新・闘わないプログラマ No.259

256回記念企画(3)


「256回記念企画」の第3回目です。

No.11 「ネットワークにまつわる無知と誤解と・・・」 1997.12.22
ネットワークプロトコルと言えば、今や、ほぼTCP/IPで決まり、という感じになりましたでしょうか。5年前とは隔世の感があります。企業システムなんかでも、古くからあるIBMのSNAなどのようにメインフレーム中心のプロトコルが駆逐されようとしています(少なくとも私の周りで見た限りでは)し、PC間の通信でもNetBEUIなど「そんなもん、いまさら使うなよ」って感じになっています。しかしこんだけIP(v4)が流行っちゃうと「IPv6は?」という気もしないでもないですが…。
それはそれとして、アホな事を言ってくる上司などは相変わらず減りませんね。もしかして5年前より増えているかも知れません。
あと、最後の文に「NT5.0」と書いているということは、当時はまだ「Windows 2000」という名前は無かったようです。「NT5.0では、この辺がもっとややこしくなりそうなので」というのは、多分、Active Directoryのことを指しているんでしょう ←自分で書いておいて、すっかり忘れています。

No.12 「UNIXにするか、NTにするか」 1997.12.30
今でも、特にサーバ用途ではUNIXでしょうねえ、他にしがらみが無いのであれば。じっさにはしがらみだらけなんで、そうそう思ったようには行きませんが。クライアントに関してはまあ、今ではWindowsでほぼ決まりでしょうけど。
さて「まともなスクリプトを書く標準的な手段が無い」というのは、私は使ったことが無いので詳しくは知らないのですがWSHなんてのもあるわけすし、いろいろなスクリプト言語もWindows上で動くし、何ならcygwinでもいいし、Windowsのデメリットは無くなってきている、とも言えます。一応道具はある、と言う意味では。
あと、リモートでの運用管理は、Windowsでもかなりよくなってきてはいるのですが、でも細かいことをやろうとすると、sshでリモートログインしていろいろ操作する、なんてことが出来づらいのは相変わらずですね。コマンドラインで出来ないことが多いですし。
かと言って、最近はルータでNetBIOSのデータを止めちゃうことが多いんで、Windows標準の管理ツールも使えなかったり…。

No.13 「今年はどんな年に」 1998.1.5
Windows 98は無事にこの年に発売されましたが、今から思うとWindows 9x系のOSの中では一番まとも、というか、その後のWindows Meが思いっきりコケたような状況だったので、今でも使っている人が多いのでしょうか。USBが使えて一番安定しているWindows 9x系のOSという位置付け。
Macintoshは、ねえ……ノーコメント。
Javaも、ねえ…ノーコメント、っていいのか? そんなことで。相変わらず大して使う機会が無いので、全然詳しく無いです。Perlとどっちが詳しくないか争えるくらい。ってんなもん争うなよ。

No.14 「モバイルコンピューティングの光と影」 1998.1.12
ノートPCは、今使っている松下のやつで3台目になるわけですが、当時とかわらず持ち歩いています。AirH"で定額接続できたりとか、無線LANが外で使えたりとか、客室でインターネット接続が出来るホテルが増えてきたりとか、5年前と比べて、外でのインターネット接続環境がかなり充実してきているわけですが、私は当時と変わらず、PHS(H")で普通につないでいるだけだったりします。外でインターネット接続を使う頻度にかなりムラがあるという私の使い方では、定額制のサービスは無駄が多いような気がしてます。
ところで「最近のノートパソコンのバッテリはほとんど全てリチウムイオンバッテリだと思うのですが、公称では充電回数が200回が寿命だそうです」などと書きましたが、ここで登場した富士通のノートPCのバッテリ、数10回の充電で完全に駄目になりました。そのため、増設バッテリを3個も買ってしまったわけですが…。この後に買ったIBMのノートPCは100回以上充電しても大丈夫でした。だからと言って、「富士通×、IBM◎」なのかどうかは分かりません。買った時期に3年の隔たりがありますから、その間にバッテリの性能やら、充電時の制御が進歩した結果かも知れません。

No.15 「鬼の首」 1998.1.19
今と考え方が違うところも一部ありますが、だからと言って書き直したりもしないようにしています ←実は書き直すのが面倒、というのが一番の理由だったりして。
ただし「私企業たるもの、利益を上げようと努力する事は賞賛されこそすれ〜」の部分は、今でもそう思っています。そして「何にせよ私が望むのは、公正な競争のある業界と、製品に対する選択の余地です」、ここの部分。

ううむ、あんまり面白いコメントが付けられませんでした。次回はもうちょっとなんとかしたいなあ、と。

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