琴梨〜夏ストーリー彼女が化けのイチオシ琴梨ちゃんです
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※この作品は、実際にプレイした内容を元に、創作を一部加えているようないないような・・・。
 ともかく多分にネタばれを内包且つ曲解、文が走る、途中を端折る等など実施されているので、
 「私、まだ未プレイなんです、出来れば真っ白な状態でいたいんですが」
 という方や
 「俺の方が上手い文章を書くぜ!」
 という方、更に
 「せっかくだから、俺は自力でクリアしてみせるぜ!」
 まさかとは思いますが、
 「参考にしてもクリア出来ねーぞ!!」
 という方、この他にも、
 「俺の琴梨を辱めやがって」
 と、多分デフォルトで判断するかもしれない"化け猫"は、
 読んだ後の書き込みを見るのが恐いので見ないほうが良いんじゃないの?
 と、要らん世話まで考えちゃった・・・・・・。
 うーん(
 ともかく笑って許せる方のみ読むのが吉でしょう。

ここから本編
---------------------------------------------------------------------------------- 初日
ここは北の地北海道。
僕はこの地に初めて足を下ろした・・・・・。
親戚の叔母さん宅にしばらくお世話になる事になっている。
確か空港に迎えが来ることになっていたんだけど・・・・・。

あ、お兄ちゃ〜ん!!
(恐らく化けはこの時点で轟沈したものと思われる(爆))

何故か僕はこの声を聞いてその方向に顔を向けていた。
目の前に女の子が立っている。
相手の視線を見てみると、相手もこちらに声を掛けているらしい。
もしかするとこの娘(コ)が迎えに来たんだろうか?
とすると・・・・、
「琴梨ちゃん?」
女の子はこっくりとうなずいた。
僕がお世話になる事になっている家の従妹だ。
とは言え、会うのは随分久しぶりになる。
小さい頃に、一度家族揃って東京の僕の家に遊びに来た事があり、
逆に言うとその時以来の再会だ。
お兄ちゃんと呼ばれた時に、僕も段々昔の事を思い出してきた。
こう呼ばれた方が、なんとなくしっくりくる感じがしたので、
「いいよ」
と応えた。
琴梨ちゃんは、突然の僕の申し出と、意識して呼ぼうとした所為か、
一寸ぎこちなく「おにい・・ちゃん」と呼んだけど、直ぐ元に戻ってくれた。
(こんな可愛い仕草に、「THEグレイテスト妹er」化けが転ばぬ訳が無い、自分が漢であることを、今更ながら感謝したい)
ひょっとすると、私が「おとーと」だったからこうなったんだろうか?(核爆


彼女の案内で、一路空港から札幌駅まで向かう事となる。
そこから更に地下鉄へ、僕はこの間にいろんな話をした。
趣味や、学校の事とか、もう色々と・・・・・。
この間にお互いすっかり打ち解ける事も出来た。
会話にぎこちなさが無くなったのがいい証拠じゃないかと僕は思う。

電車の中でも聞いたけど、琴梨ちゃんは家事全般を取り仕切っているらしい。
夕飯の買出しに二人で出かけている間に陽子叔母さんも帰宅したらしく、
家の中もだいぶ賑やかになった。
叔母さんと話している間に琴梨ちゃんは夕飯の支度を終え、僕も食卓につく。
美味かった、食材が良いばかりではない、
それを調理する琴梨ちゃんの腕も確かだからこそ、ここまでおいしい料理ができるのだろう。

食事を終えたところで、琴梨ちゃんから、
「札幌の街を案内しようか?」
と提案あり、当然この北海道が初めてな僕としても断る理由は無い、
一緒に行く約束をして北海道の一日目は終わった・・・・・。

二日目
朝、北海道二日目だ。
ドアをノックする音と琴梨ちゃんの声、
昨日の約束どおり起こしに来てくれたみたいだ。
この日から僕の本格的な北海道旅行が始まった。
最初の目的地は旧北海道庁、
続いて時計台、
そして大通り公園で、ホワイトイルミネーションの話を聞く。
聞けば聞くほど、もう一度北海道に来たくなった。
この後狸小路に行くと、大通り公園で話題が出た琴梨ちゃんの友達、鮎ちゃんと出会う。
なにやら僕の事を話しているようだが、突然琴梨ちゃんは、
「全部聞こえちゃってるよ。ね、おにいちゃん
と話を振ってきた。
「あにょー、チミチミチミぃ、全部丸聞こえでんがな(汗)」
というツッコミを敢行すべく裏拳の準備をしていた僕は、出鼻をくじかれたたらを踏む。
うーん、絶妙のタイミングだぞ、琴梨ちゃん(謎)。
もうお兄ちゃんには教える事はない、立派になったな。
結局、三人で須貝ビルニ段活用する事が決定され、ゲームとカラオケに行く事ととなる。
結果ですか、私に結果を尋ねますか?
聞きますか、ええっ?!私にぃ!!!
どーしても聞くってーのかぁ?!ああん?!!!!
どーせカラオケは4点だったよ、笑えぇ!笑えっつってんだろう!!!
いいーーーーじゃねぇか!4点!!!!!!!

