ひょんなことから手に入った Leica M4-2 ですが、それまで一眼レフが当たり前と思っていたライカ初心者が こうしたものを突然もつとどうなるかということで、ちょっと感想などアップしてみました。 つまり、ここに書くのはライカ"ツウ"な人の感想ではなくて、突然ライカを持ってしまった人の感想ってとこですね。 |
ライカというカメラ( Leica M4-2 ) |
その約10年後となる最近、身内にライカ病患者が発生しました。それもかなりの重症です。カメラを買いたいと言った彼にライカを提案したのは私ですが、まさか海外オークションをメインに次々と買い漁るまでになるとは・・・・。
そうしたことがあって、試し撮りをする程度なら、バルナックタイプからM3、M4、M5、M6TTLと一通りを触ることができたのは貴重な体験でした。 そうすると最新の"M6"が一番完成されていてそれが"いいのか"となると・・・、どうなんでしょう?? 全般を通してみると間違いなくそうだと思うのですが・・・・、新しいものほど個性が薄くなって普通のカメラに近くなってきている気がします。ライカでは、それぞれのモデルに使い勝手も含めて個性があります。しかもそれを精緻な技術で実現し、シャープな写真が今でも写るところがすごいところです。つまりは、使い勝手に納得がいけば、どのタイプでもしっかりした写真を撮ることができ、カメラの操作自体も楽しめるということです。 さらに、ライカの歴史的な背景の理解等が加わって、結局、マニアな人は自分の個性を数あるライカの中のどのタイプかに投影させることでひとつの自己表現としているのかもしれません。
さて、そんな数あるタイプのなかでうちのはM4-2です。さすがに外観は、ライカらしくなにか神々しい雰囲気が漂っています。
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SUMMILUX-M 50/1.4 |
ライカだとレンズはズミクロン?なんて話は、ライカマニアではない私でも聞いた事があるような気がします。でも、ここにあるのはズミルックス。他のレンズ(ズミタールやズミクロン等)もテスト撮影はしてみたのですが、いまいちサービスサイズのプリント程度ではわかりません。撮ったものだけ見ると、レンズ全般になにか存在感があるように写ってるようには見えますが・・・???という感じです。 そんな感じなので、ライカで撮ったものを単独で見ていろいろというより、実際に比較してみるのが一番ということで、私が普段愛用しているSMC PENTAX M50/f1.2とズミルックス(50/1.4)について全く同じ条件で撮影比較してみました(フィルム1本分)。 いろいろなところで言われているライカレンズの素晴らしさがでるかどうか。
を見てもらうとして・・・。
気を取り直して、ホントによーーく、よーーく見ると、違いがゼロというわけではないです。ライカのほうが同じ絞りでも若干被写界深度が深く、ボケた部分のコントラストが少し高いようです。遠景でも解像度が高いみたいですね。色調も若干濃い目です。逆光はペンタックスのほうがf1.2という不利な条件にもかかわらず強いですね。しかし、画面上の差は気のせいに近いくらい僅かです。
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フォクトレンダー VC METER |
![]() 超小型のボティーはアルミダイキャスト製で各部の作りも丁寧にできています。ダイアルのクリック感も適度で品質感があります。もともとライカなどと組み合わせることを前提として設計されたのでしょう。寸法的な収まりも純正部品のような感じになります。これがあれば、露出計のないクラッシックカメラも現代の実用カメラとして蘇らせる事ができます。受光素子はSPDで、EV1(f1.4 1sec)-EV20(f22 1/2000)までの測光範囲をもち、約30°の測光角があります。思いのほか正確なようで、お薦めの一品ですね。 私は、別売りのストラップアダプターも購入しました。これでこの超小型の露出計を首からぶらさげて使うこともできます。 |
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