無限連鎖…？
ＧＢ楽器博物館
その他の楽器類/ウクレレ：2
これは…不如意に増殖するんだよ…。
で、帰りにneko☆Kanとこないだのウクレレ屋さんへ行った訳だ…
KALAウクレレニューモデル大量入荷。
既にカタログなど何の役にもたちゃしない。
もう、手当たり次第頭に浮かんだモデル何でも作っちゃってるみたいで、そりゃ凄いことに…
このアーチトップｆホールのなんか、数日前にあったら、絶対行っちゃってたね。
こんなカッコしてたら、音なんかもうどうでも良いワイ。欲っしいぃ〜〜！
それから、上の写真左の二本、前項でも一寸触れたアメリカンショートヘア猫みたいなの、かりんじゃなくってマンゴーだそうな。
これもレア・ウッドでありますな。少々お高い。
その隣はスポッテッドメイプルボディにシトカの表、そして、いちむらまさき先生ご所望のPU付きソプラノ。
PU付きはコンサート以上は一通りラインナップがあるそうだが、ソプラノは今のところ、このマホガニー（ラミネイト）のみだとか。
件のPU付きソプラノ、デザインはオープンギア付きのペグを除けば、典型的なMartinスタイル。
姿は悪くない…と言うか、積極的に可愛い。
しかし、ギア式のペグ装着により、持った途端にやはり一寸フロントヘビーな印象がる。
それ以前に全体に一寸持ち重りする感じもする。
その印象を伝えると、KALAの合板楽器は他メーカーに比べて幾分板厚が厚いとのこと。
音はこのクラスとしては宜しいんでは無かろうか。
悪くはないと思うが、お店の人も言うように、そもそもが本体は1万円前後位で実売されている楽器と同等なはずで、それにやはり同額程度のPUを付けたモノと考えるべきだろう。
メーカーのアイデンティティとしては、ラインナップにPU付きが必要なので、とりあえず作ったという感じかな？
ただし、他のソプラノと違って、PU付きだけは14F.ジョイント。
この辺りは結構考えてあるようだ。
お店の意見としては「ソプラノPU付きを欲しがる人は、もう一寸上のクラス何じゃないか」とのこと。
ただ、中途半端な楽器に中途半端なPUを後付けするよりも全体バランスは数段まとまっているので、即戦力と言うことを考えれば非常に宜しいのではないかと。
出音もPU前提なら、充分だと思う。
結論としては、激安でPU付きが欲しければ、買いだと思う。
シンプルな楽器ほど難しいってのは真理だし。
ウクレレ、実は、これ、凄く間口も奥行きも広い楽器なんだよね…
オキラクにポロポロ鳴らして楽しい人をまず受け入れるし、その後、極限のパフォーマンスを求める人には頂上は凄く遠いし…
まぁ、難しい話はそれとして…
ASTRIASのペグをGotohに交換しようとペグを買いに行ったら、例のｆホールのテナーウクレレが呼ぶんだよ…
いや、いかんいかん…
連れては帰れないから…
でも、二本入れケースをオマケしてくれたら考えないことも…
「いいですよ」
（あ、こら、返事するなよ…）
「今ケース在庫ないから、入荷するまで取り置きにします」
（いや…あの…その…）
もぅ、どーにでもして頂戴。
うぅ〜ん…
言い訳にならない。
つ〜か…手の施しようがない…
まぁね…
これから夏に向かって出張が一杯決まってしまったし…
その出張費前提でカミさんに前借りだし…
そうか、つーことは、もう少し行けるのか…
このｆホール・アーチトップは、大体想像したとおりの音である。
殆ど見たまんまの音。
ただ、楽器は、一週間弾いただけでも音が落ちつくようだ。
この新しいｆホールは結構硬い音（音質と言うよりもできたてで馴染んでない感じ）である。
が、しかし、この楽器はこのデザインだけでも既に充分満足度が高い。
突然思いついて、作成。
材料：ローズウッド天然木ツキ板0.5mm（東急ハンズにて3枚505円）
仕上：ペーパー磨きだし、無塗装、ワックス研磨
取付：弱粘着（紙用）両面テープ
とりあえず弦がHigh-G（Reguler）に変わっている…
やっぱり、ストロークプレイをするにはこの方がキモチイイかも。
（ウクレレやバンジョーではストラミングと言うらしい）
ギターだとサウンドホールの下辺りがピックの当たるところで、擦り傷が表板に付くのを防ぐために涙滴型の樹脂や鼈甲のピックガードというものが付いていることがあるのはご存じかと思う。
ウクレレだと、ギターよりも前寄りを弾いた方が雰囲気がある音がするので傷はこの辺りに付くのだ。
で、極々薄い木の板を貼り付けた、と言うことである。
まぁ、傷を気にする、と言うよりも、このピックガードはどちらかというとデザイン的要素が強い。
