気力の問題
人間、「山芋木から(元ネタ_森山塔)」「病も気から」などと申しまして、気合の入った人間は、そうそう病気にはかからないというそうです。
この辺、医学的にも証明されているようで、
「これは、○○に効く薬だよ」
などと、大法螺吹いて片栗粉飲ましたところ、実際治ってしまったと言うんですからアンタ、気の持ちようと言うのはやはり大切だと思う訳です。
これを医学でいうところの、スパシーボフラシーボ効果とか呼んでるらしいですね。
でまぁ、何でこんな話が出てくるかと言いますと、少し前のお休みに話が飛ぶわけです。
この時期の私は、職場でかなり仕事がてんぱっておりまして、リーダーも新規機材の研修に行ってしまい、それまでサブだった方は辞めてしまい、私を除けば後の二人はまだ一ヶ月足らずしか仕事に接していない新人と、やはり欠員補充要員として、その月に初投入されたニューフェイス。
ほぼ全ての作業負荷は私の肩にかかってしまい、ましてやこの二人に全てを任せて、私がぶっ倒れることが出来ない状態になったわけです。
しかもリーダーがいなくなったその日のうちに、サーバが一台動作不良で落ちる、ネットワーク動作そのものがおかしい、パスワードを忘れたユーザーが出る、サーバー上でユーザーの権限を変更するなどと、あまり受けないような依頼が続いたばかりか、ネットワーク障害に関しては、今後も継続して発生するとしか思えないような状況になったわけであります。
さぁ私は困った。
絶対休めない、ともかく仕事をこなさなくてはならない。
かかるプレッシャーは半端ではなく、ここ連日、休暇のたびに呼ばれ、出かけ、徹夜ばっかりだった私は、どうやら限界一杯まで体を酷使していたらしい。
金曜日に仕事が終わり、うちに帰ってから、
「ここ暫くぶりに、ゆっくり休暇が取れる・・・・・。」
とか一安心したその休みの土曜である。
朝からなにやら頭が重く、吐き気すら覚える。
特に鼻にきてるとか、喉にきてるとか、風邪特有の症状は何一つないのだが、どうも体が言うことをきかない。
関節が節々痛むのと、眩暈から察するに、どうやらなかなかどうしてな発熱をしていたらしい。
こんな日は、結局一日おとなしくしているしかない訳で、布団でゴロゴロしながら、体調不良の嵐が通り過ぎるのをじっと待つしかない訳だ。
だがしかし、風邪薬の投与などの結果、熱そのものは一日で終わったのだが、その後がいけない。
腹にきたのである。
なんというか、ここ久しぶりに、一晩で五回もトイレに通いつめでしたわ。
布団で横になる度に、なんかこうお腹の中で、「ランエボ軍団大暴れ」的な状況になり(ナニソレ?)、その度にたたき起こされる状態です。
この事から察するに、人間、とにかく何とかしなきゃならん!
と心に誓った間は、結構何とかなるものです。
しかし、これもあくまで気力が続く限りのお話でして、ふと気を抜けばあっちゅー間(あっという間)にバランスは崩れるものです。
で、私思うに、気力を測れるメーターなんぞあったら便利だろうなぁとか思うんですが、いかがなもんでしょう?
そうすれば、他人から見ても一発で、
「あ、こいつそろそろ休ませないとマズイ!」
とか、判断がつくと思うんですがね。
過労死もぐっと減るし、いいこと尽くめと思うんですよ、個人的には。
まぁきっとこんなメーターをごまかすことも、気力には可能なんではないかと思いますが・・・・・・。
そうなると結局意味ないなぁ。

げに恐ろしきは気力かな。
げふんっ!(咳)



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