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◆6.吉原由比 2002年2月23日(土)
07:52 → 12:26 (4時間34分)
 区間歩数:29,649 areamap.gif
[参考]大森町駅発05:14、吉原駅着07:48
    由比駅発12:28、静岡駅着12:48
    その後安倍川橋まで歩く
    手越原バス停発13:48、宇津ノ谷入口バス停着14:02
    宇津ノ谷峠を歩き、坂下バス停発14:46、新静岡着15:23
    静岡駅発15:39、大森町駅着17:23
   (帰路:静岡・新横浜新幹線利用)
当日総歩数:43,824


吉原駅→吉原本町駅→柚の木駅→富士川橋→岩淵→蒲原由比→由比駅


★今回は吉原から由比のおさらいの旅。以前は海側を行ったので今回はできる限り旧道沿いに。
02022302.jpg 07:52 吉原駅

 きょうはいいお天気のようで気持が良い予感。横浜を早朝5時41分に出る各駅停車の静岡行き(車内)は、前日の上りのムーンライトながらの車両を使っていると聞いたことがある。確かにゆったりした特急型車両だ。では、吉原駅北口を出発。
02022303.jpg 07:57 河合橋

 吉原駅北口を出てすぐの道を左折し河合橋を渡る。川の両側にはにょきにょきと製紙工場の煙突群。もくもく上がる煙は東海道歩きには似合わないが、紙を使用するのは我々だからなあ...
 しばらく行くといつものパターンで斜めに入る。そう、主要道から旧道に今回は右斜めに入っていく。
02022306.jpg 08:12 左富士一本松

 吉原宿はもっと海よりにあったが、洪水で内陸の方に移動、そのため、東海道を西進する時は通常右側に見える富士山が、この辺りでは北東方向に進むようになり、左側に見える、という解説を読んだ覚えがある。ということで、交差点を越えた左川に左富士一本松。手前には左富士神社。でも、残念なことにここでは本物には出会えず。
02022307.jpg 08:19 平家越えの碑

 さらに進むと、道が左カーブする和田川の橋の手前右側に平家越しの碑。かの昔、水鳥が飛び立つ音を源氏の襲来と勘違いした平家一族がここからあわてて動いたという言われが書いてある。
02022308.jpg 08:26 岳南鉄道吉原本町駅

 まっすぐな道が続き、岳南鉄道吉原中央駅へ。踏み切りを渡りしばらくすると、吉原の中心部の商店街。その途中に創業300年の旅館を発見。もちろん当時の建物を使っている訳ではないが営業はしている。そのまま、吉原中央バスターミナルの交差点まで行き、そこで左折。またすぐに右折、など吉原の旧道は曲がり方がややこしい。この先の五差路でも間違えた。正しい道に戻るのに10分位ロス。地図やガイドブックは必須だ。
02022311.jpg 09:07 間の宿、本市場

 私の富士山はいかがかな?広い通りのど真ん中で車のいないのを見計らって撮ったのだが、街路灯がちょっと邪魔したかな。
02022312.jpg 09:14 鶴芝の碑

間の宿、本市場地区に入り、左に静岡県の吉原地区施設などを見、右側ゴルフショップの反対側に鶴芝の碑。冬の富士山の雪の様子が鶴に例えられ、このあたりに鶴の茶屋があったらしいがその碑。
 その後、高札場跡などをみつけつつ先に進む。
02022314.jpg 09:37 柚ノ木駅

 その先多少ややこしいが、国道に出てしばらくしてJR柚の木駅。おっ、この駅には切符売り場が無いゾ。そう、ここは無人駅で、料金もバスのように整理券方式でワンマンカーの運転手に払うという説明書きがあった。ここで構内のトイレを借用、気温も上がってきたので上着も脱いで出発。
02022315.jpg 09:54 柚ノ木道標

 この先、常夜灯と道標のある角を斜め右に入るのが正しいのだが、その手前にいかにもという道があり、そこに入ってしまい土手が見えてきて変だなあ?と思っていたところ、地元のおじさんが声をかけてくれ、「ここは東海道ではない」と正しい道を教えてくれた。ありがとう。間違える人が多いのかなあ?おじさんと言っても意外に私より若かったりして...
02022316.jpg 10:06 富士川橋

