愚行連鎖 S.Yairi情報

GB楽器博物館

ぜ〜た氏愛機S-Yairiについて


ぜ〜た さんから

わたしも写真のローデンギターと非常に良く似たS.Yairiを持っています。1982年くらいに8万円で買いました。ラベルが無くて型式などが全く分かりません。
S.Yairiが潰れたこともここで初めて知りましたしローデンギターについても初耳です。ご期待に添えませんが全く情報はありません。強いて言えば拙い記憶ですが私の持っているモデルはシンガーソングライターの五十嵐ひろあきさんが使っていたのを記憶しています。
私のほかにもS.Yairiのギターが好きな方がおられると知り、大変嬉しいです。私のものも8万円とは思えないほど良い作りで良く鳴る自慢の楽器です。
宜しければギターのデジカメ写真を送らせていただき御鑑定をお願いしたいと思いますがいかがでしょうか。


鑑定させて頂く程の知識と情報は持っておりませんが、デジタル写真、よろしければお送りいただければ資料として当方のページにも掲載したいと思います。
また他の方からの情報もいただけるかもしれません。

ぜ〜た さんから

お言葉に甘えて画像を送らせていただきます。

全体前
全体後ろ、ややラウンド
ブリッジ
サウンドホール付近、ピントは力木に合わせてあります。
水平方向の木が立てて接着してあります。そのためか買った時からラベルがありません。
サドル付近、ピンは自分で付けました。
エンドピン付近、ピンは黒檀の様です。
ヘッド前(ピントが甘くて恥ずかしいです。何度も撮り直したのですが)
ヘッド後ろ、ペグはS.Yairiのロゴが入っています。

石井さんのウェブページによる504Fと材質、デザインともに非常に良く似ています。相違点としては、ピックガードが透明。エンドピンではない、ラベルがない、ネック裏のストライプがない、ポジションマークが指板にない点が挙げられます。カタログを持っていましたがピックガードは全て透明だった様な気がします。でも確信はありません。

1986年か87年に定価8万円で若干の値引きで購入しました。
石井さんも御指摘の通り値段の割に良い材料を使っていますが当時はギターが安かったのではなく当時としてもS.Yairiのギターはコストパフォーマンスが高かった記憶があります。当時は高校生でお金も無く為替レートも今と違い外国製品が買える状況ではなくモーリス、ヤマハ、Cat'sEye等の同価格帯と比べた中で一クラスも二クラスも上の鳴りをしていました。
LOWDEN Guiter(Guitar?)のいきさつは石井さんのウェブページで初めて知りましたがこういう特殊な事情があったのであれば値段の割に良い楽器であるのもさもありなんと思います。
大した情報ではありませんがシンガーソングライターの五十嵐浩晃さんが私のものと同じデザインのギターを使っていたのをテレビで見ました。

実は私はクラシック弾きでして(勿論プロではなくただの会社員)木は松、杉、黒檀の区別しかできませんし音もマーチンぽいとかギルド風だとか表現できれば良いのですがそれも判りません。大した情報はなくてすみませんが今後とも宜しくお願いします。


ギター用銘木図鑑 を用意しましたので、よろしければ参考にしてください。


S Yairi
ぜ〜た氏愛機S-Yairi

同一シリーズのモデルと思われますが、私の物とはボディシェイプが若干違うようです。
zetaさんのはどちらかと言うとジャンボタイプみたいですね。
私のはもう少し心持ち小振りのボディです。
東田さんの情報にあった様に、このモデルにはポジションマークがありませんね。



S Yairi Back view

S Yairi Back view

素っ気ない位あっさりした各接合部のバインディングは私のものと良く似ています。
私のはネックが合わせネックですがzetaさんのはワンピースですね。
ネックやヘッドのシェイプは同一の様です。
塗装の感じがちょっと私の物とは違うのですが、zetaさんの物の方が良い感じに焼けているのでそのせいかもしれません。

Bridge

S Yairi Bridge

zetaさんの物のブリッジはLOWDENそのもののストリングピン無しのタイプですね。
いいなぁ、これ。
ここら辺が私の物との年式の違いかもしれません。 ブリッジサドルは白っぽく見えますが、プラスティックではないですよね?
私のは赤っぽい牛骨です。(私のは牛骨にしては色が良いが、象牙ではない…と思う)



S Yairi Sound Hole

S Yairi Sound Hole

特徴的な三角断面の力木はまったく同じです。
私の物ではサウンドホールから見える裏板の中心継ぎ目と力木の十文字の右上辺りにラベルが付いています。zetaさんの物は前ユーザーが剥がしたのでしょうか?
(新品購入でしたっけ?)それとも最初から無かった?
ピックガードは透明タイプなんですね。
サウンドホール縁飾りは私の物よりシンプルです。


S Yairi 504F Neck Heal

S Yairi 504F Neck Heal

ネックヒールの曲面仕上げも私の物と全く同じシェイプです。
このネックヒールに取り付けられたストラップピンはノンオリジナルだと思いますが、渋いですね!
こんな渋いピンは今ではなかなか手に入りません。



S Yairi Tail Pin

S Yairi Tail Pin

テールピンはノンオリジナルとの事ですが、オリジナルでも同じ様なパールドットの付いた黒檀ピンが使われています。



S Yairi Head

S Yairi Head

ヘッド形状とマシンヘッドは私の物と全く同一です。
ナットは私のと同じ牛骨みたいですね。(どちらも牛骨にしては色が良いが、これも象牙ではない…と思うが…)



S Yairi Head Back

S Yairi Head Back

S.Yairiのロゴの入ったマシンヘッドは恐らくGoto製(シャーラーレプリカ)と思われますが、現在製造されているgotoの物とは比較にならない位仕上げが奇麗です。
但し、ペグボタンのメッキが剥がれ易いのが難点。
東田情報では最上級モデルにはシャーラーが付いていたらしいです。

東田情報 を整理するとzetaさんの愛機がYD-504で私のは年式違いで型番を引き継いで少々スペックが変わったタイプの様にも思われます。

ううむ…ますます謎が深まってしまった…


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