コンサバトリーを作ろう! 顛末編


支払いとクレーム

支払い
 5月15日に一応出来たので、工事代金を支払うこととした。支払いに際して、今回の契約に使用した日本法令の契約書にある通り、納期1日につき、1000分の1の工事代金を差し引いて振り込むこととした。
 1月15日には出来るといっていたが、余裕を持ってということで、契約書の納期は、2月末となっていたので、74日分である。
 5月17日に振り込んでから、その日の夜、担当の営業さんに電話したところ、「いろいろあって、私は手が出せなくなった。」とか「それは、またもめそうだ。」とか「それは、支店長に電話させますよ。私は、一介の現場監督ですから。」とか言っていた。なんのことか良く分からなかったが、電話があるんだろうと待っていた。
 5月20日になっても電話がないので、不安になり、代金の支払いを代行する業者のクウォークに電話をして、代金を支払ったことと契約を破棄したいことを伝えた。クウォークでは、5月22日に業者に確認すると言っていた。

クレーム
 妻は、5月15日に営業さんに資材置き場に一ヶ月なっていた芝生が真っ白になったので、張り替えるつもりがあるのかどうか尋ねていた。
 その返事は、「私は、営業で、芝生の張り替えは私の仕事ではない。置いておくとまた生えてきませんかね?」と言ったものであったため、怒ってしまい、5月16日に業者の本社に苦情の手紙を送った。

手紙
 5月25日になって、5月23日付けの消印で次のような手紙が来た。

お詫び


 ○× ○○様

 拝啓
 初夏の候 ○×様には、ますますご健勝にて、おすごしのこととお喜び申し上げます。  さて、このたび、当社のコンサバトリーをご用命いただきまして、心よりお礼申し上げます。
 コンサバトリー取り付けに際しましては、施工スケジュールの遅延、ご連絡不足など当社担当の□□に、不手際があり、その上、お庭の芝生を枯らしてしまい、○×様ご夫婦に於かれましては、誠に不快なことと、拝察いたします。
 当社は、ヨーロッパよりのアンティークな輸入瓦、タイル・レンガ、輸入住宅を手がけており、お施主様の夢の実現をモットーにして参りました。それにもかかわらず、今回の□□の言動は、当社の理念に反するのも(注:原文通り)で、誠に申し訳なく、当社の監督責任を痛感しております。
 □□には、いろいろと問題があり、すでに当社を退職しておりますので、本人に直接、○×様ご夫妻に対し、謝罪させることが出来ませんので、私が、会社を代表し、□□の言動に対し、心よりお詫び申し上げるとともに、○×様のご指摘にありましたように、今後、お施主様の夢を台無しにしないように、当社の理念を、今一度、社内に周知徹底いたしますので、お許しいただきますように、お願い申し上げます。
 最後に、○×様のご夫婦のご健康をお祈りいたしますとともに、心ばかりの品を贈らせていただきますので、ご笑納いただけましたら幸いと存じます。

平成12年5月      

愛知県************丁目**番地
    **** 株式会社
   代表取締役社長 ** *


感想

 営業さんが、会社を辞めたのは、うちのせいか?  とっても、後味が悪い結果となった。
 芝生は、ジョイフル本田で、398円のものを数束買ってくれば十分であるのに。。。
 うちは、コンサバトリーは実用品ではなく、夢を買うような商品であるので、それに見合ったサービスを提供すべきであると主張しただけであったのに。
 だいたいからして、上の手紙は、監督責任について一番謝って欲しいのに、それを理解せずにいわゆる「トカゲのしっぽ切り」をやって、自分は痛感してるだけです。代って謝って貰ってもしょうがありません。言葉が足らずに営業さんにとんでもない迷惑をかけてしまったようです。

 サービスのあり方については、「サービスは心がつくる」が参考になりました。

東京支店が出てきた

 5月26日に雨が多く降りましたが、気がつくと、床がびしょびしょでした。雨もりです。良く観察すると、屋根を支えている梁の接合部に5mm位のすき間が出来ていました。水はそこから来ているのか、それとも、すき間が出来るぐらいずれてしまい母屋との取り合い部分にすき間が出来て漏れているのか判断が付きません。でも、ずれているのは明らかに構造上の異常です。

 他の問題もあったので、5月29日に業者の東京支店に電話をしました。

 内容は、 1)御社の担当がわからない。
2)コンサバトリーの引渡を受けていない。
3)現物を見ると問題点がある。
でした。

 これに対して、すぐに行きますと言って頂き、次の日には、視察に来ていただけました。問題点は、直せるか検討するということになりました。また、芝生を張り替えたら、費用を負担するとも言ってお帰りになりました。

戻る    前のページ    次のページ