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◆4.小田原三島 2002年01月05日(土)
06:50 → 16:11 (所要時間9時間21分、休憩24分)
          実歩行時間8時間57分
 区間歩数:54,029 areamap.gif
[参考]大森町駅発05:14、小田原駅着06:45    
    三島駅発16:18、田原町駅着18:45 当日総歩数:44,066


小田原駅→江戸口見附→風祭→三枚橋→畑宿→甘酒茶屋→箱根関所跡→箱根峠→山中新田 →富士見平→三島大社→三島


★今回のおさらいの旅は小田原から天下の険の箱根へ。正月気分の1月5日のチャレンジだ。
02010501.jpg 06:50 小田原駅

 7時前に小田原駅着。これから箱根を目指す訳だが、気温は低いものの雪の情報は無い。雨も降っていないので条件的には悪くない。さあ、靴のひもを締め直して、いざ出発。一旦東へ戻る感じで江戸口見附へ向かう。
02010502.jpg 07:14 小田原江戸口見付

 新宿公民館という小さな建物のある公園に小田原見付の看板を発見。ここを出発点に西へ向かう。小田原の市内には町のいわれなどが書いてある石碑のようなものがそこかしこにある。
 進んでいくと右側に外観がミニ小田原城のような建物が見えるが、これは薬のういろうを売っているういろうや。この薬の入手は大変だと良く聞く。映画館には大勢の親子連れ。「ハリーポッター」か「千と千尋」かの早朝営業に集まっているようだ。歩道を歩くのさえ困難なほど人がたくさん。
 進むと東海道線のガードがある交差点に出る。左へ行けば海岸経由熱海方面。その交差点の左角にこんな案内が。軽便鉄道というのが明治時代にあったそうだ。
02010507.jpg 08:13 風祭一里塚跡

 東海道線、新幹線のガードをくぐり斜め右へ。落ち着いた雰囲気の旧道に入りしばらく行くと右側に上方見附跡と一里塚跡。登山鉄道を渡り風祭の手前で国道の歩道を歩いていると、後ろから猛烈なスピードで近づいてくる60からみのおじさん。「歩いているの」かと聞かれ「そうだ」と答えると、この辺の歩きにふさわしい場所をいろいろ説明してくれる。「実は京都を目指している」と言うと、一瞬絶句したが「箱根まで登っていくの大変だね」と妙に感心された。聞けばこの先にあるかまぼこの鈴廣で働いているが、健康のために1時間ほど歩いて通勤とのこと。鈴廣は良く利用するので親しみがわいた。鈴廣の手前で旧道は右に入るのでそこで別れる。
02010509.jpg 08:38 三枚橋

 入生田駅の先でまた国道に出て、しばらくすると箱根湯本駅が前方に見えてくるが、早川にかかる三枚橋で畑宿方面に左折。その先は狭いのにそこそこの車の通行量があり、歩きにくい。
02010512.jpg 08:50 早雲寺

 ほどなく右手に早雲寺。左手前の神社はまだ初詣客の対応で巫女さんが準備中。さらに温泉旅館が左右にある道を進み湯本カントリーへ曲がる交差点付近に一里塚跡。さらに進むがまだまだ車が多い。登りのためあまり歩くスピードは出ないが、だらだらとしているのでそれほどきつくは無い。
02010515.jpg 09:38 須雲川自然歩道

 しばらく行くと須雲川自然探索歩道入口。これが旧道かどうかは怪しいが、畑宿への案内もあるし、車の多い道を行くよりいいので入ってみる。どうやら東京電力の発電所関係の敷地の一部を歩けるように開放しているらしい。この歩道の最後、川を渡る木の橋は石の上をぴょんぴょんと渡る感じで、ちょっと水かさが増えると歩けないだろう。階段を上り車の走る道へ合流。
02010517.jpg 09:49 割石坂

 しばらくして右側の石畳道へ入る。ここには一部だが江戸時代当時ものがそのまま残っているとのこと。箱根にはいろいろな坂名がある。また車の道へ出て、左へ入ると今度はこけの多い石畳。滑ったり、ひねったりしないよう気をつけて歩く。ほとんど人には会わないなあ。
02010519.jpg 10:08 畑宿一里塚

