西へ。2
これが本日のオールスターキャストです。
(N○K、クイズ面白ゼミナール、歴史コーナーのオチ時の鈴木健二元アナウンサー風に言うこと)
具体的過ぎて、わけわからん人のほうが多いってば(汗)
大阪食い倒れもはや何が何だかわからないツアー(中編)
ふと私の首に絡まっていた腕が解かれる。

「後ろをとられるようでは、まだまだ修行が足りませんな」

そんな声に私が振り返ると、そこには懐かしい顔が見えた。
彼こそ某所で「西の横綱」と恐れられた(何で?)御仁、磐凪司氏(愛称=司ちん)であった。
いわゆる一つの西方不敗である。
新大阪駅の新幹線ホームまで迎えに来てくれたのだ。
喜ばしい気分と共に、旅に心を奪われ、気が抜けていた自分に武闘派として忘れてはならぬ何かを思い出させてくれたのだ。
改めて自分の携帯電話の起動時に表示させている、

「武士道とは、死ぬ事と見つけたり」

の文句の意味深さを今一度思い出すことにも繋がった。

そんな訳で、4人になったパーティーは、一路列車で大阪駅まで向かう。
大阪駅現地に着いた時、我々の目の前に革ジャン革パン姿の男が現れる。
新たな敵の登場に、一斉に身構えるパーティー、そこから沸きあがる緊張感、今まさに大阪の大決戦の火蓋が切られようとしていた。

・・・・・・、嘘です。
睦月さんは当初の約束通りの待ち合わせスタイルで、ここまで私たちがやってくるのを待っていたのである。
いやー、私もちゃんと黒スーツに黒ネクタイで極めていけば良かったなぁ・・・・。
と反省する事しきりである。
こうして、私、たみゅさん、化け猫、司ちん、睦月さんと、総勢5人にまで増えた一行は、たかしさんがこっちに合流する前に寄っているサイン会の終了を待つ間、どこかで暇を潰そうと言う事になった。
先ずは睦月さんの案内で、トログッズを扱うという店に行くことになったが、残念ながら売り場が移動になったのか、はてまた潰れてしまったのか、店は見当たらず、そのすぐ前にあったゲェセンで、どんなゲェムがあるか見てみる事にする。
このとき、近くに創作たい焼きを売る店を見つけたのが、当初、

「やっぱ、"うぐぅ"言いながら、食わにゃなりませんか?」

などと言っていたが、これが後の不幸を呼ぶことにまだ気付いていない。
この間、睦月さんの華麗なステップを見ていたりしたのだが、

「あれ?司ちんは?」

そんな声が聞こえた。
周囲を見渡すが、その姿は見えない。
そして再び我々の前に姿をあらわした司ちんの手には、先ほど話題になっていた、創作たい焼きの箱が握られていたのである。
もはや何も言うまい、自動的にこのたい焼きを巡る"ロシアン・ルーレット"が催されたなどと言うことは・・・・。
そして私が引き当てたたい焼きは、イチゴクリームであった。
先ず感想から述べるなら、温まったイチゴはかなり不味いっぽいと言うことだ。
皆様も重々注意して頂きたいと切に願う今日この頃である。
次に外れを引いたっぽいのが司ちんである。
彼が手にしていたのは"ツナマヨネーズ"である。
当人の表情を見るにつけ、不味いっつーか陽子さんの実験台になった、某ゲェムの主人公のような顔つきである。
訳わからん人は、これで納得するように
次回、再び食する機会があったら、是非とも避けたい一品である。

そんなこんなで、再び移動を始めた一行は、何故かそのままソフマップまで移動する事となる。
店内でいろいろ物色していたが、Xゲェムのコーナーにて一部流行ったのは、

「そんなあなたにヴェドゴニア」

という、謎の言葉であった。
(元ネタ、mucchi氏の書き込み)
ここで私は、たみゅさんに借りていた"とらハ2"返却をする代わりに、"マイ・とらハ2"を購入する。
たみゅさんもたみゅさんで、何やら本を購入していたらしい。
店内移動中、司ちんとたみゅさんを見失った私、睦月さん、化け猫の3人は、そのまま店内を散策。
最近発売になったパワーブック(MAC)を見ていたとき、睦月さんが呟いた。

「やばい」

最初何のことだか分からなかったのだが、画面を見てみるとH系サイトのウインドウが次から次へと開いていく。
どうやらブラウザを無限展開させるトラップにはまったらしい。

「すぐにここを離れましょう」

と言うことなので、私と化け猫は、睦月さんに引きずられるように移動する。
暫く近くでタイピングソフトなど見ながら様子を覗っていたが、誰かが気付いて液晶パネルを閉じたようだ。
これでひとまず安心であろう。
(何か、根本的な解決はしてないが・・・・・)
こんな滑稽な様子を読んで、くれぐれも"果たしてこのメンツは一体何しに大阪まで来たんだろうなぁ・・・・"、とか疑問には思わないように。
要は勢いです、勢い。

この頃にはたかしさんと合流する予定だったのだが、なにやらまだ時間がかかるらしく、再び移動を開始した我々は、

"まんだらけ"

