新・闘わないプログラマ No.13

今年はどんな年に


あけましておめでとうございます。本年も「闘わないプログラマ」をよろしくお願い申し上げます。

さて今年、1998年は、誰もが心待ちにしているWindows98が発売されますよね(^^;)
いやぁ、私も楽しみで楽しみで、早く発売されないかと発売日を指折り数えて(って、まだ発売日が決まっていないか)待っています。「♪もういくつ寝ると発売日♪」
でも、これで発売が来年に延びたらシャレにならんな。Windows98+1とか。そういえば、Windows95が出たとき、Office95もほぼ同時(95年中)に出たのですが、Access95だけが開発が間に合わなかったようで、発売が96年になってしまいました。「なんで、96年発売なのに『Access95』なんだよ〜」と誰もが思ったのですが、実はAccess95の正式名称って、「Microsoft Access Version 7.0 for Windows 95」なんだそうです。で、省略して「Access95」、うまいというか、ずるいというか・・・。ということは、Windows98も「Microsoft Windows Version 5.0 for PC 98」の略だとか言ったらどうでしょうか? ところで、Windows98のバージョンって5.0なんでしょうか。本当は4.01くらいじゃないかなぁ・・・実際の話。たいして変わった所無いようだし。
バージョン番号って、マーケッティング的にも重要なんでしょうね。ろくに変わってないのにメジャーバージョンを上げたりして、売り上げを増やそうとするとか。そういえば、去年出た、MacOS8もそうですよねぇ・・・もともと7.7って言っていたものを「ユーザーインターフェースを大幅に変更したときにはメジャーバージョンを上げる」という内規があったとかなんとか言って(すごくいい訳くさい)。もし、仮にそんな内規があったとして、アップル社内の人間が誰も気づかなかった、なってことあるわけないじゃない。どうせ、メジャーバージョンを上げたいための作り話でしょ。
話がどんどん横道に逸れてゆきますが、OSのメジャーバージョンって、やっぱりカーネルの大幅な変更があった場合にして欲しいです。ユーザーインターフェースの変更なんて、重要な問題では無いと思うのです。しかも、メジャーバージョンが変わらない場合は、カーネルに大きな仕様変更は無い、と。我々開発者から見れば、そうしてくれないとアプリケーションとOSの対応の管理がとても厄介なのです。

すみません、軌道修正します。
しかし、Windows98って売れるでしょうか。プリインストールの場合は、Windows98発売後はWindows95モデルは無くなるでしょうから、それはある程度売れるでしょうが、upgrade版はどうなんでそうねぇ。やっぱりまた、深夜の秋葉原(だけじゃないけど)でお祭り騒ぎがあるんでしょうか。
Windows(not NT)のメジャーバージョンアップは今回が最後でしょうけど、今回だってほとんど意味の無いバージョンアップのような気がしてなりません。いっそのこと止めたらどうですか? 司法省とかうるさいでしょ? > Microsoft
私がなぜこんなことを書くかと言えば、システムのテストをするときのOSの種類が多くてかなわん、というきわめて実利的な理由によるものなわけですが(^^;)

Macintoshは今年はどうなりますかね。私個人としては応援したい気持ちなのですが(だったら6年も前の機械を使ってないで、さっさと新しいのを買えよな > 自分)、どうも先行きが見えません。去年出たG3 Macは速いしコストパフォーマンスも非常に優れていると思う(私も欲しい、だれかお金をめぐんでください(^^;))けど、それだけじゃねぇ・・・。
MacOSは古いカーネルをだましだまし使って来ましたけど、もう限界じゃないでしょうか。今後のMacOSとRhapsodyの関係がいまいちよく見えて来ません。私としては、Machカーネルの上にMacOS互換ボックス(blue box?)を載せて、MacOS9としてできるだけ早く出すべきだと思います。Rhapsodyはサーバー用だ、なんて言っている場合じゃ無いでしょ > Apple
Appleも、もうそろそろハードウェアから手を引いて、どこかで設計から製造までしてもらった方がいいような気がします。IBMがPower Book 2400cを作ったように。ソニーあたり作らないかなぁ・・・結構面白そうな物が出来そうな気がするのですが。
Appleと言えば買収の噂が絶えませんが、ことしこそ本当にどこかに買収されてしまうような気もしています。結構、あっと驚くような会社が買収したりして。

あと、今年の注目点としては、Java関連技術の動向でしょうか。昨年までは、少なくとも日本では、話題のみが先行して、実用的な技術とは見られていないフシがありました。Microsoftの提唱する開発環境にいいかげんうんざりしている私としては、非常に期待しているのですが。Microsoftにがんじがらめに縛られた状況になる前に、早く抜け出したいと思っています。私も、ある小さなシステムをJavaで作ろうか、と画策しているところです。
と、言いつつ、私自身まだJavaはよく知りません。昨年末あたりから本を買ってぼちぼち読みはじめたところです。言語の文法はざっと目を通し終わったところですが、なかなかよく考えられていますね(って、今ごろ言う事でも無いでしょうが)。CやC++よりだいぶ楽に、バグの少ないプログラムを書けそうだな、とは感じました。次はJava Beansあたりでしょうか。
私自身は、最近は、完成品のプログラムを作るということは無くなりましたが(もうトシなので)、「だいたいこんな感じで作って」と若い者に指示するときのサンプルプログラムはよく作っています。ですから、ある程度はプログラムが作れないといけないので、今年はJavaをメインにしてやっていきたいと思っています。

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