我思ふ…

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第四十回テーマ 備えあれば…(99/11/03水)

さて、1,000年代もあと2ヶ月を切りました。

でもまだ21世紀ではないですよー、分かってますよね?

巷で騒がれている2000年問題。

'99が'00になるのでコンピュータが2000年を1900年と勘違いしてしまうという奴です。

もしかしたら商品の流通システムが止まってしまって、店に品物がないという状況があるかも。

ということで政府が2000年問題対策に一応食料品を少々買い置きをしておくようにと発表したという。

昔から備えあれば憂いなしとはよくいったものです。

果たして今の日本で大地震などに備えて非常食などを用意している家庭はいくつくらいあるのだろう?

もしも大地震が来て、食料が殆どなくなった、さぁ大変だ。

あぁでもウチは日頃から非常食を確保してあったから大丈夫だ。

周りの人はどこも防災の備えをしていなかったらしい、誰も食料を持っていない。

その状況下で自分一人(一家)だけ食料を食べることは出来ないでしょう。

やはり周りが飢えていたら食料を分けちゃうような気がする。

そしてしばらくして政府から救援物資が届けられた。

非常食を用意していた人にもしていない人にも平等に救援物資は与えられるべきものだ。

でも非常食を用意していた人も救援物資をもらおうとしたら周りはどんな目で見るだろう?

「自分の食料があるくせに救援物資まで貰おうというのか」そんな感じではないだろうか?

 備えあれば憂いなし、まぁ確かにそうですが…

 

第三十九回テーマ インドネシア大統領選挙(99/10/22金)

スハルト長期独裁政権崩壊後、インドネシアで初めて民主的な選挙によって大統領が選ばれた。

20日のインドネシア国民協議会で国内最大のイスラム教組織総裁のワヒド氏が選出された。

6月に行われた初の民主的総選挙ではメガワティ党首率いる闘争民主党が最も多数の票を集めた。

しかし実際の大統領にはメガワティ氏ではなくワヒド氏が選出された。

ワヒド氏が多数派工作を行ったため、国民の民意とは逆の形で大統領が選出されてしまった。

当然メガワティ支持者は怒った、インドネシア各地でデモや暴動が起こった。

ところが、翌日に行われた副大統領選挙でメガワティ氏が副大統領に選出された。

すると一転、就任を祝福する集会や行進が行われ、デモも夜にはほぼ鎮静化したという。

オイオイそんなんで良いの?という感じだ。いくらなんでも丸くおさまりすぎでしょう。

今更騒ぎ立てても…ということなのだろうが、あまりにもアッサリしすぎているなという印象を受けた。

 

第三十八回テーマ 10月10日体育の日(99/10/10日)

この日は10月10日体育の日で祝日、そして日曜日。

来年から体育の日は10月の第2月曜日になります、日曜日が体育の日というのは今後あり得ないのです。

1月15日成人の日、これも来年から1月の第2月曜日になります。

ハッピーマンデー法案というやつで、欧米では既に実施されている方式。

祝日を日で決めるのではなくて曜日で決めるのです。

何月の第何月曜日、と。そうすると必然的に日・月と連休になる。

土曜日も含めれば3連休だ。そしたら行楽地等に行く人も増え景気回復、みたいな狙いがあるらしい。

しかし一概に全ての祝日をそうしてしまうのはどうかと思う。

まず誰もが連休を望んでいるわけではないだろう。

事実私は連休よりも週の半ばに休みがあったほうが嬉しい。

だから大学の授業も敢えて週の半ばを休みにしている。

隔日休みのほうが嬉しい人だってたくさんいると思う。

それからなによりも祝日は何かしらの意図があってその日が祝日となっているはずである。

成人の日はどうかは知らないが体育の日が何故10月10日なのかは知っている人も多いはずである。

10月10日は東京オリンピック開幕の日だったのだ。それを記念して体育の日・祝日と定めたのだ。

体育の日が"10月第2月曜日"ではなんだか味気がない。

ちなみに雑学知識を一つ。では何故10月10日に東京オリンピック開幕となったか?

それは当時の統計上で東京で晴れる確率が一番高かったのが10月10日だったからだそうだ。

 

第三十七回テーマ 国内初の臨界事故(99/10/2土)

