私のフライは例外なく全てバーブレスである。
魚に対するインパクトは言うまでもなく、万一の際の自分に対するインパクトと言う事も大きな理由である。(よーするに、キャスティングが下手なの…)
佐藤成史氏も著書で書いていたが、確かに
「バーブレスだから外れた、と言う経験は一度もないが、バーブレス(用の鋭いポイント)だったからキャッチ出来たと言う経験は何度かある」これは厳然たる事実。
でも、外向きは「バーブレスだったからしくじっちゃったよ」と言えるんだよな。(セコい!)
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エルクヘアカディス とにかく、コレ1本あればなんとかなってしまう。エルクヘアカディス。
各サイズ(#26〜#12)各色(ブリーチウイング、ナチュラルウィング、白っぽいの、黒っぽいの…)毛鉤箱はこれが目一杯詰まっている。
泥を付けて揉んで沈めて逆引きなんて非難ゴウゴウの手段に出る事もあったりする。
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エルクヘアCDCカディス 得意技のエルクヘアカディスのバリエーション
浮力が欲しい時に使う。
また、沈めてもCDCの間に挟まった気泡が奇麗なんじゃないかと思っている。
(…だからぁ!ドライフライだろ、コレ)
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キールエルクヘアカディス キールタイプは巻くのが非常に面倒で余り得意ではないのだが、やはり戦略的に必要な時もある。
カディスではないと言われるかも知れないが、正立させるためにテールを付けてある。
どちらにしてもキールタイプはバランスも難しく、使い所も限定される。
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スペントメイフライ あまり使う機会は少ないのだが…スペントタイプはそのフォルムが好きだったりする。
スペントは早い話が、死んで流れる虫。嗚呼、諸行無常だなぁ…(合掌)
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スタンダードドライ …実在の虫とフライの名称にはあまりこだわりが無い。
(要するに水棲昆虫の勉強をしていないと言うのが実情)
白いの、黒いの、茶色いの…みたいな判別をしているところが我ながら原始人だ…
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パラシュート パラシュートも面倒であまり巻きたくないフライの一つである。
経験不足故に、パラシュートでないと駄目、と言う局面に遭遇したことがないのだな。
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ガガンボ これは結構好きなフライである。
そもそも本物のガガンボ自体の姿がなんとも間抜けで憎めない。
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鮎鉤キールドライ 鮎鉤はフライフックよりも廉価でポイントの鋭さには特筆すべきものがある。
アイが無いのでモノフィラメントなどで作らなければならないし、焼きが硬いのでタイイング中に折損する可能性も高いが、それを補ってあまりある性能があると思う。
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スカルピン マドラーミノーって言うのかな?正式には。
使う時にはカジカだと思っている。
しかし、カジカが水面上に浮いているとは想えないのだが…
これもタイイングに手間とコストがかかるのであまり巻きたくないな。