屋根裏の断熱リフォーム工事

 新築完成は、5月であったので建築後しばらくは気づかなかったのですが、今のわが家は、かなり寒いのです。

 しばらくしてから気がついたのですが、北側の部屋の天井裏には、断熱材(ファイバーグラス100mm)が入っていない部分がありました。しかも、きちんと天井材の石膏ボード側にポリエチレンなどの防水層の処理をしていないので実際は、殆ど断熱材が入っていないのと同様でした。

工事の日時の決定
 電子メールで、工事の日程を問い合わせたところ、2週間後との返事がありました。
 また、工事の責任者が再度、現場を確認したいので、近日中に来るとのことでした。施工中に溶剤の匂いが結構するということで、工事の日(一日で終わる)には、子供は、待避していた方が良いらしいです。


見積の結果(その3)
 問い合わせてみたところ、見積もり条件に間違い(既設のグラスウールの撤去費用)が見つかり、値段も当初の予算の3割増しというところになりました。施工面積が、一軒分よりもだいぶ少ないので、割高になってしまい、カナダのアイシネン社から厳しい指導があるので、見積もりはもう変わらないということでした。金額的には、なんとかなりそうなので、夏の暑いのや冬の寒いのに決別できるならと契約することにしました。


見積の結果(その2)
 屋根の広さは、こちらの思った通りとなっていましたが、予算の1.5倍と思ったより値段が落ちていないので、見積もりの詳細について、問い合わせてみました。


見積の結果(その1)
 見積もりが出てきましたが、予算を遥かに越えて約2倍以上になっており、予想を大幅にオーバーしていました。
 アイシネンの見積もりは、施工面積に吹き付け厚さを掛けて、薬剤の使用量を算出したところに、特殊な器材(トラック)の使用量と施工費と管理費という見積もりでした。
 だめかな?とも思いましたが、よく見ると屋根の面積がこちらの予想の1.5倍になっています。ここが少なくなるとだいぶ値段が下げられそうな気がしました。


見積もり依頼
 電子メールでクリーンペア総本部株式会社へ見積もり依頼を出してみました。


今までの断熱材との比較
 クリーンペア総本部株式会社殿のパンフレットから転記
  ファイバーグラスのフェルト スプレータイプの湿式セルロース ウレタンフォーム アイシネンフォーム
いつまでも完璧にフィットする    
空気の侵入から守る必要がない    
対流を引き起こさない  
水分が通り抜けない    
水によって損傷を受けない    
窓やドア枠を変形させない  
水を取り込んだり、吸収したりしない  
ホルムアルデヒドを含んでいない  
フロン、代替フロンを含んでいない  
時間が経ってもたわみ、落ち込みがない    
燃焼を助長させない
収縮しない  
乾燥時間を必要としない  
必要とあれば取外しが簡単  
シロアリ、虫の食糧にならない  
有害なガスを出さない    
天井に施工しても垂れ下がらない    
閉じた空洞の中に注入できる      
防水層なしでも送風ドア試験に合格できる  
時間が経っても性能が低下しない      



アイシネン断熱システムとの出会い
 東京ビッグサイトで開かれた「グッドリビングショウ2000」に行ったときにクリーンペア総本部株式会社アイシネン断熱システムの展示をやっていました。そこで、これだと思い断熱工事だけでやってくれるのか尋ねたところ断熱施工専門業者なので、やってくれるとのことでした。
 値段も聞いてみましたが、吹き付けが一件丸ごとの場合で、2,800円/m2程度とのことでしたので、そんなに高額ということもなさそうでした。吹き付けの様子


断熱方法
 断熱の方法は、いろいろ考えられますが、今まで考えた方法は、次ぎなような物でした。 1) 今あるグラスウールの内側に防水バリアと石膏ボードを張る。
2) 今あるグラスウールを取り除き、セルロースやその他の厚い断熱材を貼り、1)の内容を行う。
3) 2Fの天井裏にブローイング工法で断熱を行う。
4) 天井裏に発泡ウレタンを吹き付けて断熱を行う。
 しかし、大抵は、断熱工事のみの受注は工事が面倒な割に扱い量が少なくどこの工務店も引き受けてくれませんでした。また、計画換気を行っていないことや施工工務店でないために換気口などの確認が出来ず、グラスウール断熱では、壁内結露の心配が払拭できないことも理由の一つとして上げられます。
 発泡ウレタン工事の場合には、これらの心配は払拭出来ますが、私の近所では、なかなか施工工務店が見つかりませんでした。


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