9月30日、茨城県東海村にある核燃料加工会社の事業所で放射能漏れ事故が発生。

日本の原子力史上初、核分裂の連鎖反応が自発的に続く臨界事故となった。

私にはその核分裂の連鎖反応などと言われてもよく判らない。

核燃料の原材料である濃縮ウランやプルトニウム一定量が1箇所に集まると核分裂の連鎖反応が起こるらしい。

分かり易い例を挙げよう。

今回起こった"臨界"を越えて爆発的に核分裂が進むと"超臨界”となる。

人為的にこの状態を作り出すのが原子爆弾である。

作業員が被爆し、重症。住民らも被爆したという。

日本の原子力史上で一般住民にまで被害が及んだのは初めて、最悪の事態となったわけだ。

どうやら原因は憶測段階だが作業員のミスだった可能性が高い。

仮に作業員のミスだったとすればとんでもない大失態である。

しかし逆に考えると被害は最小限で食い止められていたといってもよいかもしれない。

もし今回の作業中に事故が起こらなければこれからも同じ手順で作業を進めていたかもしれない。

そうなったらいつの日か事故は起こってしまうだろう。

もしかしたら今回以上に取り返しのつかない事故になっていたかもしれない。

他の核燃料加工施設でも同じようなミスが起こっていたかもしれない。

今回の事故は"慣れ"が"怠慢"になってきていたのではないかと思わざるを得ないような状況だ。

作業員・企業側は"核"を扱っているのだという認識を再度持ってもらいたい。

被爆した作業員は気の毒だと思うが原発関係者、また世間に対するよい警鐘になったのではないか。

しかしこの事件によってますます原発に対する風当たりは強くなってしまう。

未来のエネルギー、原子力。どうなっていくのやら。

 

第三十六回テーマ 超能力(99/10/1金)

先日、私の好きな番組で超能力を信じるか・信じないかのようなコーナーがあった。

その中で実際に超能力者が手の中から物体を出すという超能力(?)を披露していた。

その番組ではそのVTRをマジシャンに見せて、ここが怪しいみたいな検証をしていた。

それを見ると、なるほどどう見ても怪しい。

そこでふと思った。超能力なんて全部マジックなんじゃないかと。

なんだか偉そうに色々とやっているが、結局マジックの一種だと。

マジックとやっていることは何一つ変わらないと思った。

ある意味マジシャンの方がまだマジック→タネがある→でもタネが判らない→不思議だ、流石だ

と言う風にタネがあることを前提に我々も見ているのにタネが判らないから感服できる。

超能力者はあたかも自分の力だ、常人とは違う超能力を持っているのだという点でなんだか潔さを感じない。

超能力もマジックの一種だと思ってしまえば非常に陳腐なものに思えてしまった。

 

第三十五回テーマ 台湾大地震(99/9/23木)

9月21日未明に起こった大地震。朝のニュースをつけてかなり驚きました。

それもそのはず、つい5日前には台湾にいたのですから。

崩れた台北のビルは恐らく我々の泊まっていたホテルから歩いて行ける距離。

現時点で死者は2000人を超えたと言われています。

日本からも救援部隊が次々と派遣されているようです。

地震当日でも台北から帰国していた人がいたから空港機能等はマヒしていないのだろう。

そこでフと思ったのだが、やはりこういう救助部隊でもしっかりと入国審査等を行うのだろうか。

こういう非常事態でもそこら辺は曖昧にはならないのだろうか?

台湾側は救助部隊受け入れに当たってビザの条件を緩和したと発表していた。

ということはやはり入国審査等はやるということだろう。

当然といえば当然なのだが、たとえばそういう機能がマヒしてしまった状態の場合はどうするのだろうか?

入国審査が出来ないために救助部隊が入国できないという事態もあり得たのだろうか?

この辺りに国と国との難しい問題があるような気がする。

ともかく今はまだ被害が増えそうな状態、1日も早い復興を祈りましょう。

 

第三十四回テーマ 党総裁選挙(99/9/22水)

9月21日、自民党の総裁選挙が行われ、現総理・総裁の小渕恵三氏が大差で勝利し再選を果たした。

また25日には最大野党の民主党の総裁選挙も行われる。

しかしイマイチこの総裁選挙というやつの必要性が見えてこない。

内輪だけでやっている選挙で我々国民に投票の権利はない。

そんなことよりももっとやらなくちゃいけないことがあるんじゃないの?と言いいたくなる。

自民党の総裁が誰であろうと民主党の総裁が誰であろうと我々に直接関わっては来ないと思う。

結局は党内人気投票だろ。友達・部下の多いヤツが勝つんだよ(笑)

 

第三十三回テーマ 神奈川県警の不祥事(99/9/9木)

新人に対して手錠をはめて殴る蹴る、拳銃を頭に付きつけて脅迫。

押収した証拠品を下に事件の被害者の女性に無理矢理交際を要求。

乗車券を持たずにグリーン車に乗ったのを注意した車掌に対して暴行。

以上は全て神奈川県警の人間・警察官が起こした事件である。

県警側がこのことを隠そうとしたために事態は悪化、問題になっている。

しかも全て逮捕されるべき問題であるにもかかわらず、現時点でいずれの加害者も逮捕されていない。

身内の不祥事だから甘いのか?という声が飛んでいる。

世間の声(TV番組内でだが)は「警察が信用できない」という風になっている。

しかしたとえ信用できなくても我々が犯罪被害者になったとき頼るべきは警察官しかいないのだ。

信用できなくても頼らなければならない、これが現実である。

 

