マイナーな車
「君津の山奥で、106をみかけた、きっと峠を攻めに行ったのだろう」
(↑本気でやったら道交法違反です(爆))
こんな宣伝を作ってもらえない(作るか!)Peugeot106は、日本国内において、随分マイナーな車だ。
乗ってる私が言うのだ、間違いない。
因みに私が車を買った「ローバー木更津(現在VWになってしまった)」での販売実績は、旧型106xsiが一台、そして私が乗ってる106S16の二台しかないそうだ。
店長や、実兄である化け猫などと話し合った結果、
1.左ハンドル車しかない
2.マニュアルしかない
3.値段が高い
4.1600cc買うなら、2000ccの車を買ったほうがよさそう
(税金は何せ2000ccと一緒だし)←但しこれはS16のみの話、旧型xsiは1300ccである。
と言うのが現在のところの統一見解だ。
さて、この106という車、2000ccクラスのホットハッチが雑誌に紹介されるときは、大抵その姿を見せているようだ。
2000ccを向こうにまわしても、ひけをとらないその走りが、よく使われる理由だと思う。
エンジン出力は対したものではない。
排気量もそこそこ。
しかもノンターボ。
日本車でよく見られる、
「俺様ちゃん、ここまでサービス満点、速いっすよー」
という、過剰サービスは、一切排されていると言える。
シャバ造若者達のハートは、ぐでんぐでんにされているようだがな)
まぁ、負け惜しみか、負け犬の遠吠えチックだが、さてそれだけのスペックを持つ車を、乗りこなせている者がどれほど居ようか?
速度については日本国内で生産、販売されている車は、上限速度180キロ前後。
中にはリミッター解除をしている車もいるのだが、そうでもしない限り性能を引き出すのは難しい。
その点欧米車は、基本的にリミッター無しである。
エンジンが出せる速度が、最大戦速といえよう。
そんな訳で私の車も、やれば結構あっさり200キロの壁を破っていく。
だがしかし、元々106のシリーズの市場は、下駄車使用であり、コンパクトサイズで女性に乗っていただきたい一品であったはずである。
実際欧羅巴を旅してきた友人の話によると、下のクラスはヂーゼルエンヂンからあったそうである。
あの重めのステアリングを女性がぶん回しながら、テッチンホイール装備で生活用として活躍していたそうである。
さて日本国内を見てみよう。
日本に輸入されてきているのは、106シリーズ最高峰のS16である。
4気筒16弁のDOHCエンジンを搭載した、明らかにスポーツ車である。
装備なんか充実である。
(とはいえ、ラジカセ、エアコン、ABS、ダブルエアバッグ程度だが)
306には付いている機能でも、必要無いと判断されたモノは付いてない。
おかげで随分シンプルな造りで、操作し易い。
まさに走りの車である。
走る止まる曲がるは車の設計においてやイロハのイの字である。
良い車なので是非ともお試しいただきたい。
国際戦略車ではない、本当のフレンチを知るには、一番良い車だと思う。

で、オチ。
こういうレア車に乗る人間の傾向として、増えたら増えたで淋しくなる、偏屈さんが結構多そうである。
(そりゃ駄目だわ)
因みに私の事なのだが・・・・・・・・。
ごほん。



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