気合いを入れろっ!!
VZJ95との生活:8/スープアップ着手
さて、さて、勢いに乗ってガンガン攻めまくる、私であった!
(実は内緒の収入があったんだけどね…あ゛書いてしまった…)
カミさんは「ものすごく“静かな”新しいプラド」がお気に入りのようだが、私としては、やはり少々物足りない。
世の中には、車好きとそうでない人間の二種類しかいない。
カミさんによる、キックダウン加速時の
「ああぁ!ガソリンが、ガソリンがぁぁぁ〜!」
発言もそうなのだが、(確かに燃費が良い、とは言いかねるが…)そもそも、そんなに燃費が気になるのなら、何も好きこのんで高価で大食らいのV6なんぞを飼わずに、軽自動車などと暮らせばいいのである。
お盆の帰省中、試しにエコランを実施してみて、確かにカタログ数値に迫る結果はでたのだが…
(殆どスロットルを踏まずとも通常の車の流れについて行けるVZJ95も凄いけど…)
やはり、苛々はつのる。
何のために車に乗るか…楽しいからである。
欲求不満が起るようなら乗らない方がマシというモノなのである。
ただ移動のために「機械を操作するだけ」なら、それは「運転手」という。
私は白手袋をして運転をする気もなければ、後席ドアを最敬礼しながら開けるつもりもないのである。
VZJ95の5VZ-FE(おお!間借りなりにもランクル“F”だっ!)の動力性能には殆ど不満はないが、いかにせよ、排気音はあまりにジェントル過ぎる。
一般道をエコランで流すときに聞こえるのは、タイヤが路面をひっかくロードノイズ位のモノである。
(ま、これはこれで大変立派なことではあるが…)
排気“音”は英語では“exhaust sound”“exhaust note”“exhaust noise”等の言い回しがある。
一番最後のは「騒音」であろうが、前者二つは「心地よい音」「楽音」と解釈できる。
排気音は「車好きでない人間」にとっては、単なる「騒音」なのだろうが、「車好き」にとっては心躍る「音色」となる場合が多い。
(もちろん、暴走族の下品な“バリバリ”排気音は「車好き」にとってさえ、“noise”意外のナニモノでもないが…)
愛車の動力性能に不満はないが、心愉しめる音を手に入れれば、必然的にスープアップも実行されてしまうと言うところ。
吸気系
高額な排気系に手を付ける前に、取りあえずは手軽な“吸気系”に手を入れる。
通称“キノコ”等とも呼ばれる全交換式のフィルターまでは使う気はないので、純正交換タイプである。
前任LJ78の時は湿式(ビスカスタイプ)のユニフィルターを使っていたが、湿式はエアクリーナーユニット内部が特殊オイルで大変汚れる。
更に、5VZ-FEには2L-TEにはなかったセンサ(エアフロメータ)がフィルタ後に装備されている。
万一ビスカスオイルがこのセンサに付着するとエンジン不調を招く恐れもある。
選んだのは
BLITZの乾式純正交換型、SUS POWER AIR FILTERである。
SUS POWER AIR FILTER
SUS POWERコアタイプで実績の高いステンレスを純正交換タイプに採用。
素材の一部にステンレスを採用することにより高い耐久性・強度を実現。
純正の3層構造に対して、ステンレスを補強した2重構造により、低い圧損を実現し、さらに吸入効率UP。
BLITZ独自の繊維フィルターが高い集塵効果を実現。
とある。
適合表を見ると…
マークII、チェイサー、クレスタ JZX90 1JZG 系 JZX100 1JZGTE、スープラ JZA80 2JZG 系、ソアラ JZZ30,JZZ31 1JZGT,1JZ-GTE,2JZGE UZZ3#系1UZ 系、クラウン GS151,JZS15#1GFE,1JZGE,2JZGE、ハイラックス・サーフ VZN185W 5VZFE、プラド VZJ9#5VZFE…と書かれている。
ハイラックス・サーフは全く同型のエンジンなのでともかく、ソアラやクラウンも同型のエアクリーナーユニットだというのは知らなかった…
純正とは異なり、裏面(マニフォルド側)には前面ステンレスメッシュが施されている。
純正は白い不織布製だが、これは真っ黒黒助!
