大阪2日目

USJ・・・まずはジョーズへ
2月のUSJの開館時間は10:00〜17:00だ。
8時半に起きて身支度して朝食を済ませ、それから列に並んでもまだ30分前だ。
っていうか、8時半に起きても慌てず余裕で開門前に並べるのがいい。やっぱりオフォシャルホテルはいいね♪

ディズニーランドと比較して感じた点が少々。
@人が少ない。
A東洋系の人が圧倒的にいない。
B年齢幅があまりない。
C交通の便がいい。
ディズニーランドだと、2月の平日でも、お別れ遠足や修学旅行、はたまた東南アジアからの女性が大挙して押し寄せるので、意に反して待ち時間が長くなる。その点、USJだと大丈夫そうだ。

ジェラシックパークはメンテナンスのため休止だった。がぁぁぁぁ〜〜ん!!

さて、昨日の話の続きをしよう。
ジョーズだ。
猫まんまさんとUSJの話を一通りした後だった。
ジョーズには傘で叩くんだ」「。。。傘??」きょと〜ん。
これって冗談よね?だけど、猫まんまさんは本気の顔だわ。大阪人だから行ってるはずだし、傘で叩いてもいいのかなぁ。
っていうか、水の中から出てくるジョーズに傘が届くのかなぁ。第一晴れの日は持ってないじゃん!
瞬時に一生懸命考えたが、どうやってもおかしい。冗談だったのだぁ。
やられたぁぁぁ〜〜!!!だけどウケる!!あの顔じゃ誰だって信じるよ!(以上 前日談)

  ジョーズだぁ〜、
  コワいよぉ〜〜!!


  傘で撃退。
  こいつめ、こいつめ!!


ということで、真紀と私はそれ以来ジョーズの言葉にいちいち反応し、ジョーズのジョの字を言っては笑っていた。
当然スタートダッシュのアトラクションもジョーズ!急ぎ足で出向くと、ジョーズの剥製風模型を発見!
「これだっ!」「あったぞ!」「ジョーズだ、ジョーズだ」とやけにテンションが高くなった。
そこへきて、アトラクションに同船した高校生達の盛り上がりのすごいこと!ちょっとジョーズの姿を確認しただけで「きゃーーっ!!」「火花が飛び散ると、こわい〜っ!!」「出たぁ〜〜!!」と、一緒にパニックになって、作り物のはずなのに、本当にコワくなった。そこらじゅうにいきなり出るジョーズにみんなで断末魔の叫びを上げて、喉が痛くなったわ。
ジョーズにびっくりしたのはもちろんだけど、高校生たちの「すわ、さくらか?」と疑いたくなるほどの興奮で、異常にジョーズの世界にのめりこんでしまった。
もしかして、コレが大阪の楽しみ方なのか?体中怖さを表現している。だとしたら、東京のおびえ方は気取ってるとしか思えないわ。^^;
疲れたけど、すごく楽しかった。もうこれだけで満足したわ。

終わってジョーズとの記念撮影だ。
まだ早かったので、2ポーズ撮ってもらった。真紀はすっかりなりきって熱演した。なんと傘を用意していたのだ!
私は真紀に「なぁに、この生ぬるい笑顔。真剣さが足りないよ」と怒られてしまった。
そこまでやるかぁ??
でもいい記念になった。よくやったわ、真紀!!

多彩なアトラクション
次がバックドラフト。倉庫内の火災の再現を体感する。
これがものすごい迫力で、実際炎で熱いし、消化の水しぶきがかかるしで、逃げ出せない待ったなしの密室での火災の恐ろしさを味わった。
作りがが大掛かりで意外性もあり、凄まじい。もしも事故が起きたら、どこから逃げるのがベストかとシミュレーションせずにはいられない。
目の前で石油缶がいきなり大音量と共に火柱を上げて爆発し、次々と飛び火する。
あまりの迫力に、階段等にガソリンを降り掛け、実際に燃やしているのではと思ってしまった。水もまたこれでもかと落ちてくる。そして最後の瞬間。。。(秘)
とにかく火薬を派手に使って迫力がある。作り物とわかっていても、どこまでが演出で、もしかしたら事故もあるんじゃないかと心配する。リアルさが恐怖だ。

次は、バック・トゥ・ザ・フューチャー・ザ・ライドへ。
テンガロンに乗って、未来から氷河、ジュラ紀と時空を旅する、重力を体感するシミュレーションな乗り物だ。
岩にぶつかりそうになったり、恐竜に食べられそうになったりする。
人間の本能なのか、岩や氷に激突するよりは、食べられそうになる方が恐怖感がある。恐竜の表情によるものなのか?50分待ち。

ETは、建物の中が森になっている。薄暗く、青い照明が月明かりを表現していて神秘的だ。こんなにも森を作ったアトラクションってあっただろうか?
独特の匂いがする。フィトンチッドを意識しているんだと思うが、いささか強すぎる。後ろに並んだ中学生の言葉。。
「ETの頭の匂いだ」に「それだっ!」
「あっ、ETって髪の毛なかった!!」「おいおい。。」
(←森の様子。もっと鬱蒼としている。たまにETが出現して何かしゃべる)

16人乗りの自転車に乗り、夜の街上空を舞う。「ピーターパン空の旅」かと思ったが、その後は「イッツ・ア・スモール・ワールド」になってしまいましたぁ。^^;
子供向けですね。

