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ホビット 決戦のゆくえ

ホビット 決戦のゆくえ 原題:The Battle of the Five Armies

監 督 ピーター・ジャクソン
出 演
イアン・マッケラン/マーティン・フリーマン/リチャード・アーミティッジ/エヴァンジェリン・リリー/リー・ペイス/ルーク・エヴァンズ/ベネディクト・カンバーバッチ/ケン・ストット/ジェームズ・ネスビット/ケイト・ブランシェット/イアン・ホルム/クリストファー・リー/ヒューゴ・ウィーヴィング/オーランド・ブルーム
脚 本
フラン・ウォルシュ/フィリッパ・ボウエン/ピーター・ジャクソン/ギレルモ・デル・トロ
原 作 『ホビットの冒険』J・R・R・トールキン
音 楽 ハワード・ショア
製 作 年 2014
製 作 国 米


“ホビット”(The Hobbit)は、2012年から2014年にかけて公開される三部作。

第1部“ホビット 思いがけない冒険”(The Hobbit: An Unexpected Journey)
第2部“ホビット スマウグの荒らし場”(The Hobbit: The Desolation of Smaug)
第3部“ホビット ゆきて帰りし物語”(The Hobbit: There and Back Again)

待っていたのである。
第3部は公開前にタイトルが変更になった。

『ホビット』(The Hobbit)は、2012年から2014年にかけて公開されたニュージーランド・アメリカのファンタジー映画。 J.R.R.トールキンによる児童小説『ホビットの冒険』を原作とし、第1部 『ホビット 思いがけない冒険』(The Hobbit: An Unexpected Journey)、第2部 『ホビット 竜に奪われた王国』(The Hobbit: The Desolation of Smaug)、第3部 『ホビット 決戦のゆくえ』(The Hobbit: The Battle of the Five Armies)の3部作として公開された。監督はピーター・ジャクソン、主演はマーティン・フリーマン。

原作の小説『ホビットの冒険』は、J.R.R.トールキンの小説『指輪物語』の前日譚にあたり、映画『ロード・オブ・ザ・リング』3部作を監督したピーター・ジャクソンが、本作でも引き続き監督を務める。ホビット族の青年ビルボ・バギンズの冒険を、「一つの指輪」の発見や闇の勢力の伸展といった『ロード・オブ・ザ・リング』に連なる要素を絡めながら描く。3D映画として製作され、ワーナー・ブラザーズの配給により、第1部『思いがけない冒険』は2012年12月14日(日本:同日公開)、第2部『竜に奪われた王国』は2013年12月13日(日本:2014年2月28日)に公開、第3部『決戦のゆくえ』は2014年12月17日(日本:2014年12月13日)に公開。

『ホビット』は当初二部作映画として構想されていたが、2012年7月30日にジャクソンが3本目の計画を明かし、三部作となった。ジャクソンによると3作目では五軍の合戦(英語版)とトールキンが『王の帰還』後に出版した中つ国の物語が描かれる。ジャクソンはさらに3作目は元々1作目と2作目として撮影した映像とさらに追加撮影したもので構成されると述べた。2012年8月、3作目のタイトルが『There and Back Again』と発表されたが、2014年4月、ジャクソンは映画の内容により適した『The Battle of the Five Armies』に変更した。彼は自身のFacebookページで「当初は2部作の2部目でビルボが“はなれ山”にたどり着き(There)、またホビット庄へ帰る(Back Again)さまを描く予定でしたが、3部作になったため、ビルボは第2部『ホビット 竜に奪われた王国』ですでに“はなれ山”に到着してしまったんです」と説明した。 (Wikipediaより)

若かりし頃、一つの物語に出会った。
ナルニア国物語。
10大の半ば、些か遅い出会いであった。
それ以来英国三大ファンタジーの虜になって現在に至る。
実は自分は遠くケルトの時代に生きていたのではないか、その時の記憶が精神のどこかに残っているのではないか?そんな気がずっとしているのである。

ホビット 決戦のゆくえ 英国三大ファンタジーの一つ、トールキンの指輪物語。
その指輪物語の前日譚に当たるのがホビットの冒険である。

既に三部作で映画化されている指輪物語。
監督のピーター・ジャクソンは自他共に許す指輪フリークの頂点。
その彼が指輪の前日譚を作ったというのだから、これは四の五の言わずとにかく観るしかない。
そして、冒険三部作の最終章である。

のっけからスマウグの空襲と街の炎上、そして息も継がせずと言わんばかりに雪崩のごとく戦いが押し寄せる。
長尺映画だが、観客を休ませるモノかと言わんばかりに怒濤の展開である。

今回は3D版が吹き替えのみの上映だったので迷わず2D版を選択。
冒頭、3D上映を意識したフレーミングやカメラアングルが鼻につきそうだったが、暫くすると映像世界に入り込めた。
実際映画鑑賞に立体視が必要なのかどうか未だに疑問ではある。

終盤、これですべてのストーリーがつながった。
つながったが、それに対する感動は、あまり感じられなかった。
かつて読んだはずの原作、あれ?結末はこんなだったっけ?
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ホビット 決戦のゆくえ “ホビットの冒険”は言わずと知れたJ.R.R.トールキンによる児童小説。
あの“指輪物語”の前日譚。

ホビットの冒険 オリジナル版
J.R.R.トールキン(著, イラスト)/瀬田貞二(訳)

単行本: 528ページ
出版社: 岩波書店 (2002/12/7)
ISBN-10: 4001156792
ISBN-13: 978-4001156799
発売日: 2002/12/7


発売日が2002年となっているが、これは重版の日付であろう。
長編ではあるが指輪物語よりも遙かに短いホビットの冒険。
トールキン・ヲタクのピーター・ジャクソンによるオリジナル・エピソード、オリジナル・キャラクターが重要な役割で登場するので、話の流れとつながりは分かりやすいが、、果たして元のホビットはこんな話だっただろうか?
原作の世界観は傷つけていないとは思うが、これは読み直しをしなければならない。

エンドロールが美しい。
これを観ずに席を立つのは本当にもったいない。

総評としては、三部作の完結編として満足は出来ると思う。

とにかく、シリーズの途中で挫折せず、最後までしっかり作り上げたという事を賞賛したい。

三部作二つ一緒に観たカミさんも、本作「イケメン大集合映画」として充分楽しいんだ様だ。
めでたしめでたし。

ニュージーランド指輪巡りツアーなんてのに行ってみたいモノだ。

ちなみに、当初ピーター・ジャクソンが予定してたタイトル、「There and Back Again」は原作の邦題「行きて帰りし物語」を指す。
決戦のゆくえ:The Battle of the Five Armiesと言うタイトルは興行的には良いだろうが、些か直截的過ぎて趣に欠ける気がする。

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