BLITZのサイトによると
SUS POWER AIR FILTER LM
フィルター部に鮮やかなブルーを採用し、ファッション性Up。
と言うのもあるらしい。
ユニットに隠れてしまうモノなので色などどうでも良いようなモノだが、真っ黒では汚れの判断が下しにくそうではある。
装着はこんな具合。
レバーを二つ起こすだけの簡単なモノである。
ショップでは
「取付工賃は500円ですが…」
だと。
だれがっ!
装着感は…
スロットルが軽くなったような“気もする”が…ううむ…良く分からないナァ
排気系
気持ちの良い音、しかし、一般人の顰蹙を買わない上品な“exhaust sound”を求めて、麦秋館会員のmiya-R サンのページR FACTORYや、同サイト内の「プラドマフラー」アンケートを熟読し…
前任LJ78で使用していた藤壺のRVレガリスは残念ながらDT用しかラインナップがない。
SUXONはリーズナブルな価格ではあるが、「賑やか」であるとの評判であり、小さな消音器しか持たないその形から見ても音が大きそうなので、却下。
そこで、静かさでは定評のあるマツショウのガナドール、miya-R サンの評価ではガナドールに勝るとも劣らない静系の
テネコオートモティブジャパンより発売されているRancho Power(圧倒的リーズナブルな価格設定)が候補に残る。
但し、検討中にはRancho Powerはテールピースのみステンレスで、本体はスチール製のものしかなく、「価格相応で仕方ないな」と決定しかねていた。
ところが、お盆休みの帰省中に四駆雑誌を買って眺めていると、広告に「Rancho Power待望のオールステンレスタイプが…」の文字が踊っていた。
これは検討するっきゃないな。
数多くの自動車メーカーに純正マフラーとして納入し、世界最大のマフラー生産量を誇るウォーカーのスポーツブランド・ダイナマックスの技術を使い、排気効率と消音効果を高次元で両立させた、自動車排気騒音保安基準に適合した4WD車用スポーツマフラーです。
3年3万キロ保証
腐蝕による排気漏れやサイレンサー腐蝕による保安基準を超える音量の増大を保証します
ランチョパワーエキゾーストシステムは4WDマフラーでは類を見ない3年3万キロ保証をつけました。これはオールステンレス化とともにRS2000シリーズで実績のあるグラスウールに頼らない消音効果のバェフル構造によって実現できました。
オールステンレス
耐久性に優れ・高品位なSUS304使用
RS2100シリーズは耐久性に優れたステンレス材によって製品化されたのが大きな特長です。ステンレス=高価格のイメージがありますが、価格を抑えた高品質の製品作りは新たな「基準」を作るでしょう。
N1タイプテールエンド
迫力と高品位を兼ね備えテールエンド
テールエンドとサブサイレンサーのバランスは迫力がありながら、高品位なものとされるようにデザインされました。刻印のRANCHOがすべての性能を保証します。
とある。
「音量の増大を保証」されたら一寸困る…等と揚げ足を取ってはイケナイ。
そして、何より、気になるのが…
バェフル構造
ステンレスSU304を使用したグラスウールに頼らない消音効果のバェフル構造
オールステンレスだから耐久性が高い?確かに外部からの錆には強くなります。しかしマフラーは「排気騒音」をコントロールするのが大きな役目です。外見はピカピカでもサイレンサーのグラスウールは黒鉛・スラッジで目詰まりしてしまい、音量の増大や新品時の音質が変ってしまっては本当の耐久性が高いとは言えないでしょう。
これである。
ガナドールは確かに静かなマフラーとして定評が高く、造り等も極めて美しいが、中身はいわゆる「吸音材」を詰め込んだ“一般的スポーツマフラー”。
RANCHOはブランドイメージとしては余り好みではないのだが、このバフェル構造にやはり捨てがたい魅力を感じたのである。
続く
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