。
歌というのは記憶の奥深くに残っているんです――何か不思議な体験でした。
きっと昨日いらしたお客様は、私の歌声が記憶に刻まれてずーっとうなされることでしょう。
ごめんちゃい。
扇橋の福寿司さんで新子をいただきました。
二種類あって一つは伊勢湾産、もうひとつは○○産。
↑左の方が美味しいんですよ。
伊勢湾産のが脂がのっていて身の厚みがあった。食べ比べるとわかりますね。
マジックでも誰かと誰かのを比べると、一目瞭然でわかりますね。なに? 新子と一緒にするな? 確かに。
私の座右の銘は、
――今日できることは明日に延ばすな
だが、
酒飲み用のもあるよ。
――今日飲めるのなら明日に延ばすな
そう、いつ病気になるかわからないし、飲める日を大事にしようというわけですよ。
ずーっと連敗が続いています。
グッチ裕三さんに「今日、酒抜こうかなあ」といったら「そんな軟弱な! オレなんかずーっと飲んでるよ」
ある意味、いさぎよい。。。。
--------------------------------------------2008/7/10
まずは業務連絡からです。
ボナ・ペティ!★ライブのチケット予約ですが、
マジックランドがアメリカのコンベンションに参加するため7/20(日)〜7/28(月)までクローズします。
予約電話は7月19日までか29日以降にお願いします。
8月19日(火)分は段々うまってきました。8月18日(月)分はまだ余裕がありますよ。
なんで初日が少ないんだろう。初日のがハプニングや緊張感があって面白いのにね……。
昨日、神保町で打ち合わせしていると、呼び出しコール。
なんと近所のゴルフ屋のH社長さんから。
「どこにいるの?」というので「神保町」というと、「あ、半蔵門線だ。そのまま乗って<たまプラーザ>にこない?。30分でくるよ」という甘言に乗って、ついでに電車にも乗って、初めていく<たまプラーザ>
はっきりいって30分ではなかったけど未知の場所に到着。
まったくの住宅街だ。テレビの「金つば」、じゃなかった「金妻」の場所になったとこかな?
タクシーで言われたところにいく。Q’S(キューズ)というお店。なかなかおしゃれなイタリアンレストランだった。
そこでH社長と会社の人達と合流。
しばらくして、回りにいたお客さんも巻き込んでマジックショーとなった。
どうやら私は、余興に呼ばれたらしい。
ライブの宣伝もしたから、ま、いいか。
この店は斉藤ネコさんも来てバイオリンを演奏したという。
地元にもどってさらに<炎>で軽く一杯。
このH社長さん、時差ボケとほんとのボケ?が続いていて、寝られないらしい。。。。
ロンゲストデーだった。
よくお手紙をいただく方からこんなハンコ入りのハガキが。どうりで最近くるお手紙の字が読みづらいと思ったんだよね。
いいアイデアですね。
ハンコといえば、昔見たカードマジック。
一枚カードを選らんでもらう。例えばスペードの5だとしましょう。
マジシャンは自信たっぷりにカードをとりだします。しかしそれはスペードの4でした。
お客さんが「4じゃなくて5なんですが…」というと、マジシャンはすかさず、スペードマークのハンコを出して、いきなり4のカードの真ん中に、スタンプして5にしてしまうのです。
「いいじゃないですか、ひとつくらい違ったって…」と、まるで昔の区役所の役人みたく面倒くさそうにペタっと押すわけですよ。
ばかばかしいけど面白いよね。
私のハンコアイデアは、例えばスペードの3を選らんでそれをテーブルの上に置いておく。
しばらくしてそのカードを見ると、なんとスペードの2になっている。
手のひらをよくみると、スペードのマーク一個がついている、というマジック。
マジックでのハンコのアイデアはまだまだありそうな分野かも。
--------------------------------------------2008/7/7
七夕の誰かの短冊――『願いごとが全部かないますように』
人から聞いた話だけど、電車で隣に寝ていたオジサンの携帯が突然鳴ったそうです。
しかも普通の呼び出し音ではなくて『デンワですよ〜! デンワですよ〜!』という変な声。
オジサン、あわてふためいて、携帯を胸から取り出し、『あ、すいません、いま、電話の中です!』
――電車の中だろう!
周りの乗客は笑いをこらえるのが大変だったそうです。
本を整理していると、ふと読み始めてしまうことがあるよね――
しかし、最近の日本は物騒な世の中だ。
通り魔は多いし、へんな犯罪も多い。どうなってるんだ、一体。
昔はよかったなあ……と思う気持ちはいつの時代にも変わらない。
――SF作家のジャック・フィニイが書いた『こわい』(福島正実・訳・早川書房)という短編がある。
ラジオをつければその声が、とおの昔に亡くなったキャスターだと気づく。
家の塀にペンキのイタズラが書かれたが、それは随分前に自分が書いて削ったものが現れたのだと気がつく。
などなど、あらゆる不思議な事件が、時間のねじれによって生じたことだとわかってくる。
あらゆる人々が<現在>に絶望し、<過去>に対する熱望が高まっているという。
「人生が素朴であった時代」あるいは「生きる価値のあった時代」あるいは「子どもを社会に送り出して将来に希望をつなげる時代」に。
――というストーリーだが、この短編は実はなんと1951年の作品だ。57年前のものなのだ。
第二次世界大戦が終わり、朝鮮戦争が始まった頃で、アメリカでも少し退廃な空気があったのだと思う。
つまり、結局は今の日本のこんな変な世の中でも、将来は、「あの時代はよかったなあ」と思うわけだ。
つーことは今をしっかり楽しく過ごすことが大事なんだなあと、自ら実感したよ。
さ、本の整理、続けようっと。
先日ご馳走になったTさんから、ペンをいただきました。ご本人が使っているのを見て「使いやすそうなペンですね、インクも綺麗な色ですね」といったのを覚えておいてくれたようで、しっかりいただきました。
ドイツ製でグリップがゴムでできていて、あちらでは子どもが使っているそうです。ペリカンという会社です。
伊東屋で売っています。(知ってるならお前が自分で買えってかい?)