に向かうことになった。(をい?!)
店内に入る際の荷物をロッカーにしまうと言う点は、東京でも大阪でも変化はないらしい。
ともかく荷物をロッカーに放り込んだ後、店内に散ることとなった。
というか散ってしまった。
私は睦月さんと店内を見て回ってる間に、最近かなりのセールスを果たしたという話題の同人ソフトを発見した。
なんでも二週間ほど前では、入荷時に即完売。
(某サイトでは"瞬殺"とまで書かれていた)
折角なので、この好評の理由を知るべく購入に至る。
タイトルは「月姫」。
結構面白かったので、やってみると良いでせう。
そして誰が言ったか忘れたが、

「携帯が圏外だ」

との声。
一斉に携帯、PHSを持つ人間が、電波状況を確認すると、全員"圏外"。
たかしさんに連絡をとるべく移動する姿があった。

その後たかしさん合流。
もう暫くまんだらけ店内をうろつくと、おまけ付きお菓子が入っている箱を発見。
注意書きには「危険なので食べないで下さい」と言う文字。

「食べたらどうなるんでしょうねぇ?」

という不穏な声があがる。
そしてそれにあえて挑もうとする勇者は!!
いません。
当然です、ここに私の知り合いの"ジョナメン"がいれば、どうなったことか予想もつきませんが、そんな負けを前提とした戦いは挑みません、普通なら!

店を出た一行は、昼食の為に移動を開始する。
目的地はお好み焼き屋である。
ここで睦月さんと、ユーザーサポートの憂鬱を語り合う事となる。
私はここで中生二杯ほど飲んでる辺り、ちょっと駄目っぽいかもしれません。
因みにお好み焼き、かなり美味かったです。
(一週間以上経過した今、細かいことを思い出せない自分が悔しいなぁ・・・・)

その後、腹ごなしも含めて移動開始。
地下鉄から外に出た後、通天閣目指して歩く一行の姿が見られた。

処で・・・・・・・、
この辺りから不安げだった天気が、とうとうその牙を剥き、穏やかながら雨が降ったり止んだりの天気となる。
きっと私は天気すら敵に回したのかもしれません。

そんな話は放っておいて、通天閣下から更に移動すること十数分。
ここは大阪日本橋、である。
ここでも何故か同人誌系ショップでマターリとしてしまい、今回の旅行が食い倒れではないことがほぼ確定となる。
見れば化け猫に至っては「偽善者」と黒地に赤い文字でかかれている「千鶴さん偽善者カップ」なるアイテムを買ってるし・・・・。
更に日本橋内を歩き回り、ガンダム専門店覗いたり、イエローサブマリンに寄ったりと、あちらこちら冷やかして歩く。
この後睦月さん紹介で評判のラーメン屋に連れて行ってもらいラーメンを食う。
しかし、この時点で司ちん、たみゅさん、たかしさんは、お昼が効いたらしく参戦せず。
私、化け、睦月さんで店内に入る。
ここのラーメンは非常にスープが美味く、スープまできっちり飲みきりました。
その後たみゅさん達と再度合流し、ボーリング大会に突入する事となる。
2ゲームほど行ったのだが、なんでこう皆さん上手なんでしょうかねぇ・・・・。
一回戦目で私なんぞ100点超えてないんですが、なんか軒並み越えてるんですよ。
で、この辺で、

「やっぱり、なんか賭けをしないと、盛り上がりませんよねぇ・・・」

との事。
私も勢いで、

「じゃ、今回のレポートを書くってことで、どーでっしゃろ?」

などと提案すると、これが皆様の何かに火をつけたのか、妙に成績が上がり始める。
ちょっと待て、そんなに嫌なのか?レポート!!
その結果、今回無事に私がレポート書いてる訳ですが、なんで自分で決めた罰ゲーム自分で実行してるんでしょうね、俺。
っつーか俺自身、こーなることを既に予想しながらやってる辺り、かなり確信犯かも知れません。
(ここ最近、イキの良いネタが無かったしねぇ・・・・)
後半になってASKAさん合流。
・・・・・・・、なんともはやかっちょえーっすなぁ・・・・・・・。
この後居酒屋に突入。
酒も入ったところで話が盛り上がる。
中でも周囲が反応したのはエロゲェ業界の裏話関連。
で、この辺の話をしている時のASKAさんと、注文をするときのASKAさんの声のトーンの違いのギャップが結構笑えましたねぇ。
その後カラオケと言われていたが、この辺既に二十歳も盛りを過ぎて後半戦になった人間と、既に三十路に突入しているお歴々が多い中、体力的に無理っぽいと判断した一行は、ここで解散となった。
この時私はたかしさんに「温泉de卓球」体験版を貰ったことに断固たる明記と感謝をしておかねばなるまい。
本当にありがとう御座いました。
ひとまず私と化け、たみゅさんは、睦月さんのところにお世話になるということで移動。
その後たみゅさんはたかしさんのところにお世話になることが決定し、ここでたかしさんとたみゅさんともお別れ。
たみゅさんとは関東での再会を約束して(ってほどでも無いんだが)別れ、私と化けが、睦月さんの所でお世話になる事になった。

睦月さんのお宅で、かなり早い段階で化けがダウン。
私はそれを横目で見ながら、

「ふ、甘ちゃんが」

とか思いながらも、おもむろにTP240Zを取り出した私は、レポート作成を開始する。
いやー、持ってて良かったコンビニエンス。
かくして、翌日にイベントを控えた睦月さんのこともあり、就寝となる。

こうして大阪の夜は更けていくのであった・・・・・・・。



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