阪神電車の風景

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阪神各駅風景2

阪神電車駅周辺で拾った風景です。

 

2002.5.6  NAKA-MA


4.魚崎駅〜青木駅

ここでは魚崎駅から青木駅方向に散歩したときの”記憶”写真を紹介します。

魚崎駅については別のコーナーを設けておりますのでご覧下さい。

お見せする写真は2002年4月30日に撮影したものです。

現在の魚崎駅は六甲ライナーと接続する橋上駅舎です。

山側の道路を梅田方向(東)へ歩き出しました。

細い側道は、いま工事中。震災後、立て直したお宅はすべてセットバックをとって、道路へ土地を提供したのです。各ご家庭の事情まで伺い知ることは出来ませんが大変なことです。

この区間は近く高架化工事にかかります。その工事用敷地ということもあって道路が広がります。

魚崎から青木まで天井川である住吉川から急勾配で下ります。

半地下道の山側入り口。

その浜側入り口。

この区間はまだ築堤なので南北の生活道路が踏切ではなく”立体交差”です。

ここは「地蔵前溝橋」。「魚崎」のコーナーにもあるように、震災前はお地蔵さんがいました。

立体交差とはいえ、1.4mの高さ制限。ここを自転車で抜けていくおばさんはさすが地元。

魚崎から梅田へ駆け下りる最新9300系。

通い慣れた地平区間を行く新5001形。気が付くと古参。

魚崎横屋踏切。このとなりの横屋東踏切は「十二間道路」といわれる広い道路だが、こちらは自動車禁止。

時速105キロ毎時で通過する迫力、9000系。

 

梅田からの電車はやや右カーブして魚崎へ加速。良い構図。

秋の夕暮れはどこかもの悲しい。

夕映えで車体が光った。

(2002.10)

「天井川(川の名前)」のほとりにお地蔵さんが。

阪神公式ページ「まにあっく阪神」の「歴史のある風景」でも紹介された川のない橋。「横屋避溢(ひいつ)橋」と言います。

かつての阪神大水害のような洪水時に阪神電車の軌道は土嚢代わりになるのですが、一部下流へ水を流すためだそうな。もちろん今ではそんなことはないでしょうが。

あ、ここも結構いいポイントだ。

青木(おおぎ)駅は明治時代から待避線付きの駅。震災時には初めてこの駅まで開通したとき、他の鉄道に先駆け神戸市内に乗り入れたと、ニュースになった。

高架工事の工事完成予想図があった。

一口メモ

先日、このホームページをご覧になった青木在住の方からご指摘いただきました。

筆者は阪神の青木を「おうぎ」と読み仮名をふっていました。これは大物(だいもつ)などと同じように他の地域では読めない漢字の地名だったので「あおき」とは呼んで欲しくないからでした。ところが阪神の駅標示などは「おおぎ」だったのです。このHPでは青木は阪神の駅名を指すので、ここに訂正します。ご指摘ありがとうございました。

ところで、筆者がやっとひらがなが読めるようになった頃、駅名には「あうぎ」というふりがながあったと記憶しています。わざわざ叔父に尋ねて「あ」を「お」と読むと教えてもらったことも覚えています。

今回改めてホームページを頼りに調べてみますと、以下のURL(青木地区センターのHP)に地名の由来が出ています。

http://www.warp.or.jp/~kiraku/ogi.htm

これによればもともと青亀の上がった浜が由来で「あふぎ」と仮名で書いたそうです。新仮名遣いに改めて「おおぎ」となったようです。通常「あふ」は「おう」になるのであって、「扇」(あふぎ>おうぎ)がそうです。「あお」が「おお」となった例では「仰ぐ」(あおぐ)が「仰木」(おおぎ)があります。実際現地でも「おうぎ」の表記は見られるようですので、完全に間違いではないものの阪神電車の「青木」は「おおぎ」であることは先に述べたように明白です。

いただいたメールからちょっと調べた結果報告でした。

2004.6.27

 

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5.青木駅〜深江駅〜芦屋駅

 さらに青木から芦屋まで歩いてみました。この区間も神戸市内高架化工事で変わってしまいます。

これは架線柱のコンクリート基礎が高くなっているものですが、阪神公式ページ「まにあっく阪神」の「歴史のある風景」で、太平洋戦争の空爆により破損したものを補強した、とあります。

ここにもお地蔵さん。

深江駅は神戸市の東端。となりは芦屋市。

阪神電車ではめずらしく直線路区間が続く。

なぞの構造物。これも洪水時の排水路を想定したものでしょうか。

お地蔵さんがここにも。

最新の9300系が快走。

「阪神電車ってかっこいい」

こういう姿を小さな子供が見ることで、未来の顧客が増えると思うのですが。

ここはいつから公園になったのだろう。芦屋西方。

芦屋駅近くに残る松の木。

この木も印象に残る風景です。阪神電車には松が似合う。

芦屋駅は芦屋川上にあるので、急勾配で登る。電車だけでなく道路も登るので駅に走るのは楽ではない。

芦屋駅から見える教会その1.

芦屋駅西方の踏切から。目的の電車が止まっていてもここからでは間に合わない。

芦屋から神戸方向へ駆け下りる5500系。松が往年の阪神沿線を偲ばせる。上の写真の松ですが、よく電車とマッチしています。

芦屋川も美しい川。この上にある駅も涼しげです。芦屋令嬢がよく似合う(そういう絵面にはなかなか会ったことはないけれど)。

遠くに教会が見えます。

 

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