愚行連鎖 小物にこだわる。

VZJ95との生活:5/雨に唄えば…

梅雨時でもあり、何故かウチの車は雨中行軍が多いので、今回は雨グッズ特集。

■ワイドウォッシャーダブル

ワイドウォッシャー
拡散シャワーがフロントウインドに扇状に拡がり、より広い範囲をカバーします。 メーカー:ミツバ →取説(pdf)はこちら

だそうで…

黒、白、銀(クローム)がある。私は当然、純正と同じ黒を装着。外見も殆ど純正パーツと同じ。
希望小売価格の¥3,800.が廉いか高いかは…評価の別れるところ。
個人的には、カーメーカーは絶対に純正にしないような、こういった小物は嫌いではない。
俗に言う「アイディア商品」の様な、一種“胡散臭さ”が素敵である。
このパーツは、通常は小穴から噴射されるウィンドウオッシャー液がスリットから霧状に噴霧されるという製品である。
ウィンドウシールド全体にウオッシャー液が拡散するので、ワイパーによるガラス面擦り傷は減るかも知れないし、泥汚れなどには効果が高いような気もする(未試験)。
但し、ガラス面の丁度良い場所に噴霧させる調整には少々手間が掛かるし、液体が霧状になるので速度が高いときは、風圧により、狙った場所に届かない可能性もある。


■シリコートワイパー

PIAA シリコートワイパーブレード
PIAAの製品。
どうも、昔から、“PIAA”と言うブランドには「軽薄なイメージ」があって、余り好きではなかったのだが…
いや、本当にこれは何の根拠もない個人的偏見以外のナニモノでもない。
何故、と言われ、冷静に考えると、かつて…「嫌な奴が、車のみならず、身の回りまで“PIAA”のロゴで埋め尽くしていた」…ただ、それだけの理由だったりする。
9x系プラドにはフロントのみ、純正のゴムのみと交換するブレードが用意されていて、型番は、WSC45 7(サイズ 450mm)WSC48 8(サイズ 480mm)で価格はオープン。(実売1,200.位)

私の場合、リアは余り気にならないので交換しなかったが、リアには交換ブレードは用意されておらず、ワイパーごと交換となる。


シリコ・装着

取付は至って簡単。
オリジナルのゴムを一気に引き抜いて、同じようにシリコートを差し込めばいいだけである。
ご覧のように、ブレードゴム表面は粉を吹いたようなガンメタリック色をしている。
手触りも何となく、乾式潤滑剤を触ったときのようなツルツルした感触である。

雑誌広告には…
視界クッキリ。晴れの日とほとんど変わりません。
  1. 拭くだけで薄く特殊な皮膜ができ、その皮膜がガラスにつく水滴を弾き、飛ばします。
  2. 拭くだけで撥水コーティング!!雨を水滴に変え視界を妨げないため、間けつワイパーで十分な視界を確保。
  3. 摩擦抵抗を大幅に低減。撥水コーティングを剥がさず(10倍長持ち、6ヶ月持続)、さらにビビらせません。
とある。

PIAAのワイパーには、他にシリコン・ゴム・ワイパーという製品もあるが、こちらは撥水加工したウィンドウの皮膜を剥がし難くした物、今回取付けたシリコートは、もちろん撥水加工を剥がさない効果もあるが、払拭するだけで、撥水効果を高めるという一歩進んだ製品である。

実際に雨降りに買い物に行って、駐車場で交換、使ってみたが…
確かに、払拭時の摩擦音が格段に小さい。
今回は余り速度を出さなかったし、雨も本降りではなかったので「撥水効果の向上」についてはコメントできないが、ワイパーを動かした感触は極めて良い。
あの、ワイパーゴムがガラスに擦れてビビる嫌な感じがないのだ。
払拭も、一発で視界が開けるといった感じで極めて良好。
ゴム交換数分、コスト2,000.少々、これはお奨めである。



■工具について

標準車載工具
話は変わるが、皆さんは路上修理の経験はあるだろうか?
最近の車は信頼性が高く、そんなトラブルは滅多にある物ではないのだが…

天下のトヨタ自動車、世界のランドクルーザーの車載工具がこれである。
右から(とどかない、それ以前にこの工具では補器類外す気にならない)プラグレンチ、(なきゃ困るけど…)ダルマジャッキ用シャフト3本継ぎ、ジャッキハンドル、タイヤレンチ、プライヤ、スパナ2本と、下にある+-差替えドライバーである。

諸兄はメルセデスの車載工具をご覧になったことがあろうや?等と聞くまでもない…


車載工具/スパナ
このスパナを愛車のボルトにかける勇気のある方は…
というよりも、本気で車いじりをする人は、車載工具袋なんて開いたことがないだろうし、全くボンネットを開ける気がない人も又、車載工具の搭載場所すら知らないだろうから、これで良いのだ!!
数百万円もする車をこれでいじろうというのは無謀という物である。
気づいたら、旧型LJ78では標準で入っていた折り畳み式の輪止めが省略されている。
市価せいぜい数百円の代物である。タイヤ交換時にはその辺で石でも拾ってこいと言うのだろうか?

標準車載工具というのは、法令で義務づけられた物なのか、私は知らない。
もし、そうした制約がないのなら、こんな物はとっとと止めてしまって、その分値引きして貰いたい物である。


もちろん、私の場合も代々の車から引き継ぎつつ、内容充実を重ねてきたオリジナル工具セットを車載している。
ドライバーは国産の雄Vessel、これは譲れない。
レンチ類はKTC、物によってはSANKEYが入ることもある。(平たく言うと、急を要する作業と予算逼迫が競合した場合だな)
しかし、VesselやKTCを使うと、「こういうのを“精度”というのだ」と言う事を実感する。

衝動買い工具
そして、安価であるに関わらず、そこそこ使える便利工具・道具類はエーモンを愛用している。

今回、ワイパーを買いに行って衝動買いしてしまったのがこの2点。
ロングプラグレンチと配線通しである
(10年もディーゼル車に乗っていたので、最近の細いサイズのプラグレンチを持ってなかったのである)

配線通し先端

配線通しは5mm幅ほどの鋼のテープの先端がこんな感じになっているだけの物である。
ハッキリ言って、自分作ったて良いような道具なのだが、こんな単純な道具ほど、いざ作業の際「あって良かった」と思う物である。
これとて、当面、電気いじりの予定はないのだが、見たとたん
『買わないとイケナイ!買わなきゃ駄目なんだよぉぉ〜っ!』
と心の声が叫んだのであった。


オリジナル工具セットについては、機会があるごと、追々紹介していきたいと思っている。

KYBショックアブソーバのインプレッションを期待した方、ゴメンナサイ。
次回には掲載できる…と思います。
▼続く


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