 おかげで、ロス少なく、富士川に到着。上流には東名、下流には東海道新幹線、東海道線、国道1号線などの橋梁が見える。富士川橋を右側の歩道で渡り、向こうの土手に常夜灯を確認。渡り切ったら道路の先を右折、すぐ左折で急な坂道を登る。
02022317.jpg 10:24 岩淵一里塚

 富士川を渡った辺りから間の宿、岩淵ヘ入り、落ち着いた街並みを進むことになる。しばらく行くと岩淵一里塚。かなりの巨木があるのでかなり手前からも確認ができる。
 一里塚からは道なりに行けばいいが、その少し先で右に曲がるところがわかりにくい。やはり地図が必須。
02022318.jpg 10:36 東名高速

 わかり難い角をうまく曲がり東名のこの風景が出てくれば正解。このガードをくぐり抜けすぐ左折。またまた坂道を登って行く。
02022319.jpg 10:54 東名高速

 住宅街を通り抜け、やがて東名に添って歩くようになる。そしてやおら左へ曲がる橋が登場。今度は橋の上からの風景を見ながら東名を横断。ところで東名のこの辺り、車では何度も通過しているがこんな陸橋があるとは当時は知る由も無し。
02022321.jpg 11:03 蒲原一里塚跡

 東名を橋で越えた後、ゆるい下り坂に向かう。左に光蓮寺を見ていよいよ蒲原へ。まず、左に蒲原一里塚跡。確か38番目だった。左にはアルミ工場。多分その電力に使うと思われるこんな発電用施設が。古い街並みとのミスマッチ。ここでもアルミの利用者は我々だと思い、何とも言えず。
02022324.jpg 11:12 本陣跡

 蒲原宿の中には落ち着く昔の風景がある。珍しい黒に白のなまこ壁の家があったりするが、他にも保存に尽力している様子が伺える。本陣の向かい側には 蒲原宿には良き雰囲気が残り、安政年間(1854-60)の二階建て家屋が残っている。今でも居住中?
 ほどなく、西のはずれを抜け、国道へ。
02022327.jpg 11:32 蒲原の国道

 しばらくは現代の蒲原の生活の町沿いに国道歩きが続く。バイパスが近くにあるため交通量はそれほど多くないが。この道も京へ続く。蒲原駅を左に見ながら先に進むと、右側の山側からは東名高速、左の海側からは東海道線と国道1号線のバイパスがだんだん迫ってくる。そしてついに東名が頭の上で左の海側に越えて行く。
02022329.jpg 11:48 由比宿入口

 東名が左側になってすぐ、道はいつもの斜めに入るパターン。今回は左へ。ここからが由比宿となる。ここは以前に訪れたことのある印象の良い地域だ。
02022332.jpg 11:57 由井正雪生家

 小さな川を渡るとすぐに39番目の一里塚跡、7里毎に設置されたという御七里役所の跡など蒲原同様に保存に力を入れている感じのする由比宿の中心部を進む。由比正雪生家の前が本陣跡。
02022333.jpg 11:57 由比本陣公園

 何年か前に整備されたらしいこの立派な施設は東海道広重美術館を擁する公園になっている。さすがに、ここまで来ると団体の観光客も多く、由比の一番の名所であることが容易に想像できる。
02022334.jpg 12:05 公園内

 公園内には美術館があり、表にはベンチなどで休む人もちらほら。ということで、私も記念にぱちりと1枚。ちょっと顔の大きいアングルなってしまった。ここでトイレを借用し、あの門の向こう側の街道に復帰だ。ちなみにこの向きでは左が東京、右が京都になる。
02022337.jpg 12:26 由比駅

 お土産やさんなどもそこそこある気持ちの良い街並みをノンビリ進むとやがて由比駅に到着。みかんの産地の静岡ではこのような無人販売をあちこちで見かける。今日はこの後、以前スケジュールの都合でできなかった静岡から安部川橋と、宇津の谷峠越えのために電車で静岡に移動だ。吉原、由比間はこれにて終了。
 

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