Herr GeeBee R-2:7(緩慢なる進行)
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Herr製 GeeBeeバルサキット製作はそれでも微速航行中…
それでも、気が向くと細々と作業は進行している。
インターバルを置いて素材を眺めていると、あちこち気になってくる細部があるのだ。
実機ではスパッツの主翼との接合部に曲線の付いたフランジがある。
早速(現物合わせで…)作ってみた。
ベースは「木と紙以外極力使わない」と言う最初のポリシー通り、工作用紙をベースにパテ盛りで仕上げる。
こちらは前回の続き、主翼フィレット。
土台は上質紙であるが、殆どパテ盛りで固めたモノで、この写真は既にパテの上に下地塗装を施してある。
胴体との接合部に材質の収縮率の差異で多少隙間が出ているが、充分に修正可能な歪みである。
エレベータ:水平尾翼基部にもフィレットを付けてみた。
こちらはサイズが小さいので特に土台は作らずに直接パテ盛りで成型。
マスキングを除去してみたら…うっひゃ〜!
右翼は綺麗に上がったのだが、左翼に大きな隙間が…
今回使用しているパテ各種。
左側(縦位置)は下塗りの前段階で使用したセメダイン製の木工パテ。
真ん中がプラ模型用のラッカー・パテ。上の白い箱とチューブがお馴染みタミヤ製。下の黒箱白チューブがMr.Hobbyのモノである。
右側の瓶は下地用塗料。上がサフェーサー、通称“溶きパテ”。下が商品名“ベースホワイト”と言う更に粒子の細かい下地専用塗料。共にMr.Hobby製。
セメダイン製木工パテは木質に応じた色が揃っているが、どのみち塗装してしまうので、現在の作業では余り関係がない。今回はタモ色を使った。
乾燥後の仕上がりはトノコに似たざらっとした表面になる。
タミヤ製パテは何処でも入手しやすく価格もこなれているが、盛りつけ時の成型が比較的難しく、結果、乾燥後の切削がかなり大変である。乾燥後の“ヒケ”多少発生する。色はライトグレーである。
Mr.Hobbyの製品は商品名“Mr.WHITE PUTTY”。先日店頭で発見した。
色がクリーム色で、初期乾燥がかなり速い。更に表面張力(?)も強く、盛りつけ時に概形を形作って自然乾燥させると、運が良ければ殆ど仕上げ切削を必要としない程度の平滑表面に仕上がる(…事がある)。“ヒケ”もタミヤパテよりも発生しにくいような気がする。粒子もタミヤパテよりもずっと細かく、自然乾燥させただけで既に光沢のある表面になる。
今回は途中からこの“Mr.WHITE PUTTY”に切り替えてみたが、なかなか満足のゆく結果が出ているようである。
きっと、恐らく…続く…
…筈なのだが…
しょうがない…雨の日はしょうがない…
春の内に仕上げるつもりでいたが、梅雨に入ってしまって、毎日湿度が高い。
残すは塗装工程。
どうも、この湿気は案配が悪い…
雨の日はビデオである。
2枚組のDVDである。
ただ、ただ2時間以上、飛行機が飛んでいるだけである。
飛行機に興味のない人にとってはとんでもない無駄遣いである。
しかし、もう、「こいつら正気じゃない」としか思えないアクロバットや、ヴィッカース・ビミーやフォッカー3発等のクラシック機、色とりどりのエアレーサーやWW2のウォー・バードが飛び回る、飛行機好きにはもう堪りません。
それに、なんとGeeBee R-2(Reprica)も飛ぶのだ!(我ながらバカとしか言いようがない)
ワック株式会社:WAC-D504(VHSもあり)
そして、これ!今月廉価版になったばかりのディズニーのSF(?)アクション。
マニアはこのパッケージの右下格納庫の前のGeeBee Type-Zを見逃しはしないのであった。
冒頭のみだが、(もちろんレプリカだそうだが…)飛ぶぞ!飛ぶぞぉ!!
お話なんざぁ、もうどーでも良いのである。
出演 : ビル・キャンベル、ジェニファー・コネリー、アラン・アーキン、ティモシー・ダルトン
監督 : ジョー・ジョンストン
脚本・物語 : ダニー・ビルソン、ポール・ディ・メオ
製作年 : 1991年
本編108分
ブエナ ビスタ ホーム エンターテイメント:VWDS3124