(逆ギレ)


ぷつっザ-------------------------------------っ!!
しばらくお待ちください


ちょっとしたアクシデントに見舞われたりしたけれど、
明日は琴梨ちゃんが小樽を案内してくれると言う事で、まぁ良しとしよう。
いろんな事があったけど、今日も楽しい一日だったと書いておく。

三日目
朝である。
昨日のブロークンハートはともかくとして、気持ちのいい朝だ。
本日は琴梨ちゃんと小樽まで出かける事になっている。
現地に到着すると、
「三角市場に行ってみようか?」
他にどこかぁ・・・・・えーとぉ・・・・・・、はい。
(土地感が無い奴には付き従う以外にする事なし)
三角市場到着。
千葉繁声なおっちゃんに声を掛けられる。
「妹です」
などと答えたところ、
「こんな可愛い妹さんじゃあ・・・・、心配でしょ」
とか言ってるうちに、メロンを購入してしまった琴梨ちゃん。
あ゙あ゙っ琴梨ちゃん、駄目だってばぁ・・・・・・・、
きっしょーあの千葉繁おっちゃん、見事に外堀から埋めおったか・・・。

その後小樽運河にやってくる。
ここで新事実発覚、なんと北海道が初めてな僕の為に、
わざわざガイドブックに目を通して連れて来てくれたことが発覚。
ううっ、旅行に来てもガイドブック見る事無くボーっとしていたお兄ちゃんを許しておくれ。
って、なんやねんこの異人は?!!
その怪しい「こんにちわ」というプリントは?!!!
「一番」とか「東京」とか書いてあるTシャツとおんなじ系統じゃねーか!!
聞き取れたから良いものの、今度は返答出来んではないか。
とりあえず琴梨ちゃんに内容を教えてあげるが、
いきなりの事で目が渦になってないかえ?
ああ、動揺してる動揺してる(汗)。
と、ここで見知らぬおねーさんが助けてくださった。
う〜ん、ナイスフォローだおねーさん。
琴梨ちゃんも、今のやり取りを見て、「英語が話せたらなぁ」と一言。
オイラもよく思ったものさ、結局覚えたのが、
スラングばっかりなんだから、まぁ困ったもんだ。
それでも、
「きっとなれるよ」
などといけしゃーしゃーと言えるんだから、人間の舌って何枚あるのかというジレンマを抱く。
次に向かったのは運河工芸館、
字が出ないので芸はこれで勘弁したって。
ガラス細工を見ながらあれこれ話す。
何か欲しいものがあったみたいだけど、予算的に琴梨ちゃんは諦めたようだ。
しかし、だがしかぁし!!!
これも高感度アップ可愛い妹の為だ、お兄ちゃん一肌脱ぐぞ。
それにしても自分のやった行為でありながら、
それに対して自分で歯が浮きそうになったのは、きっと自分が普段なら絶対やらない、
気障な真似をしたせいなんだろう。
でも、だ、誰か背中を掻いてください(爆)。
更に水族館をまわり、公園まで足を伸ばす。
公園には工芸館で見掛けた異人のお嬢さんを見掛けたが、その寂しそうな姿に心惹かれるものがある。
あ、いかんいかん。
でもそういう人にも気を配れる琴梨ちゃんてホントにいい子だと思うよ。
僕は、時々本気で愛しそうになってしまう。

帰宅後、明日から合宿に行ってしまうと聞き、ちょっとショック。
陽子おばさんに、牧場に行かないか?
と声をかけてもらったが、ちょっと保留させて貰う。
返事は明日だ、今日はひとまず寝る事としよう。

四日目
朝だ。
今日から琴梨ちゃんは合宿に行ってしまう。
昨夜からの懸案であった牧場行きは、きっぱり断る。
(ありゃ?)
だって、札幌市内ですら、満足に移動出来ないんだから、
もっと見てまわりたいではないか。
だから琴梨ちゃんの帰宅をローズヒルで待とうと思った訳だ。

