新・闘わないプログラマ No.421

プリンタが……


いま、家で使っているプリンタはHPのDeskjet1220cという、A3まで印字できるインクジェットプリンタです。確か5年半くらい前に買いました。買った当初はあまり頻繁に使うことも無かったのですが、原稿を書き始めてからかなり使用頻度が上がりました。数えていたわけではありませんが、本1冊あたり、たぶん1000〜2000枚くらいは印刷したはずです。
資源の無駄、と言えばそうなのですが、校正はやはり紙の上で赤ペンを使ってやったほうが、見落としも少ないし、電車の中などでもやりやすいわけです。画面を見ながらの校正はちょっとやりたくない、と思っています。そんなわけで、まず原稿を書いたら印刷して校正、PDFでゲラが届いたらそれも印刷して校正、その他もろもろで結構印刷する必要があります。
HPのインクジェットプリンタのいいところは、インクを印字ヘッドごと交換するところにあります。インク交換と同時に印字ヘッドを交換するわけですね。これはコスト的にはインクタンクだけを交換する他社製品よりつらいところはありますが、現実にはそれほどコスト的な差が出てくるわけではありません。このプリンタを買う前にEPSONのプリンタを使っていたのですが、電源を入れるたびのノズルの清掃でインクを盛大に使い、それでもなおノズルが詰って使えなくなったりして、それに懲りた、というところもあります。
あとHPのプリンタの特徴としては、前面給紙なところがあります。このため給紙しやすく、なおかつ高さがあまり必要ない、という点が優れているところでしょうか。ただ、紙を前面から給紙して、印刷して、排紙するため、どうしても紙が通る経路が急なカーブになってしまいます。このため、つるつるした紙(給紙用のローラーが滑る)や、厚紙(曲がりづらい)が苦手です。そのため、背面からの手差し給紙もできるようになっているのですが……。

で、私の持っているプリンタ、何年か前からはがきの印刷がうまくいかなくなりました。まともに給紙してくれないのです。HPのFAQに、官製はがきがうまく印刷できないときの対処方法という文書があるのですが、これをやってもうまくいきませんでした。仕方が無いので、背面からの手差し給紙をやっていたのですが、これもうまく行かなくになってしまいました。
そのうち、はがき以外の厚紙の印刷もうまくいかなくなって、いまでは普通のコピー用紙のような類のものしか正常に給紙できない状況です。まあ、コピー用紙にさえ印刷できれば、原稿を書く作業の上ではなんら問題ないと言えば問題ないのですが。先日、名刺を作ろうとして(←プリンタによる手抜き名刺)、名刺用の紙に印刷してみたら、やっぱりこれもダメ。いつ、普通のコピー用紙も使えなくなるかわからない状況です。
たしかこのプリンタ、買ったときには5万以上したと記憶していますが、いまさら5年以上も前のプリンタを修理する気もしません。そこで、代わりのプリンタも考えないとなあ、という状況です。今からプリンタを選ぶとして、どんなものにしたらいいでしょう。

そして、いろいろ考えた末、

の2台体制で行くのがいいのではないか、という結論に達しました。下の「写真画質のインクジェットプリンタ」は当面後回しにして、レーザープリンタのほうの機種選定をしないといけません。「大は小を兼ねる」ということなら、A3のカラープリンタがベストなわけですが、当然値段も高いわけです。一番安そうなのが、EPSONのLP-7000Cで、一応10万以下で買えそうです。ただ、ちょっと古いモデルのようなので、そのへんがちょっとどうかな、と思わないでもありません。しかもデカいですし。A4のカラープリンタなら5万前後でもなんとかありそうですし、そちらのほうが小さいですから、そちらでもいいかなあ、とも思っています。A3が必要な場面はそれほどないような気もしますし。
さて、家にレーザープリンタを置く上での問題点がいろいろあります。

というわけで、家庭用のプリンタとしてはレーザープリンタはあまり向いていないのが現状だと思います。とは言え、私のように「すぐに数100枚印刷したい」なんて要求がたまにある場合、インクジェットプリンタではかなりつらいわけです。以前、一晩かけて印刷しようとして寝る前に印刷を開始したものの、朝目覚めてから見たら紙詰まりで数枚しか印刷されてなかった、とか。
なもんで、やっぱりレーザープリンタを導入したほうがいいのかなあ、とは思うのです。しかし、ウォームアップ時間や消費電力や騒音についてはある程度目をつぶったとして、残った最大の問題は「保守」です。実はここが一番気になっています。レーザープリンタって結構壊れる、というか調整しないといけないことが多いですよね。保障期間内ならともかく、来てもらって修理ともなればお金がかなりかかりますし、保守契約は結構いいお値段がしますし(下手すると数年間で本体購入価格を超える)。
そして、レーザープリンタの保守における最大の問題点は、この種の製品の保守は平日の昼間しかやってくれない、というところにあります。夜間や休日の保守サービスは(もしあったとしても)お値段が高くなってしまいます。要するに、企業とか、フルタイムでSOHO(って言うんですか?)の人でもないと保守を受けるのも大変です。私のように週末に内職しているような輩はそもそも相手にされてないのかも知れません。

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