 やがて畑宿。箱根細工の店を中心に集落がある。両側に塚が現存する畑宿一里塚を過ぎるとだんだん登りがきつくなる。車で良く通る七曲がりなどが目に入って来る。その辺りから、車の道とついたり離れたりしながら進むのだが階段攻めが増加。短い距離で上下を稼ぐには階段がふさわしいのだが、小生は上下移動は苦手。正月なのに汗が出始めてきたゾ。前方に一人で歩いている青年がいるのだが、追いつけそうで追いつけない。概ね等距離間隔で進む。この辺になると、反対方向から歩いてくる人ともときどきすれ違うようになった。そこそこきつい階段登りを何回かこなすと、何と今度は歩道橋で道を渡れだと。さすがに足が重い。
02010523.jpg 10:55 甘酒茶屋

 でも間もなく甘酒茶屋。車で立ち寄る人で中は満員。こちらはホットペット茶などでのどを潤し、先に進む。甘酒茶屋の裏を行くのだが、「いのししに注意」の看板(写真を撮りそこなった。が、後日撮ってきた)どうやって注意するのだ?この辺は歩いている人もそこそこいるので、いのししと戦う時は一緒だぜ、よろしく。さらに歩きにくい石畳、馬子唄碑などを通りすぎ元箱根ヘ。
02010528.jpg 11:36 元箱根杉並木

 元箱根はやはり観光地。観光客のいる中、芦ノ湖サイドに到着。有名な杉並木に入る。中には一里塚跡。箱根は何度も訪れているが、ものごころついてからはこの杉並木の中を歩いた記憶はない。いつもは車ですーっと通り抜けてしまう。
杉並木のこの道も京へ続く。
02010529.jpg 11:49 箱根関跡

 杉並木を出て道路を渡り芦ノ湖側に入ると関所跡。ちょうど、関所再現の大工事をやっている最中。さあ、予定通り来たので終了。昼飯でもとおもいそばやに入る。
 昼食を終え、帰りのバスに乗るため数日前の箱根駅伝の降り返し点近くの箱根町のバスターミナルへ移動。その辺を散策。今日は夜七時に浅草で新年会があるのでそれに間に合えばいい。まだ、ちょっと時間があるなあ。どうしようかなどと思案していたが、待てよ、この先三島までは基本的に下りだなあ、16時ころ迄に三島につけば在来線でも十分間に合う。天気もいいし、1月にしては寒くない。ちょっと行ってみるか、ということで、結果的にたっぷり休憩したが12時15分に箱根町をスタート。
02010532.jpg 12:44 向坂

 箱根でも知らないエリア、人だけが歩ける細い向坂にまず入り込む。う、また階段だぜ。登りきると国道。うーん、どっちだ。右に行ってしまったが、正解は左へ。車の見通しが悪いし、自動車専用道路(箱根新道)のつなぎ部分と重なるので、注意して進むと箱根峠。信号の先を芦ノ湖カントリーの方へ斜め右に入っていく。急に案内板が増えてわかり易くなった。そうだ、静岡県に入ったのだ。すぐに斜め左のこんな道に進入。
02010535.jpg 13:44 山中新田

 西坂に入ってからは出会う人はいない。それにしても今日は暖かい。太陽を浴びながらいわゆる西坂の接待茶屋跡、山中新田へと進む。
02010538.jpg 14:18 笹原一里塚

 西坂にもいろいろな坂の名前が登場。基本的に下りである。歩きやすい所、歩きにくい石畳、突然民家の裏庭、国道歩きなどさまざまな表情に出会いながら進む。具体的には山中城跡、富士見平、笹原一里塚と進む。 
02010543.jpg 15:16 初音ヶ原松並木

 後半は、こんな案内をお供に進む。国道1号線に出たところ、塚原新田には箱根路の碑、そして街のにおいがし始める頃初音ヶ原松並木に到達。もう少しのはずだ。
02010544.jpg 15:40 三島大社

 やっと初詣の人でにぎわう三島神社に到着。人込みの三島の中心部に本陣跡などをみつけつつ、三島駅へと向かう。
02010549.jpg 16:08 三島駅

 いやー今日はよく歩いたなあ。予定の倍。箱根を過ぎると途中に電車の駅もないし、バスの本数も少ないので、やるなら三島まで一気に行くのは何となくわかっていたが、結局小田原、三島間が一回で終了できたのは満足かな。さあ、新年会へ行かなくては。

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