透明人間は果たして本当に透明なのか?

諸君、「透明人間」というのはご存知であろうか?
「あったりまえだろ、この莫迦!」
とおっしゃる方、多いんではないだろうか。

さて、自分が幼少だった頃、思春期の時、そして女子更衣室の前(爆)、
命を狙われた時(おい?)、スパイ活動中(待て)、などなどなど。
さまざまな場面で、
「ああぁっ!俺様が今透明人間だったら良かったのに!!」
と思った瞬間が数々あったことだろう。

あ?
無い?
こりゃまた失礼ぶっこきました。

まぁともかく私は思ったことがあった訳ですよ。
不可能を可能にし、絶対的に不利な状況でも、
勝利を収められる事が可能になる場面が多い訳ですからねぇ。
(っつーか、そんな場面を多々味わったのか、俺は?)

しかしである。

ふと頭の中を過ぎったのである、過ぎってしまったのである。
この思春期に「ぐっばい・はりうっど」(from 1941←これ映画のタイトルよ)し、
つい先日三十路へ至るその一歩を進めてしまったこの今ごろになって、
なぜか思いついてしまったのである。

事の発端は何か雑文を作ろうかなとスピードマンなる作品を読んで、(☆隠しリンク☆
インスピレーションを刺激され、いっぺんヒーロー物でお笑いが書きたくなったわけである。
このお話は別の機会にネタとして再利用可なので、
もう少し骨組みと裏付けが出来上がったらここにUPする予定、今しばらく待ってね。
(せ、せこい奴)


さて、ここで何を思い至ってしまったのだろうか。
透明人間の登場といえば包帯でぐるぐる巻きである。
この辺は、一度でも原作なり映画でも見たことのある人ならば、
大抵このイメージがつきまとうんじゃないだろうか?
この他にも、いろんなマンガで透明人間といえば登場は包帯巻きの姿が圧倒的に多い気がする。
そして復讐を果たそうとして、ペンキとか塗られて姿がばれて、
最後に倒されてENDってパターンは黄金気味ですよねぇ。

しかし、透明人間なんてお方は、大体自分の研究の成果、または失敗によって、
その身が透明になってしまった人であって、
理屈はどうあれ、自分の体を作る組織ってモノ"のみ"が、
透明になってしまった人なのである。
(この辺の解釈は各個人で分かれるところだけど)
とどのつまり、透明人間は
人に発見されないことは無い!
と思い至った訳ですわ。

????
こんな具合に諸君も疑問符が並んだことだろう。
つまり、自分で考えたいわゆる"縛り"としては、先ほど"体の組織のみ"というのが、
それにあたるわけで、それ以外の摂取物(食い物飲み物ね)や、
排泄物(・・・・言わなくてもわかるね)に関しては、透明になる、
ということが適用できなくなるわけである。

さて考えてみよう、これがどういう結果を及ぼすか・・・・。
透明人間さんが食事を採りました・・・・。
当然、体の組織以外は見えているので、
食べたものは口の中で租借を繰り返し、食道を通って胃の中へ・・・・、
これが更に胃液で・・・・・・・・・、
(この後の説明をしようとして、いやな光景が目に浮かぶ)

ろっぱーーーーーーーー!!!

ま、まぁともかくだ。
完全なる透明人間というのは、自分の体を活用して姿を見えないようにしても、
外部から入ってくる要因に対して、
それに対してステルス性を持たせられるだけの機能を持たなくてはならない訳で、
薬物服用のよる透明人間はその機能を確実に入手できるとは思えない。
もし透明人間が完全にその身を隠そうとしたら、
断食するなりなんとでもして、体組織のみの構成を作り上げなければならない。
しかし、ああ、だがしかし、
人間なり動物なり植物でさえその生命活動の代償として、消費を繰り返し、
消費したものは、当然体外に排出しなければならず、
消費したものは何処かで何らかの方法で補わなくてはならないのだ。

そうなると現在のところ、確実な透明人間といえそうなのは、
攻殻機動隊の光学迷彩って程度だが、これも完成の見通しはかなり無さそうな気がするね。
因みに万人向けという点では、映画版よりも原作版を推奨。

で、ここまで透明人間の発見は容易であるとかなりの行数をかけて説明してきたのだが、
ここでもう一つ疑問が湧いてしまった。

透明人間さんが、お腹にサナダさんを飼っていた場合は・・・・・・・・・、
うぷっ!

2000年1月8日

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