新・闘わないプログラマ No.170

作業手順覚え書き


はい、すみません、と最初に謝っておきます。今回の内容はこれを読まれたほぼすべての人にとって何ら有益な情報を提供するような内容ではありません。
先日、家でサーバ機として使っているPCのファンが回っていないことに気付きました。そのPC、ネットワーク配線の都合上、食卓のそばに設置してあったのですけど、なーんか最近、妙に静かだとは思っていました。いったいいつ壊れたのかは定かではないのですけど、冬だったせいで、ファンが壊れても熱暴走もせずに動きつづけていたようです。
このサーバ機にしているPC、IBMのPC750っていう企業向けモデル(うちの職場でも以前大量に導入された)を中古で数千円で買ってきたやつなのですけど、ファンは電源と一体化されていて、それだけ交換するのも面倒だし、電源を探すのも面倒だし、さてどうしたものだろうか。
このPC、CPUがPeutium 100MHzなのは目的からしてさほど問題は無かったのですが、ハードディスクがBIOSの制限に引っかかって、4GB程度までしか認識しない、というのはちょっと少なすぎて使いづらい、という問題点はありました。出来ればディスクだけは、もうちょっと大容量のやつが付いた方が使いやすいなあ、などと常々思っていたので、これをいい機会に、新しいPC…って言ってもお金が無いからやっぱり中古…を、先週末に探して買ってきました。
で、どんなやつかと言いますと、やっぱりIBMのPC350っていう、見た目はいままでのPCとよく似ているのですけど、CPUがPentium 200MHzという高速(←おい)、ディスクは幾つまで認識するかは知りませんが、とりあえず8GBまでは大丈夫なようです。メモリも最初から32MB入っているので、古いPCからあと32MBを取り出して付け替えて、64MBの大容量(?)に。

さて、家のサーバ機、Linuxを入れて、メールサーバやらニュースサーバやらファイルサーバやらタイムサーバやら、他にもいろいろな目的で使っているのですけど、さて、ここで、新しいPCをサーバ機にするためにはどうしようか、と考えたわけです。
とりあえず、手持ちの機器としては、

サーバ機はいろいろな用途で使っているので、出来る限り止まっている時間を短くしたい、トラブルを出来るだけ避けたい(面倒なので)、という方針で、サーバ機の置き換えをすることにしました。
考えられる方法としては、

最後の方法が一番よさそうなのですけど、これをやるためには、各ファイルシステムの全ファイルのコピー、fstabの設定、LILOの設定、なんてのが必要になるのかなあ、でもやったこと無いからなあ、特にこういう場合のLILOの設定とインストールってどうやるんだろう、LILOのドキュメントをひっくり返してみようかなあ、でも面倒だなあ、などと思いつついろいろ検索してみたら、「Hard Disk Upgrade Mini How-To」などという、ぴったりの内容のドキュメントが見つかりました。なん〜だ、このとおりやっていけばいいんじゃん。
このドキュメントは、あるLinuxをインストールしているPCのディスクを交換することを前提として書かれているので、そのままでは、今回の状況に対応できません。で、このドキュメントの内容を踏まえて、今回は以下のような作業を行いました。

あとは、コピーした6GBのディスクを新サーバに接続(プライマリのマスタ)して、電源を立ち上げると、無事、新サーバが稼動しました。まあ、NICなどの細かいデバイスの違い等がありましたから、そのあたりは手動で変更しましたけど、そんなに大した作業はありませんでした。
で、ここまでの作業時間は、/var/log/messageで調べて見たら、旧サーバをシャットダウンしたのが、21時41分、最終的にサーバが稼動したのが23時36分、ということで、この作業は2時間弱で終わった、ということになります。まあ、結構早く終わったのではないか、などと思っているのですが…。

というわけで、最初にお断りしたように、今回の内容はこれを読まれたほぼすべての人にとって何ら有益な情報を提供するような内容ではありませんでした…って、よくよく考えてみたら、今まで私がこのサイトで書き散らしてきた駄文も、有益な内容などありませんですね。っつーことは、いつものことで、別に今さら謝る必要も無かったか…。

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