納涼企画第五弾「怖い話」

これは、普段サーバーなんかに関わりが無い人にはわからない「怖い話」である。
以前からも度々話をしているが、私は派遣社員である。
最終派遣先の会社で現在行っている仕事は、ネットワークの運用管理であると言うことも今まで何本かのシナリオで話してきた。
で、私は最終派遣先の社屋から離れた場所で現在仕事を遂行中だ。
まさに「日テ○営業中」である。
しいて言うなら「フジテ○ビギン」とも言えよう。
そこは客先に準備された現場事務所であり、待機所でもある。
そこで何をしているかと言えばLAN運用の為のサポートであり、業務の範囲は各サーバ(総計20台超)から、ネットワーク用機材(HUB、ルータ、プリントサーバ)そしてクライアントパソコンまでと、ほぼ機器全部を管理している。
まぁ障害として連絡を受けるものとしては基本的に、
「LANに接続できなくなった」
「パソコンが起動しない」
「データを削除してしまったので復旧してほしい」
「今度、こういう案件があるのだが、問題はあるだろうか?」
「フロアの改装をしたら、プリンタからパソコンまでネットワークに繋がらない」
などなど、基本的にはクライアント寄りの障害を多く受け付ける。
当然このLANシステムが運用された時点で、守備範囲を契約ではっきり決めているので、勝手に導入した機材についてはサポート外であり、ハードウェアならば(ドライバインストール程度なら)あくまで善意という形でサポートすることはある。
だがしかし、一般的ではないアプリケーションなどが動かないなどと言うときは、開発した訳でもないし、仕様もわからない。
そもそも、契約範疇外の作業になる為、そんな時は
「ごめんね☆」
の一言で回避するしかない。
(ここで、なんと不人情な連中だろうとお思いになる方もいらっしゃるだろうが、訳のわからないものを触って壊した場合、本来相手が手にすべき金銭の問題や、その他の責任の所在などがあやふやになってしまうので、逆に問題になりかねない。企業間の契約と言うのは厳密であるべきであると思う。)
もしサポートするなら、リスクをこちらが背負う上に作業負荷がその分増えるので、営業をはさんで契約し、料金を支払ってもらった上で我々の教育を行うなど、作業者が習熟する必要が出てくる訳である。
さて、ここまで企業としての在り方の私見、一般論、思惑などを散々話してきたが、今回の怖い話には一切関係が無い(キッパリ)。
まぁ、自分がどんな仕事をしているか程度の話である。
(その割には延々話していた気がするが)
して今回の怖い話はこんな話である・・・・・・。

サーバを設置し、運用している会社は一括管理という見地から、サーバをサーバールーム(電算室とか呼び方は様々なれど)に設置し、温度管理などを実施した上で熱暴走など弊害が出ないようになっているところが殆どである。
事実私がいる現場事務所も、サーバーチェックの際はサーバールームに出向き、目視確認など実施している。
当然空調を使い、温度管理もしているので事務所よりも涼しく、思わずここで寝て居たくなるものだ。(コラコラ)
ブラインドは下ろされたままで、昼なお薄暗い、空調も整っている空間は昼寝にぴったりだとは思わないかね?んんっ?
その辺はまぁさておき、本来はこういう環境で運用するからこそ、ハードウェアが壊れにくいのだと言っても過言ではない。

さて、昼間にこれだけ恵まれた環境にいながら、この職場には致命的な問題がある。
お金が絡む問題でもあるし、一概に「こうしろ」とは言えないのが悲しいところであるが、ここのサーバールームはなんと定時以降、エアコンがきっちり止まってしまうのだ。
どうだ、怖いだろう!!
更に土曜日曜は日中でさえもエアコンが止まっているのだ!
さぁ、わかる人にはわかるよね?
特にこの季節の休日に作業入る時なんか、
サーバールームにTシャツ姿
で入っても、
同僚の片方が上半身素っ裸
になると言うくらい暑いのでは、いつサーバー様が天に召されても仕方あるまいて・・・。

あー、怖っ!

2000年8月3日



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