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VZJ95との生活:10/スープアップ着手#3

ランクルと電気機関車


Rancho Power その後

マフラーにも「慣らし」があるのかも知れない。

取付後走行距離50km越えた辺りから少しおとなしく、と言うより一寸落ち着いたように感じる。
町中で常用するのは1,200〜2,000rpm付近だが、この辺りの音が結構気になっていた。
これが交換後200km程で余り気にならなくなってきた。(と言うよりも私が慣れた??)

Rancho Powerの音は、ガレージ内など狭い場所では少々迫力があるが、外に出ればかなりジェントルだと思う。
窓を開けていても、常用域はスロットルオフやパーシャルでは排気音は殆ど聞こえない。
しかし、アーシングしてからアイドリング回転数でタコメータ針一つ分(100rpm位?)下がって400rpmくらいになっていたのが、吸排気系交換で目盛一つ以上(800rpm付近?)上がってしまった。
5VZエンジンはアイドリング調整が出来ない、と言うよりも「自動調整なので調整不要」となっている。
しばらく様子見である。

フィーリングは、マフラー交換で音質が変わり、排気音がハッキリ聞こえるようになったので逆に加速が“もたつく”ような気がしていた。
が、冷静に考えると、加速そのものは良くなっているのだ。
実は音の印象で遅いように感じることに気づいたのだった。
音が大きいから加速感もあるというは思い違いのようだ。

残念なのは、私が好きだった2,000rpm辺りからのフルスロットル時の「ブロロロ…」が「バォ〜ンッ!」と言う連続音になってしまったことか。

Rancho Powerテールピース
斜め上から見たテールピースだが…
気づいたらパイプの継ぎ目が丁度真下にあり、かなり目立つ。
これは少々頂けない。
外側は磨き仕上げで、継ぎ目は見えなくなるのだから、電縫管を使うのなら継ぎ目は上にして欲しかった。



ちなみにウチの「大蔵大臣」からは音に関するクレームはなかった。
このRancho Powerくらいの音量なら、一般の“車好きでない人”にもまぁ、許容範囲なのだろう。

サイクロン
勢いついでに話題のサイクロンも入れてしまった。(吸気側1個)
するとアイドリング回転数はまた低い方に落ち着いた。(おおむね400rpm位)
サイクロン装着後もスロットルは軽くなった(様な気はする)物の、加速はマフラー交換後と同じように「かなりもたつく」印象がある。
これも、よく考えるとマフラー交換で排気音が大きくなったことによる錯覚で、実は「あれ?もうこんな速度??」と言うのが正解なのだ。
中速域までの回転の上がりも速くなった。
高速域はまだ試していない。



サイクロン取付位置
噂のサイクロンはこんな具合に装着してある。

5VZの場合はエアフロメータの直後のパイプ内部である。
サイクロンには粗悪品や、構造的に今ひとつ問題がありそうな類似品などがあるので購入に際しては注意が必要である。



ビッグアイランド大島氏
本家サイクロンの輸入元は千葉県の 4×4 MACHIYAMA であるが、ウチからは遠いので、比較的近くにある Big IsLand で購入した。
ココのオーナーはMACHIYAMAの社長のお弟子さんである。

ゴメンナサイ!オーナー。
ウチのポンコツデジカメ、ストロボが発光していなかったみたいです。
折角モデルになって貰ったのに…



サイクロンはスープアップと言うよりも我が家の大蔵大臣対策の燃費向上を期待して入れたのだが…
さて、どんなデータが出るか、楽しみである。

…つったって、「速い、速い!」等と言いながら、ばんばんスロットル踏み込んじゃったら、省エネも糞もないんだけどね。

以前、子供の頃からの友人でオートバイ屋を営む男と話していたら…

「一万円やそこらで簡単にパワーアップするなら、メーカーがとっくにやってるって」

と、彼は宣った。
それは違うと思う。
確かに、昔から得体の知れない、絶対に眉に唾付けておかないとイケナイようなパーツは星の数ほどある。
しかし、現実に多くの人が効果を認めている物にはやはりそれなりに何かあるのではないだろうか?
事実、LJ78の時にも半信半疑で“EC SPARK”と言う、吸気管に巻き付けるパーツを使っていたが、これも明らかに黒煙が減少した。
(但し、ビニール製の外装がエンジンルームの熱で溶け、怖かったので、一年ほどで外した)
メーカー云々については、車両設計時にはできうる限りのコスト削減を重視しており、例えば某大メーカーでは設計時にボルトを数本省く設計が出来ると大入り袋が出るそうな。
つまり、在来の技術である程度の線が出せれば、サードパーティーから高いパーツを買ってまでカタログ数値を上昇させる必要はないのではないだろうか。

