新・闘わないプログラマ No.334

祝1周年


ついに1周年です。いやあおめでたいです。皆さんもお祝いしてやってください、1周年を。
え、何が「1周年」なのかって? ここの駄文コーナーでしょうか…いやいや、それはもうだらだらと6年以上続けていますから、「1周年」なわけないですね。じゃあ、何なんでしょう?

先日、家のサーバにログインしたんです。普段はあまりログインするような使い方はしていないのですが、たまたま設定を変更する必要がありましてログインしたわけです。で、そのときに何気なく、下記のようなコマンドを叩いたのです。

    [lepton@pc750 ~]$ uptime
     午後08時59分  稼働 366日間, 0時09分,  1 ユーザ,  負荷平均率: 0.00, 0.00, 0.00

「ん? 稼動が『366日間』になってる。今年は閏年だったはずだから…そうか、このサーバを起動したのはちょうど1年前なんだ」
しかしまあ、よく1年間何事も無く動いてくれたもんだなあ、と思ってしまいます。そういえば1年ほど前にこんなようなことを書いていますね。これを書いた直後に何度かリブートはした(まだ、安定稼動していなかったので、設定変更が結構あった)のですが、安定稼動に入ってからは1年間、ずーっと動きっぱなしだったことになります。
その間に停電も無く、OSが死ぬことも無く、ディスクが壊れることも無く、よく動き続けたと思います。筐体をよく見ると、あちこちの隙間には埃がいっぱい溜まっていまして、中を開けたらすごいことになっていそうです。

さて、この記録をもっと伸ばしてみたいような気もするのですが、OSもそろそろ新しいバージョンにしたいなあ、などと思っていますし、ディスクも普通の(連続稼動を保障していない)IDEのやつなので、大容量化と同時に新しいやつに交換したほうがいいかな、とも思いますし、そもそもCPUがCeleronの300MHzと今となっては遅すぎるし、ということで、そろそろ全体的に変えるべきなのかも知れません。
特に、ディスクの容量が足らなくなってきているのと、CPUが遅いのがかなり不便になっています。もともと「大して重い処理なぞサーバーではやらないから遅いCPUでもいいよなあ」ということで、廃物利用のこんな構成にしたのですが、常時動いているコンピュータがあると「せっかくだからこれもやらせちゃおう」ということで徐々に仕事が増えてきまして、もうちょっと力のあるCPUにしたいものだ、と思うようになりました。かといって、消費電力の多い(=発熱の多い)CPUはちょっと勘弁してほしいわけで、他は変えずにCPUだけでも交換してやろうか、などとも思っています。Pentium IIIあたりの早めのやつに。

ところで、いま家のサーバーのOSはLinuxを使っています。まあLinuxにむちゃくちゃ拘りがあるわけではなくて、UNIX系のOSならなんでもよかったのですが、それがたまたまLinixだった、というだけです。とりあえず私がサーバーに要求している機能はUNIX系のOSならどれでも不満無く使えますし、逆にWindowsだと「あれもできない」「これもできない」ってなっていました、少なくとも今までは。
とは言うものの、UNIXをサーバーにするのにも不満がありまして、それは何かと言うと、各種プログラムの設定ファイルの書き方が結構ややこしい、ということです。先日も必要があって、fetchmail(←これは以前から使っていた…けど、.fetchmailrcの記述は今もってよくわからん)からprocmailを呼び出してメールの振り分けや転送をやろうとしたのですが、何ですかあれ、.procmailrcの記述方法。
と思っていたら、高林さんの「バッドノウハウと『奥が深い症候群』」というのを思い出しました。そのページからのリンクで横着プログラミング 第10回: scmail: Scheme によるメールフィルタの下のほうにある「余談: procmail恐怖症」なんてのも…。
そんなことを思うにつけ、「GUIでカンタン設定」(←ホントか?)ができるWindowsをサーバーにしちゃった方が、などと思わないでもないです。また、SoftEtherなどのようにWindows版が先行して開発されていたりして、こんなのもやっぱり時代の流れなんでしょうかねえ。この種のソフトウェアって、今までならUNIX上でまず実装されて、後にWindows等の他のOSにも移植される、ってのが一般的だったように思うのですが。

そんなわけで、Windowsのサーバーももしかしたら今後は欲しくなるかも知れませんが、2台も動かしたら電気代が…VMwareやVirtual PCで逃げる、という手も無くは無いか。

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