アイリッシュな食事
お昼時に70分待ちだったスパイダーマンの前に、いつも並んでいるレストランがあった。
すごく気になる。
『フィンガネンズ バー&グリル』
1930年代のアイリッシュレストランを模してあり、フィドルによるアイリッシュがずっと流れていた。
濃い宇治茶色の壁とファンのある高い天井。こげ茶色の調度品。壁には古い絵画やポスターが額に入っていくつも飾られている。
レイアウトはファミリーレストランで、ボックスタイプと丸テーブルタイプに別れていた。
左の写真のオムライスセットにした。サラダとブルーベリーソースのかかったブラマンジェ付きで1800円。
私は卵がふわっとしておいしいと思ったが、真紀は「ドミグラソースとケチャップは合わない」。。オムライス好きは手厳しいなぁ〜。
ちょうどセントパトリック・デーということで、店内が控えめに華やかに飾られていた。三つ葉のクローバーは、何やらセルティックの四つ葉を思い起こさせるなぁ〜。同じアイルランド系だからか??

圧巻のウォーターワールド
1番期待していたアトラクションがウォーター・ワールドだ。
前列だと水しぶきがかかるというので、100均でレインコートをちゃんと購入しておいた。行くでぇぇ〜〜!!
廃坑のような船着場での、水上バイクのチェイス、ビルの5階はあろうかという高さでの格闘、そこからのダイブ、片手1本でつかまってよじ登るシーンなど、力が入る。
善と悪が実にわかりやすく、感情移入しやすい。
水上バイクが旋回するたびに水しぶきが上がって、臨場感がある。
外国人の俳優さんがまたカッコ良くてねぇ〜、冷静で優しく気高く力強く、何でも1級品で憧れる。
これもまた、あちこちに仕掛けが張り巡らせてあって、次に何が起こるか、ワクワク、ドキドキ、ハラハラする。
海まで燃えちゃうのにはびっくりした。
そして、クライマックスの燃え盛る飛行機は、大音量と共に、まさに私と真紀の目の前に襲ってきた。
爆発しているんだよ。直前までトップスピードだよ。
やられると思ったわ。
実際水しぶきにやられました。^^;
USJで事故が起こったという、いわくつきのアトラクションなだけに、一層不安感を駆り立てる。事故はまるっきりマイナスイメージにならないのだ!

終わったらぐったり。足はガクガク。
疲れたけど、すごい見ごたえで体中満足していた。

もうちょっと続く
その後は、ターミネーターやスパイダーマンを見た。
ターミネータは、綾小路麗華のおしゃべりが素晴らしかった。青木さやかのようなツッコミがあるかと思いきや、かわいらしくまとめるところもあり、適度に聴き上手でまったく目が逸らせない。
ムダのない動き、微妙な間、人前でもおじけつかない強心臓。。素晴らしい〜。

スパイダーマンは60分待ちでさすがに疲れた。乗り物に乗りながら3D映像を楽しむのはあまりないから新鮮だ。
ビルの谷間にまっさかさまに落ちる時は、思わず体をよじってしまった。

そして、大方のアトラクションを見尽くしておみやげを買ってUSJを後にした。

18年ぶりの再会
夜は、高校からの親友のノリコに天王寺で会った。
23歳からは、会うのは2回目だ。
彼女とは青春を共有し、いいことも悪いことも、その時代を一番よく知っている相手だ。
彼女は、自分がこうだと信じる道を突き進み、夢の実現のためには何でもやった。社会人になってからスペイン語を学び、9年もスペインで過ごした。
そんなひたむきな強さと意志の強さを私は尊敬していた。反骨精神から生まれるパワーは魅力的だった。
会ってびっくり。すっかり丸くなっていた。とても優しい。いや、以前から優しくはあったが。
若い時に十分好きなことをやってきたから、今はほわんとして家族のためにしてあげているという。
偉いなぁ〜。そんなに変われるものなんだ。
私なんか、自分が自分でいられるために、自分が楽しくありたいがために、自分の趣味であるバレー、音楽、サッカー(俊輔)に浸っているというのに。
子供が小学生までは、子供中心で試合の応援やサポートをしていたけど、今やすっかり自分の世界を持ってしまっている。
う〜ん、ノリコを見て反省することしきり。けど、冷静に考えると、今更子供をかまってもうるさがられるだけだから、これでいいのかも。

話は近況や子供の受験、思っていること、感じていることで、あっという間に終わってしまった。
昔話でもして、感傷に浸っている間はなかった。よく音楽も一緒に聴いたっけなぁ〜なんだけど。
まぁ、ノリコは出身は東京なんだから、また会えるだろう。その時にまたゆっくり話せばいいや。
二人とも、若い頃は前を見て進んできただけあって、前を見ながら会話したのだった。

ところで、あべのルシアス16階のcomocomoは、2800円で食べ放題とあって、夜景を楽しみながらおいしい料理をいっぱい楽しんだ。
女性が多くていい雰囲気でとっても良かった。

あっ、真紀はって?
ホテルでだらだら過ごしたいというので、そうさせた。
「よくこれから出かける気になるね、元気だなぁ〜」だって。せっかくの大阪なんだからめいっぱい楽しまなきゃ損じゃないの、わかってないなぁ〜。
それぞれがそれぞれのペースで楽しんだ。
相手の好きにさせればいいや、ストレスも感じないやと、勝手に過ごしたのだった。