ギターでもピックガードがカッコイイ楽器はあるし、ない方がカッコイイのもある。
このKALAウクレレに関してはシンプルで良いんだけど、一寸見た目が寂しかったので、飾りで付けてみた、と言う訳。
本当は楽器には後から何か付けない方が良いのだが…
このくらいのモノなら音に大きな影響はないはずだし。
で、二本のテナー。
全く同じ弦のママ暫く弾き込んでから、戦闘配備を決定したいと思う。
どっちかをLow-G専用って事にね。（多分ｆホールがLow-G専用）
懐柔作戦発動？
帰宅したら佐川急便の荷物が…
うぁ？
ん…
なんか身に覚えがある。
楽器屋で、聞いたことがないブランドの、凄く綺麗で可愛いのを見つけて試奏して、その時は、ふぅん…随分安くするんだ、値段の割に作り良いし、音も結構はっきりしてて良いね…じゃ、またね。
と帰ってきたのだが…
先日、もう眠くて上下瞼がくっつきそうになっていたときに、なんかネットショップを検索した覚えが…
ほぇぇ…なんだよ、楽器屋が凄いディスカウントだと思ったらこれはなんだ？
殆ど6割引近いじゃないかぁ！
あん？在庫あと1本？？
朦朧と混濁した意識の中で、ぽちっとな…したような気がする。
カミさん懐柔に使おうとしたような気もする。
いち大先生は「無理にやっちゃ駄目よ」と仰っていたが…
手元にブツがあれば…いや…以前に同じ手口が上手く行かなかったのだが…
懲りない奴だなぁ…ワシ。
いや、これ、値段以上のお買い得かも知れない。
かなり明瞭な発音で、その音もでかい。
ウチにあるウクレレで一番でかい音がするかも知れない。
好ましい音の出方で、合板のくせに、ちゃんと表板が鳴っている。
コアの合板だとのことだが、表板が絶妙に薄いのかも知れない。
ハイポジションのピッチも悪くない。何よりデザインが可愛らしい。
中国製恐るべし。
ケースも本当のハードケース、何だかとても立派なのに入ってきた。
こんなケース、久しぶりに見たなぁ…
オマケのBellCatとか言うメーカーのウクレレ専用チューナー（BCU-2500)も使いやすく反応も良い。
クリップマイク（入力端子付き）買わないといけないかな、と思ったがとりあえずなくても全然問題ない。
このウクレレチューナー。
はっきり言って、型番と表面の椰子の木プリントが違うだけで…
BC2000と言うギター/ベースチューナーと全く同じモノだろう。
こんなもん、わざわざ別基板作るとは思えないし…
Martinの弦が1Setと折りたたみ式のウクレレスタンドも付いてきた。
まぁ、Martinのウクレレ弦は余り好みでないのでどうでも良いのだが…
ALA MOANA UK-2800
ハードケース付
特徴：
ボディにコア材、糸巻きはGOTOH製を使用し、ボディ、ヘッドには美しいセルバインディングを施し細部までこだわったハイクオリティモデルです。
ハードケース付き、さらに台数限定でマーチンウクレレ弦（M600）、ウクレレ専用スタンド(US100),ウクレレチューナー(BUC2500)もサービスのお買い得モデルです。
だ、そうである。
仕様：
TOP コア（もちろん合板）
SIDE＆BACK コア（偶数合わせの合板は初めて見た…）
ネック マホガニー単板（うそうそ、ヒールは3枚はぎ、ヘッドもツギ）
指板 ローズウッド（非常に仕上げは綺麗。難を言えば一寸フレットが高いかな…）
工場出荷弦 gsh（この弦は好きだ）
ヘッドの仕上げも非常に綺麗。（これに惹かれたってのもある）
で、なかなか良いのだが、やはりそこはツーハン。
未調整なんだなぁ。
1フレットを押弦するとガンガンシャープしてしまう。
ナット溝が浅すぎる。
早速溝切り。
ギリギリまでナット弦高を下げ、これでバッチリ。
購入時調整をきちんとすると言う前提でこの価格、初心者にも充分お勧め出来ると思う。
（つまり、初心者は調整の出来る店頭で。ツーハンなどに手を出してはイケマセン）
List Price\29,400-と言うことだが、オークション等には14,000円台で出ていることがある。
私は15,500円でお買いあげ。いや、これは大当たり。
で、カミさんに謹んで進呈したのだが…
「あ、そ、ふぅん…可愛いわね、段ボール捨てても良い？」
だ、そうで…
しくしくしく…
次の日、お家へ帰ったら…
部屋の真ん中に開かれたケースが置いてあって、そばにウクレレマガジンが伏せてあったとさ。
「ドレミファソラシドは出来たけど、レの音がヘンだよ、これ」
弦伸びでチューニングが狂っていたのである。
作戦は意外な展開に…
次へ
ＧＢ楽器博物館 目次へ戻る
トップページへ戻る