午後、なんか失礼な間違い電話がかかる、
シカト
してやった。
第一オイラ僕はリブレットは嫌いだし・・・・・(謎)。

気が付けば
七日目
の夕方である。
この間、陽子おばさんの仕事の関係で拷問を受ける協力をする。
琴梨ちゃんの作った夕飯を食べながら、「生きててよかった。」と思ったのは、
自然の理だと思うのだが、諸兄はどー思われます?なぁ。
食後の紅茶を淹れてもらおうとすると、茶葉が切れているとの事、
明日買出しに行くというので、ついて行く事にした。
明日の午後に札幌駅で待ち合わせだ。

八日目
午前中は暇を持て余しながらダラダラ過ごす。
テメー北海道まで来て何、人生の無駄遣いしてやがんだこんちくしょーめ!!
とお思いの方が多数いらっしゃると思うのでしが、
さて、人間限られた人生と言う時間の中で、贅沢とは何か?
という問題にぶち当たったら、
私は何を置いても、「時間(人生)の無駄遣い」と答えるだろう。
だって、人生の時間ってば、限られた時間しかない訳でしょう?
実はこの一分後にその幕を閉じるかもしれない訳だから、
この一瞬をただ無為に過ごせるというのは何にも勝る贅沢ではないかと思う訳ですよ。
しかも絶対金じゃ買えないしね、こればっかりは。

午後、札幌駅で待ち合わせ。
琴梨ちゃんは部活動の後だと聞いたのだが、ちゃんと私服に着替えている。
おかしい、確か合宿のときは、ジャージを着用していた訳だから、
ここでもそう変化は無いはずだ。
まさか学校で着替える訳にもいかないだろうし、駅で待ち合わせと言う事は、
ははぁ〜ん、悪い子だ(????)。
でも自分のために着替えたとすれば、やっぱり可愛いなぁ・・・・・・。
(自惚れ度イエローゾーン)

紅茶の店アッサム到着。
この頃オーストラリアの最前線で、
敵の対空陣地に対して攻撃を仕掛けていたホワイトディンゴ小隊は、
対空陣地破壊後に現れた、アッザムとの交戦状態に・・・・・・・・。
(一体何の話だ?)
ともかく高い紅茶は美味いと言うかなんと言うか、
淹れてるおっさんの腕が良いのだろうかのぅ・・・・。

この日の夕方、10日から一緒に旅行に行かないかとお声がかかり、
そりゃあもちろん行きますわ、逝ってしまいますわ!!
と言う訳で、躊躇する事無く速攻で返答。
今から楽しみである。

九日目
既に夜、
部屋のドアがノックされる。
聞こえる声は琴梨ちゃんのものだ。
部屋に入ってくると、今日買ってきたと言うTシャツを見せられる。
どうやら意見を聞きたいらしい。
そりゃもちろん、
「う〜ん、ちょっちなぁ・・・・・・・・。」
「どうして?お兄ちゃん?」
と折角気に入った柄だったから尚の事だろう。
「それはね、琴梨ちゃん。下に文字が書いてあるだろう。
 これの意味はね・・・・・・・・(中略)・・・・・・・・・・・。」
「ええっ!そうだったの?よかったぁ、教えて貰って。
 でもお兄ちゃん、よく知ってるね。」

・・・・・・・・ぎくっ!
とても云えない、選んだ選択肢に救われたなんて・・・・・・・。

ともかく、明日は待望の旅行だ。
楽しんでこよう。

十日目
さて旅行である、久しぶりにまとまった休みを陽子おばさんが取れた為、企画された旅行らしい。
それにしてもである・・・・・、さすが北の地に住む方の選択である。
乗ってるものがJeepチェロキーだって言うんだから、妙にはまり過ぎではないだろうか?
初期のチェロキーはミラーが取れたとか、面白いエピソードが山盛りで、
何度も笑わせて貰ったが、最近はあまり噂を聞かない。
対日輸出を狙っている所為だろうか?最近質が向上したのかもしれない。
(でも大抵水面下で語られてる事って多いんだよねぇ)
それはともかく車は進む、途中休憩をいれながら着いた先は屈斜路プリンスホテル。
そーいや、まともにホテルに泊まるのって、
山崎デ○リー○トアの時の店長研修以来じゃないのかなぁ・・・・・・。
あれ?俺ってば確か高校二年生だったっけ?
いやだなぁ・・・、修学旅行以来の間違いじゃないか、
はっはっはっはっはっ!
あ(汗)、なにやら独り言を言ってる私に周囲から冷たい視線が・・・・・、
琴梨ちゃんも陽子さんも、測ったように三歩下がるのはやめましょうよ、ねっねっ?