まぁ、他人の話を最初から鵜呑みにするのも問題なので、この「評判の部品」は、冷静に先入観なしに時間をかけてじっくり検証してみたいと思う。

一つ付け加えると、決して廉いとは言えないこの何とも「ちゃちなパーツ」を信用してみようと思ったのは、輸入元のBBSにおける社長の“実直な職人”とも見える誠実な発言と、実際に店に行ってみて感じたそのお弟子さんの人柄にもよる。
お弟子さんの方とはホンの数分話しただけだが、その短い間でも、やはり、商売優先ではない職人気質とその人柄の良さを感じたからである。


オイルキャッチタンク欲しかったんだけど…
「5VZエンジンは殆どオイル上がらないから、付けるだけ無駄。ファッションなら別だけど…」って売って貰えなかった。
黙ってりゃ1万数千円儲かったのにね。



オマケ:GBの車載道具

オリジナル車載工具
以前ご紹介した、追加工具である。
標準車載工具は全く使えないので、昔からこれらを持ち歩いている。
箱はプラド助手席下引き出しに合わせて最近買い換えた。(\100Shopで発見。ぴったりである)
内容はご覧の通り、レンチ類、ボックスははKoken、ドライバーは差替え式だがコダワリのVesselである。ラチェットは大小二本。
スピードダイヤルも入れておくと便利なのだ。


その他、ラジオペンチ、ニッパー、小型モンキー、差替え式ラチェット・オフセットドライバー、アーレンキー各サイズ、折り畳み式十字レンチ、強力両面テープ、絶縁テープ、インシュロック各種、携帯用圧着工具(ペンチで挟んで使う:便利、模型屋で発見)、折り畳み輪留等々を詰め合わせてある。

最近の車はまず、路上修理しなければならないような状況には遭遇しないだろうが、一応最低限でもこの位の道具は持っていないと安心できない。

これ以外にも、カーゴスペースには牽引ワイヤー、ブースターケーブル、ハンマー、大型バール、折り畳み鋸、鉈、ハンドアックス、折り畳みスコップ…等々が載っているが、それは又次の機会に。

緊急ハンマー
こちらは前任LJ78から受け継いだ緊急ハンマー。
ドイツ製だと思う。
まだ殆ど日本ではお目に掛からない頃買った物である。

ガラスを割るための両端が尖ったハンマーで、根本にはベルトを切断するためのカッターが付いている。


グローブボックス中身
ついでにお見せしてしまう。グローブボックスの中身。

車検証/整備記録/マニュアル入れの他に、ダイヤル式エアゲージ、アイススクレパー、懐中電灯(もちろんカーゴにはもっと大型も)、ポケットティッシュ、タオル、消毒液、液体石鹸、等々を詰め込んでいる。


救急箱
LJ78ではこれもグローブボックスに入っていたのだが…
9xプラドはエアバッグのお陰でグローブボックスが狭い。
仕方なく、運転席下に転がしてあるのが、この自家製エマージェンシーキット。
メーカー純正は入れ物ばかり格好良いが、薬事法の関係で薬品類など一切無く、そのままでは救急キットとしては全く使い物にならない。(高いし)
これも\100Shopで見つけた箱に必要な物を詰め込んである。
割り箸が入っているのは我ながら…だが、一番上の歯磨きセットは眠気覚ましに大変有用である。


消火器
こちらも代々愛車に必ず装着する消火器。
車載用の格好良いが高い物ではなく、一般家庭用の小型の物である。
手製のブラケットで固定してある。
備えよ、常に!ってなもんだよね。

右上の銀色の物は、純正ナビ・オーディオのリモコン。
つい買ってしまったが、機能に問題があり全く使い物にならない。
リモコン入れはやはり\100Shopのケータイホルダーである。

ちなみに、前述の大型バールは、フェンダーなどを潰してしまって、どこかと干渉してしまって動けない時(ま、95プラドでは余りそう言うシチュエーションにはいたくないなぁ)などと、万一の場合ドアを叩き壊し、こじ開けて乗員を救助するための物である。
地震等でドアが開かない、なんて時のために実は自宅の玄関にも一本置いてあるのだ。
そんな状況は余り考えたくはないけどねぇ。


▼続く


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