Herr GeeBee R-2:2-1
![]()
Herr製 GeeBeeバルサキット製作の続きである。
前回で、フライト・キットからディスプレイ・モデルへの転進を決定したので、プロペラを作り始める。
バックのラフスケッチが見えるだろうか。
基本的に私は「現物合わせ」の人なので、“図面”の様な物は引かないのだが、今回はスケールを出すために鉛筆書きのラフスケッチをしてみた。
プロペラ本体はその辺のバルサ材の切れ端を積層に接着した物である。
概形が削り上がったところ。
右側はゴム動力用のプラスチックプロペラである。
シェイプができあがって、下地塗装を施したところ。
これから、木目を潰してパテ盛り修正、磨き出しを行う。
さて、エンジンはどうしよう…実はまだ構想がまとまっていないのであった。
カウリングも赤い狐を成型した物と、バルサ積層で削りだした物を並行して作っているのだが…まだ決定稿が出せないでいる。
Herr GeeBee R-2:2-2
作業続行中
結局、赤い狐カウリングは却下として、バルサモノコック構造のカウリングを採用することとした。
赤い狐は前端の絞りや厚みのスケール感はバッチリなのだが、先端からボディ側のテーパーがきつすぎて違和感があるのだ。
その上、発泡スチロール製なので、整形後の修正に溶剤系のパテや塗料が利用できない。
プラモデル用(スチロール用アクリル塗料)ですら、溶けてしまうのである。
ともあれ、先行きは見えてきた。
これは下塗りで、もう一度表面段差の修正や細部の成型を行う。
模型作りは妥協との戦いで、何処まで拘るかがモデラーの作風となる。
今回はエア・レーサーなので“テラテラ・ピカピカ”の機体に仕上げたいのである。
木製モデルで、プラスチック用ではない一般の塗料が使えるので、コストが安く仕上がるのは助かる。
なにしろ、一般塗料はディスカウントショップで安く買えるのだから。
模型は3歳から作り始めた。それ以来、出来上がりのレベルはともかく、作り始めた物を未完成にしたことがないのだけが自慢なのだが…
しかし、エンジンブロックの製作方針はまだ決定していない…
道は遠いなぁ…
続く…