愚行連鎖 こんな車との暮らし方もあります…

VZJ95との生活:23/心を立て直したヨンク

私事で恐縮だが…(って、個人Webは全部私事だな)
妹が最近手に入れた相棒である。
嬉しそうに写真を送ってきた。

Pajero Mini君
遠くに住む妹であるが、ずっと病に伏していた最愛の夫を数ヶ月前に見送った。
葬儀の緊張が解けた後、一時はどうなることかと思うくらいの抜け殻状態であった。
しかし、二人の子供達が一人前になるまで後数年…
女手一つで生きてゆかねばならない。
地方のこと故、車無しでは仕事に就くことも出来ない。
幸いなことに免許だけは持っていた。
20年近くペーパードライバーであったが…


Pajero Mini君 「車を買うのなら、好きなものでないと絶対にイヤ。でも普通車は維持費が…」
妹は言った。
「軽は万が一の時に危ない、それでもPajero MiniやJimunyなら少しは安全性は高いかも」
私は応えた。
Pajero Miniは昔から気になっていたそうだ。
そして、(もちろん中古だが…)この青いMiniが彼女の新しい相棒になった。
彼の名を付けるのだから、本当に気に入った車でないと…
亡きダンナの愛称で呼ばれるようになったPajero Mini君は彼女の新しい生活に希望を運んできたようである。


愛すべき機械を、ただの移動の手段としてしか捉えられない人は不幸せかも知れない。
こんな車との暮らし方もあるのだ。

▼続く


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