インクの色は涼やかなターコイズブルー、というんですって。
何のことかと思って調べたらトルコ石(turquoise)のこと、あ、トルコ風呂ってターキッシュバスっていうもんね。
(トルコ風呂は蒸し風呂の一種。あの風呂屋の旧称でもあった)
名古屋のUGMコンベンションのパンフを紹介します。
私以外、みんなまともじゃん!いいのか?
マックスとデビッド・ストーンが来るジャン!
--------------------------------------------2008/7/5
すいません。7月13日のジャマライブ47は満員になってしまいました。
次回は8月2日(土)の銀座シグナスにお越しくださいね。すいません〜
この歳になると、老眼はやむを得ないが、勘違いが怖い。
アイデアや記憶などが、実際に自分が考えたのかあるいは経験したことなのか、分からなくなってしまう場合がある。
作家の文章の盗作とか新聞のエッセイの模倣とかで問題になった時、ある学者さんが
『長く人生を送っていると、記憶と創造がごっちゃになる現象に陥る時がある』といったニュアンスの解説をしていた。
つまり他人のアイデアや他人の経験の話が、自分の考え出したものや自分が経験したものと錯覚するという。
例えば、いまから子供の頃を思い出してみよう。
ふるさとやあるいは自分の生まれた場所や昔の友達を思い浮かべると、ある瞬間、その絵の中に自分がいることがある。本来、客観的にしか見ることができない映像なのに。
それは自分が経験したことには間違いはないのだけど、そこに自分を置いて記憶してしまうのだ。
実際には自分の姿が見える状況の記憶はあり得ないのだ。でもすんなりその記憶は受け入れられる。
それと同じで、人から聞いた話で印象に残ったものにもそこに自分を置いてしまい、昔の記憶と同様に自分が頭の中に作った絵に自分がいてもなんら違和感がないところから、錯覚や勘違いを起こすのだ。
人が言った言葉などでも自分が言ったと勘違いする。
だからこそ、マジックのアイデアなどは特に気をつけないといけないと思うよ。
自分が考えたのか、誰かから聞いたことなのか、もしわからないときは、有識者に聞いてみるといい。
でもその人も意外に勘違いしてたりして…
あれ? この文章って前にも書いたっけ??
記憶とはいい加減なものだ。
あと気をつけなければいけなのは、年齢とともに頑固になってしまうこと。
もしや自分の勘違いもありうるなあ、ぐらいの余裕がないと人とはうまくやっていけなくなるね、この歳になると……。
8月3日(日)
急遽、名古屋のUGMのマジックコンベンションに出演が決まりました。
クロースアップで出演です。
詳しくはまた後日に。。。。
--------------------------------------------2008/7/3
おお!もう7月じゃん! というのはいままでの月初めの言葉。
今回はポジティブに「おお、まだ今年も6ヶ月もあるじゃん!!」で7月をはじめましょう。
あ、まだ1000円もサイフに残ってる! あ、まだ、お酒とっくりの底に残ってる!
こんな感じでいきましょう。
ボナ・ペティ!★ライブ・2の予約はお早めに。もう予約が入ってきてますよ。
よいお席はお早めに。。。。
えらいこっちゃ! 6月は酒抜いた日が1日のみだった! 気をつけよう。
7/13(日)にジャマライブをやります。
久しぶりに日曜日です。日頃お越しになれないお客様はぜひどうぞ。
メンバーは野田ユカ(Pf) 吉澤紀子(Vo)です。
時間は早いですよ。
4時半開場。
一回目のショーはなんと薄暮の6時〜。
二回目は夕闇迫る7時30分〜です。
お間違いなく。
そしてみんな早めに帰りましょうね。
予約はなあーじゅに→03−3635−8366
みなさん、携帯メールは気をつけましょう。
ついうっかり、話題になっている本人にメールしてしまうことがあります。
朝の番組の失敗体験でも見ましたよ。
その人のことを考えているから、宛先をその人にしてしまうんだよね。
私は必ず宛先を確認してからメールしますよ。
私の生徒のTさんが銀座の坐来というお店に連れて行ってくれました。
インテリアも使われてる食器も食事もすべて満足。おいしかったです。
ご馳走さまでした。
みなさんも機会がありましたらどうぞ。おすすめです。
↓写真は深夜の銀座のショップ。ハイヒールだけど小さいですよ。
空車のタクシーが行列していた。長く待っているのに私みたいに近い所ではさぞかし嫌だろうと思って、少し歩いて同じ方面に向かう流しのタクシーを拾いましたよ。
なんで、お客が気を使わなきゃあならねーんだ!!と、ここで怒っても仕方あるまい。
でもタクシーはドライバーとお客が同じ空間にいるから、いい雰囲気のがいいよね。
これはライブでも同じ。きっと自分は、みんなで楽しい空間を作らなきゃいけないという癖がついているんだろうな。

