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2003年03月22日(土)  曇り

◆5.初狩駅

勝沼ぶどう郷駅

所要時間6時間00分
区間歩数:37,827

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当日総歩数:46,354

<参考>

大森町駅発05:14、川崎駅発05:32、立川駅発06:29、初狩駅着07:50
勝沼ぶどう郷駅発13:53、高尾駅発14:54、立川駅発15:15、川崎駅着16:08(川崎にて所用)

初狩駅→中初狩白野阿弥陀海道黒野田駒飼鶴瀬→勝沼ぶどう郷駅


今日は甲州街道最難関、1000m級の笹子峠越えがある。東海道で言えば箱根や鈴鹿、中山道で言えば和田峠や碓氷峠に当たる。何せ、ここで遭難し4日後にヘリコプターで救出されたなどという方のレポートなんぞ読んでしまったので緊張が走る。

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07:54 初狩駅 前回終了の初狩駅に到着。リニアの実験線が近くにあるらしいが私の眼では発見できず

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08:08 中初狩宿 下初狩からすぐのこの宿場の本陣跡がこの辺り。例によって明治天皇御小休処の石碑がある

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08:30 白野宿 しばらくR20を行くしかないが、いつもの斜め右へ入るパターーンで白野宿に至る

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08:55 気温は3度 3月も下旬というのに国道沿いの気温計は3度。福岡では桜が開花したらしいがこの辺はまだ冬です。

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08:59 笹一酒造の大太鼓 R20と共に少しずつ標高を上げてくると左手に忽然と現れる酒造り屋さんの大きな太鼓

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09:00 笹一酒造 甲府の銘酒と書かれた大きなお酒のメーカー、見学もできるらしいが時間が少し早かった

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09:02 阿弥陀海道宿 何故このような山の中で「海」なのだろう?まあ「海」「甲斐」も「カイ」ではあるが

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09:05 笹子駅 駅前には近辺の山の案内や、隧道完成の大きな記念碑などがあるが、通常は無人駅らしい

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09:15 黒野田宿 阿弥陀海道からも近いここにはバス停にその名が示されているものの、とくに宿場を思わせるようなものは見あたら無い

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09:19 二十五里 黒野田橋を渡った先の右手には日本橋ヨリ二十子里の石碑、まだ半分も来ていないのかなあ?

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09:34 旧道入口 だいぶ登ってきたところに24時間営業のコンビニがあるが、もちろんクルマのお客がメインターゲット

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09:41 分かれ道 R20を後にして左の「矢立ての杉」方面に向かうが、しばらくは集落もバス停もある

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09:50 県道 新田のバス停もいつしか過ぎ、雪の残る舗装道をゆっくりと登って行くが、このまわりって「花粉」の産みの親?ヤバイ

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10:06 遊歩道入口 しばらくしてせせらぎを聞きながら進むという笹子峠自然遊歩道の案内に従って県道から左に入る

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10:06 笹子峠案内図 車の通れる県道とは別に人が歩くこの遊歩道は説明によれば旧甲州街道だそうだ

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10:08 遊歩道 遊歩道には思ったより雪がたくさん残るが、こういう日に限って軽アイゼンを持ってきていない

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10:21 矢立の杉 遊歩道入口から15分程登ってくると、下に空間のある巨大な杉に出会う。樹齢は不明らしいが相当なものだ

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10:30 再び県道へ 矢立の杉を越えると遊歩道は終わり、落石がありあまり手入れのされていない感じの県道を進む

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10:46 笹子トンネル R20から分かれて約1時間、かすかに向こうの光が見える昔の国道の笹子トンネルに到着

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10:46 トンネル上へ 右側の案内に従い急な登坂路を上がっていく。しばらくは迷わずに行けるが急なので息が切れる

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10:51 頂上 5分ほどで「笹子峠」と書かれた看板のある平らなところに出る、ちょうどトンネルの真上に当たる

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10:53 今度は緊張の雪道下り 26秒

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11:00 トンネル大和村側 雪で踏み跡が道案内になりお陰様で無事にトンネルの反対側に到着です、ホッ

