◆19.亀山 → 土山 | 2002年01月13日(日) | 晴 |
06:39 → 12:31 (5時間52分) | 区間歩数:35,030 | ![]() |
[参考]四日市シティホテルアネックス発、 四日市駅発06:05、亀山駅着06:36 |
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土山西口バス停発12:57、三雲駅着13:28、 三雲駅発13:53、草津駅発14:15、大森町駅着19:16 (帰路:名古屋・東京新幹線利用) |
当日総歩数:40,167 |
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06:39 亀山駅 宿泊した四日市から亀山まで約30分の列車旅を終え、亀山駅に到着。昨日のやり直しから始めよう。昨日は暗闇に迷い、ばたばたと終わってしまった。さあ、本日のスタート。中心部はどこだ、昨日とつながるところをみつけなくては。 |
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06:53 亀山中心部 そうか、あの銀行の辺りから左に曲がるのが正しかったのだ。写真はぶれてしまったが、アングルは来た方向の商店街を振り返ったところ。向こうから来てこの角を左折が正しかったのだ。昨日は先の方に城跡がありそうだったのでまっすぐ行ってしまったのだ。 |
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06:56 遍照寺 少しくねくねとした道を進むと左に 遍照寺。明け行く空をバックにしっとりとした趣だ。これまでも宿場保存に力を入れているところでは時々見かけた各戸の看板がここでも見られる。そう、このように進んでくると亀山駅への通りにクロスするのが容易にわかる。 |
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07:17 野村一里塚 早朝の落ち着いた亀山の街並みをゆっくりと進む。やがて、野村一里塚を過ぎると亀山に別れを告げる。のどかな坂を降りさらに行ったところで三差路を右に行くのが正解。私は真っ直ぐ行ってしまい途中で気づいて戻る。今回は道の間違いが多いなあ。 |
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07:49 大岡寺畷 国道と電車の陸橋を渡りしばらくすると鈴鹿川へ。さらに、高速道路の下をくぐり、左に川を見ながらノンビリ進む。再び国道に出て左折。進行方向右側を進み斜め右へ入ると関宿の入口。人気の高い関宿はどのようなところだろう?お、でも入口の看板は手入れ十分で無いな...などと思いつつ先へ歩を進める。 |
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08:08 東追分 関宿入り口付近に伊勢への分かれ道の鳥居。常夜灯、道標などもあり、昔のお伊勢参りの出発点だとか。きっと、この鳥居の方向に伊勢神宮があるのだろう。 |
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08:08 関宿東地区 先を見るとほぼ直線の街並み。おー、これが人気の関宿か。統一された旧宿のイメージで家並みが続く。電柱などが無いところを見ると、計画的にイメージ保存に力を入れていると見た。重要建築物の保存地区に指定されているとのことだ。 |
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08:15 百五銀行 銀行も雰囲気は街並みに溶け込むような外観に統一されている。訪れる我々にはうれしいが、実際に住んでいる人は、生活していく上ではきっと大変だろうなあと思う。いくつか営業中の旅館もある。まあ当時のものではないだろうけれど。 |
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08:30 関宿中心部 案内によると7割が戦前の建物。お宝がそこかしこにたくさんあるような感じで、さすがにこの時間でも観光客はいる。主な建物にはそれぞれ説明が書かれており一つずつていねいに読んでいると時間が足りなくなりそうだ。 そんな中、当時は高札場だった中央部の郵便局近くで「ハイ、ポーズ」。 |
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08:43 西追分 気持ちよくさらに進むと西のはずれに休憩施設。土間と畳の部屋があり、関宿の説明などが書かれている。朝早いせいかここには観光客はいなかった。できるところではトイレを済ませておく。これ、ウォーキングの鉄則。ということで鉄則に従い次のステップに進む。 |
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09:13 筆捨山 関宿を後にするといよいよ交通の便が悪い地区に入る。一日数本のバスしかないのだ。国道に出ると、車の量はきわめて多い。宿を抜けてしまうと逆に歩いている奴などまったくいない。道は、国道からときどき右に入ったり、左に入ったりする。ウォーカーはいないが、ときどきある人家に住まう人々の影は感じられる。しばらく行くと右には筆捨山の石碑。 |
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09:25 沓掛地区 車の多い山間の国道歩きが続き、やがて旧道は右へ入っていく。沓掛地区という集落らしい。一転して静かな家並みが現れる。でも、ここは観光地というより人の生活のにおいがきちんとしている。それでいて雰囲気があるのだ。そんなことを思っていると、お、坂下行きの一日数本のバスが私を追い越していく。 |
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09:35 鈴鹿馬子唄会館前 少しずつ坂を登るような道を進むとやがて左手に鈴鹿馬子唄会館。数日前に雪があるかどうか電話で問い合わせをしたところだ。もちろん、今日は積雪など全くない。むしろ、この時期にしては暖かい。先の国道にある鈴鹿峠情報板には気温など表示。確か、7度と出ていたような気がする。 写真は会館前にある53次の宿名が1枚ずつで書かれている木札。 |