部屋に荷物を置きに行く前に琴梨ちゃんからテニスのお誘いを受ける。
うへぇ〜、オイラテニスって殆どやった事が無いんだよなぁ・・・・。
中学時代のクラブ活動(部活ではないのよ)の時に軟式テニスを少々と、
大学の体育実技で硬式テニスをこれまた少々・・・・・。
・・・・・・・・・・・、はっ?!
だから俺は高校二年生だってばさっ!!!!
忘れんなよ、俺!!!

ま、まぁともかく、殆どテニスをやった事の無い人類が、
現役テニス部員にかなう訳があろうはずは無い。
でも琴梨ちゃんの笑顔を見ているとむげに断る事も出来ず、
にこやかに行こうと答える。(この間の思考時間0.01秒)

さて、部屋で荷物を降ろすと
トントンっ(ノックの音)
おお、早速琴梨ちゃんは誘いに来たようだ。
コートの近くでラケットを借り、いざ出陣!!
「いっちょやったるぜぇ、負けるなら負けるなりに派手に散ってみせるぜ、
 漢には負けると判っていても戦わなくては"以下略"(気合入ってます)。」
しかし琴梨ちゃんはこう申した。
「ラリーをしようよ、勝負じゃなくて」
どどぉ〜〜〜〜〜〜〜んっ!!
(感涙)

琴梨ちゃん、キミって娘はぁ・・・・・、なんてぇやさしい子じゃろう。
恐らく無意識のうちにやっている事だとは思うんだけど、
その優しさがキミの魅力だよぉ!!!
なんていうの、えの素風に云うなら、
アンタ最高だよーーーー!!!

結果
3回
いいんだよ、慰めてくれなくたって、オイラはどーせ運動オンチだすぃ・・・・。

十一日目
今日は摩周湖に行くとの事、おお、霧の村雨城摩周湖。
陽子おばさんの話によると、晴れた摩周湖と言うのは滅多に見れないものだそうで、
もしうっかり見てしまった場合、婚期が遅れるという話だそうだ。
琴梨ちゃんも晴れていて欲しいという願いと、
晴れていたら婚期が遅れるという話で板ばさみだ。
見ている僕自身は結構微笑ましく思っていたけども琴梨ちゃん、
いきなり話を振らないでよ!
勢いで「僕が貰います」なんてうっかり本音を云っちゃったじゃないですか!!!

さてここは摩周湖、やっぱ霧が出てます。
琴梨ちゃんもよかったねぇ、これで婚期を逃す事は無いよって、
これほどのいい娘をほっとくヤローがいる訳無いやんか!!!
きっといつかは誰かに散らされてしまうんだろうなぁ・・・・・・。
(おい貴様!今何を考えた?!)
などと考えているのも束の間、琴梨ちゃんの声が耳に入った。
どうやらどこかに躓いてしまったらしい。
たまたま転んだ方角に僕がいたのが幸いし、事無きを得た・・・・、が、
直前まで色んな事を考えていた所為だろうか、
従妹だからとかそんな足かせを吹き飛ばし、つい抱きしめてしまった。

「あちゃっ!まずい!!!」

と、思ったが既に手遅れだ。
これ以降、琴梨ちゃんは帰宅まで口数がめっきり減ってしまい、
なんとなく気まずい雰囲気が流れる。

ううっ、良心の呵責に迫られてしまった。
帰宅後、直ぐに琴梨ちゃんにさっきの軽薄な行動を謝りにいった。
初めて足を踏み入れる琴梨ちゃんの部屋、
ええい、こうなったらやぶれかぶれだあたって砕けろだ!
正直な気持ちを琴梨ちゃんに伝えた・・・・・・。
琴梨ちゃん自身は、まだ恋愛とかそういった事に対してまだ慣れてはいない。
しかも、既に他界しているお父さんと僕を重ねていたらしい。
最初は困惑していたようだが、僕の気持ちもわかってくれた・・・・・、と思う。

十二日目
この旅行ももう左前だ。
琴梨ちゃんは行きたいところがあると言うので、素直に付いていく事にした・・・・。
行き先はドリームビーチ、ここで一日を過ごし、夢を聞かせてもらった。
さあ、もうすぐ僕は東京に帰る。
そして僕はきっと帰ってくるだろう、この北海道に・・・・・・・。

夏編、END
冬編に行く

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