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11:01 峠道 県道に降りたものの「甲州街道峠道」の案内に従って、ガードレールを突っ切って細い雪道を降りていく

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11:04 峠道 雪の細道を行くと一旦広い道に出るのでそこを進むが、また登りになり変だなあと思っていると...自転車で反対から来る方に「行き止まりです」と教えられる。助かった

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11:36 峠の出会い 千駄木の荒川さんは大和村側から笹子峠に行く途中で行き止まりになったとのこと。北アルプスや各地の峠を自転車でチャレンジするという経験豊富な強者だ

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11:44 もう一つの峠道 お話をしながらしばらく戻りここでお別れ。入り損なった私はここを右へ、荒川さんは右から来たので左の広い道から私の通ってきたさっきの峠道へ、が正解

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12:06 桃の木茶屋跡 雪と落ち葉が交互に現れ、時折小川を石ころや木の橋で渡ったり、石の急坂を降りたりとにかく県道に出ました

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12:12 大和村 振り返るとこの県道も大和村側は冬季の通行止めになっているが、これがなくても車で行こうとする人はまずいまい

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12:32 駒飼宿 さらに下っていくと久しぶりに民家がぽつぽつと見え始めるがその辺りが雰囲気の残る駒飼宿

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12:33 駒飼宿 峠の麓の大和村が昔の駒飼宿だ

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12:35 日影バス停 村営バス日影の停留所手前を斜め左に入っていくのが旧道

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12:52 鶴瀬関所跡 気持ちのいい旧道を進むと久しぶりにR20に合流、鶴瀬の関所跡へ

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12:53 鶴瀬宿 すぐ先の右側には鶴瀬宿の立て看板が建っている

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12:58 同好の士 今朝笹子駅付近で見かけた若者に再接近、街道歩きと見たが、いかがかな?

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13:03 笹子方面 R20から振り返れば白いものが残る笹子峠方面

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13:24 大善寺 ぶどうの町勝沼に入ると「葡萄薬師、国宝大善寺」が右手に登場

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13:26 勝沼大橋 R20は左の勝沼バイパスへ、旧道はぶどう園さんの続く右手へ

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13:32 ぶどう園店先 マルタン葡萄酒や加富登(カブト)ビール特約店など珍しい看板

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13:34 本日終了 右に上行寺がある交差点で本日の街道歩きは終了、勝沼ぶどう郷駅に向かう

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13:53 ぶどうバス? さすがにぶどうの町、駅前の循環バスはマスカットイメージ

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13:53 勝沼ぶどう郷駅 ワインでも買おうと思ったが電車がすぐ来るのでそのまま帰京


 それなりの緊張で挑んだ笹子峠越え。トンネル上からは確かに大和村側へ降りていく道が分かり難いが、幸か不幸か雪道で踏み跡があったので、トンネルの反対側にはうまく出られた。
 トンネルの向こうは県道で行くか、大和村が整備した甲州街道峠道で行くかの選択だ。グリーンの看板も新しかったので最初の「甲州街道峠道」を選択し、雪の細道を進むとしばらくして広い道へ出る。今度は右への「甲州街道峠道」の入口。ここで、あー勘違い。広い道は県道だと思い込み、今度は広い道=県道で行こうと判断し進んでしまった。しかし、また標高が上がって行くし変だなあと思っていると、向こうから自転車で現れた救いの神、荒川さんとおっしゃる方。何と行き止まりで戻ってきたとのこと。(下図参照:図はあくまでイメージで実際とは異なります)
 荒川さんは、逆に駒飼宿の方から登ってきて、広い道へ出て左に行くべきところを、右に行き、戻ってこられたという訳。つまり、この広い道は多分県道では無いということか。
でも、私は出会って助かりました。知らずに行き止まりまで行ったらイヤになってしまう。碓氷峠でも同様だったですが、道が不安なときに人に出会い確認できるとホッとするものです。しかし、荒川さんは、登山と峠越え自転車のベテランとのことですが、あんな雪の細道や急な峠を自転車で行くなんて私には信じられません

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