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09:44 坂下地区 そしてバスの終点坂下。ある意味で取り残された感じの集落だが、別な意味で観光地でも何でも無いそのさびれた(失礼)感じが逆に落ち着く。 |
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09:48 坂下本陣跡 バスの折り返し地点辺りにある本陣跡なども簡単な碑があるだけ。亀山・関方面から坂下を通り滋賀県側まで数年前まではバスルートがあったらしいが今はない。 さて、ここからバスで亀山に戻る予定なのだが、時計を見るとまだ10時前。気温も低く無い。天気も良い。一瞬考慮。鈴鹿を越えてしまえば田村神社のところにはJR三雲駅へのバスルートがある。本数もそこそこある。歩き、バス、電車、所要時間を計算してみる。imodeで時刻検索などもしてみる。 時間、天気、条件は悪くない、えーい、行け。 |
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10:04 片山神社入口 帰りのチケットは名古屋・東京の新幹線。もし、滋賀にまわると京都や米原から新幹線が早いが、三雲、草津、名古屋で青春18切符も使える、などと考えつつ進むとあの片山神社への入口、つまり鈴鹿峠を歩いて越えるための入口に入る訳だ。人はいない。 |
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10:08 片山神社 細くて緩やかな坂道を進むとすぐに片山神社に着く。もっとさびれたところかと思ったが必ずしもそうではない。もちろんきらびやかな印象は全くないが、鬱蒼とした木々の中に静かに存在している。 神社の右手の「本当にここを行くの?」というような坂道を登り、けもの道のような狭い坂を進むと、国道の下に出る階段へ。国道をくぐると広場のような所に到達。ここでは滋賀県側からマウンテンバイクでやってきたカップルに遭遇。歩きも大変だが自転車も大変だろう。念のために土山の方向を訪ね、正しいことを確認。芭蕉の句碑のある広場から手すりつきのつづれ折りのような道を進み、馬の飲み水場を過ぎ何度か曲がりながら登る。途中、小型ブルドーザーが置いてありこの峠も整備中と見た。 峠の様子は特集鈴鹿峠をどうぞ。 |
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10:21 鈴鹿峠滋賀県側 鈴鹿の滋賀県側は少し雰囲気が違う。峠の細道を抜けて明るくなったと思ったら向こうにすぐに車が見えた。 写真は峠を抜けて振り返ったところ。さすがに、車も峠道には入れないのでUターンしている。車は迷い込んだのかとも思ったがその先にも駐車して登山の用意をする人達もいる。この辺には東海自然歩道もあり、山への入口になっているようだ。 |
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10:24 万人講大石灯籠 峠を抜けてすぐ右側には巨大な万人講大石灯篭、当時のものという話しだ。山道を来たので少し汗ばみ、Tシャツをここで脱ぎ、新たな気持ちで滋賀県を行く。私の場合に限って言えば、鈴鹿峠はお天気さえ良ければ20分ほどで越えられると見た。 |
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10:33 滋賀県入り おー、滋賀県。さて、ここからはしばらく国道歩きが続く。でも、予定より早く鈴鹿を無事に越え滋賀県に入ったというので少し気分はうきうきしている。 |
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10:55 十楽寺 十楽寺の前の国道の向こうに道の向こうには野生の猿(ちょっとみにくい)がたくさんいる。すぐ向こうの山から降りてきたようだ。 工事中の第二名阪の下を抜け、国道436Kmポストの見える信号で右に折れ、すぐ左へ。国道を離れのんびりした集落にある旅籠の石碑などを見てまた国道へ。 しかし、高速道路と旅籠跡の碑、この対比を何と見る? |
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11:42 田村神社 蟹坂古戦場付近で国道と離れたりするが、再び国道に出て進むと右側に田村神社。近くにバス停があるはずだ。国道の左には道の駅があり、いかにもバスの終点というターミナルがあった。発車まで30分くらいあるので、国道から左に折れ、道の駅を右に見て土山宿に入ってしまう。 |
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12:00 土山宿 ここにもこんな看板。ここも雰囲気いいねえ。宿場らしい家並みを進む。ここは旧宿ではあるが、人の生活のにおいも同時に感じられる。この道も京へ続く。 |
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12:12 土山本陣跡 有名な茶房「うかい屋」、本陣後などを見て進む。連休二日目の今日、昼時の土山では、多くは無いものの、道の駅にも、この宿内にも観光客はいる。 |
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12:31 土山西口 ノンビリ歩いているうちに国道に出た。その左には土山西口のバス停。時刻表を見ると10分位でバスが来そうなので帰京を控えた本日はここにて終了。今日は達成感があり気分がいい。向かいにコンビニもあり、バス待ちの間におにぎり昼食。予定通りバスも来てJR三雲駅ヘ向かう。 次回は反対方向からこのバスでここまで来ることになる訳だ。景色を良く見ておこう。三雲駅を経由して帰路に着く。 (JR西日本バス時刻などの情報はこのページを参考に) |