2001年8月

「現代の舞い」 ち り ぬ る を  (曼陀羅華雨情考)

「傘がない」わけではありません
「身を知る雨」にあなたとなら
濡れて歩いてみたかった
真紅一念「華」咲きそろい
永遠の道

DATE

2001年   8月18日 (土)  PM7:00
           19日 (日)

PLACE

ART COMPLEX 1928 (京都三条)

STAFF

演出・構成・振付

中川  薫

映像・トータル演出    

鍛冶川一夫

照明・音響・舞台

アートコンプレックス1928 STAFF          

衣裳   

西野なおみ

み な み

写真

中川 欽吾

宣伝制作

沼田貴美子

制作

Junk’s Performing Arts 企画

DANCE CREW     

村上 和司

あ か ね

坊内 由香

森  洋子

  ・ 

橡川キョウ

飯柴 啓子

中川 薫

  ・ 

藤條  虫丸 (天然肉体詩人)

 日本人の身体性は古典だけの世界ではなく今を生きる人それぞれの身体にも内在している。そして精神性は・・かつて日本人は四季の風を感じ分ける感性、身体感覚に優れていた。そこから生まれる言葉文化も豊かであった。めまぐるしく表面だけを流れ去ってしまうファッション感覚に摩耗している現代人の心、今一度五感からくるからだ言葉の美しさを蘇らせてみたい。日本の風土が育んできたもの、日本独自の文化の魂を埋もれさせない為に・・ 京都は、そんな思いをかなえるのに最適な場所。前回も日本の心を追求した「法然院」での公演は「生音」「時を積み重ねた場」との出会いで更に実感を得、飛び入りの蛙の声も好演。今回は、劇場を映像によってドーム化し、観客をも包み込み感性を刺激。これはアートコンプレックス1928でしかできない試み。加えて表現者の実感を伴った動きを引き出し、相互の関係性をもって立体感のある空間を創り上げる。決められた動きなどには決して収まらないプリミティブで且つ繊細な天然肉体詩人<藤條虫丸>の参加で空間をどうゆがめられるかもおもしろいところ。個々が主体的にテーマを持って加わることでエネルギーは増幅。燃焼温度上昇中!
如何なる景色が現れるか?!お立ち会いあれ!!
                          中川  薫 記

[ちりぬるをの写真1]
  1. TREK  ーその果てはー


    1996年  TREKー航海ー初演から5年
    初演の映像とのコラボレイト、進化を確認する







    [ちりぬるをの写真2]
  2. 雨情考


    "傘がない" わけじゃないけれど・・・
    じっとりと濡れてみませんか?
    何かを実感する為に、身を知る雨に・・・






    [ちりぬるをの写真3]
  3. かりそめカラ傘なんの色


    かりそめとは固定的でないという意味







    [ちりぬるをの写真4]
  4. 道行


    永遠に愛し続ける事は・・・?
    煩悩即菩提






    [ちりぬるをの写真5]
    [ちりぬるをの写真6]














  5. 曼陀羅華


    辺り一面に真っ赤な
    曼陀羅華(曼珠沙華)の花
    死の予感
    ・・・わが身の潰れる日を思う・・・


  6. Force Field


    命の不思議、偶然の中の必然
    目に見えない大いなる力、
    エネルギーは何処から・・・
    無数のつながり・・・存在と出会い
    その不思議さの中に意味と使命を見つける




前のぺージへ次ページへ     最初のページへ