第三十二回テーマ 8月31日(99/8/31火)

テーマの題を見ればだいたいの内容は想像できますよね(笑)。

8月31日・そう、小学生から高校生までが一年で最も嫌う日だといっても過言ではないでしょう。

大学生になってしまえばあまり嫌でもない日ですが、なんとなく普段の月末とは違った感じのする8月31日です。

いつもこの日になると焦っていました、「宿題がー」って。

だいたい8月29日頃から危機感が募るのです。でも実行はしない。

30日になると「まだ一日ある」と思い、31日の昼には「夜にやる、夜に」と思います。

そして31日の夜には「始業式の日にいきなり宿題集めるなんて事はないだろう」って勝手な解釈をします。

そして9月1日の夜に慌てて宿題をやっていたような気がします(笑)。

不思議な日です、8月31日。

9月1日が日曜日だと夏休みが一日増えたみたいで妙に嬉しかったのを覚えています。

もうその8月31日に切羽詰った思いをすることはないのだと思うと少々寂しくなりますね。

 

第三十一回テーマ 空港の荷物チェック(99/8/1日)

7月23日、日本国内におけるハイジャック事件で初めて死者が出た。

殺されたのは飛行機の機長、凶器は犯人が持ちこんだセラミック製の包丁。

犯人はかなりの飛行機マニアだったらしく、また空港に警備を強化するように投書をしていたという。

その投書で指摘した通りに機内に凶器をもちこむことが出来たらしい。

確かに空港の警備は甘いと思う。

私はかばんの中に筆箱を入れている、そしてその中にはカッターとはさみも常に入っている。

しかしそれで空港の荷物チェックでひっかかったことはない、一度も。

香港に行ったときも中国に行ったときも、もちろん国内旅行でもひっかからなかった。

機内に刃物を持ちこむのは容易なことなのだ。

チェック機能を強くしなければこれは改善されないだろう、しかしそのためにはコストも時間もかかる。

こういう事件があった今は「改善・改善」と騒いでいるが、果たして改善されるだろうか。

喉元過ぎれば熱さを忘れる

なんとなくこのままこの問題も忘れ去られてしまうのだろうか。

次に私が飛行機に乗ったときには筆箱の中のカッター・はさみがひっかかるだろうか。

ひっかかったら面倒臭いけどね(笑)

 

第三十回テーマ 夏休み(99/7/11日)

学校の授業が全て終わり、後はテストが終われば待望の夏休みである。

夏休みが始まる前のこのなんともいえない期待感は良いね。

この長い休みの間になにしようか、と色々思案するのが。

しかし今年はちょっと寂しさもあります。

下手したら来年の今ごろは就職活動で夏休みどころではないかもしれません。

そうしたら今年が実質最後の夏休みになってしまいます。

小学校の頃からずっと抱いていた夏休みにたいする期待感、これが持てるのも今年で最後かもしれません。

社会人になってしまったら夏休みなんて雀の涙でしょう。

来年の今ごろには最後の夏休みの計画を意気揚々と練っていたら嬉しいのですけどね。

 

第二十九回テーマ ラーメン大盛り(99/6/21月)

ラーメン、日本人でかなりの人が好物に挙げる食べ物だろう。

今回はそのラーメンの大盛りについて少々。

地元に私がよく行くラーメン屋がある、そこは学生だと無料で麺の割増をしてくれるのだ。

お腹が空いている時には丁度良いサービス、いつも利用していた。

ところが先日、割増をせずにフツーに食べてみた。

するとそっちの方が美味しかったのだ、美味しく感じたのだ。

理由を考えてみた、それは並だとスープと麺の量が丁度バランス良くなるのだ。

大盛りにすると麺が多くなって、スープの量といまいち合わなかったのだ。

私がよく行くラーメン屋で大盛りをやっていない店があった。そういう理由があったのかな?

純粋に味わうのならラーメンは大盛りにはせずにスープと麺の絶妙なバランスを味わった方が良い。

お腹が空いているときは大盛りにしてタップリ食べましょう。

これって例えば吉野家の牛丼にも言えるのかなー??並盛のご飯と牛肉の絶妙なバランス。

 

第二十八回テーマ ノストラダムス(99/6/14月)

1999年7の月。

ノストラダムスの予言書で俗に地球が滅亡するなどと言われてきた。

その1999年7の月がもうすぐそこまでやってきている。

予言書の7の月というのは現在の太陽暦に換算すると9月だと言う説もある。

いずれにせよもうすぐそこまで迫ってきている。

隕石の衝突、土星探査船カッシーニの墜落、火山の噴火、核戦争等々諸説があります。

どれも科学的に分析すると可能性は非常に低いとのことです。

私はノストラダムスの予言は信じてはいない。

しかし妄信的にノストラダムスを信じている輩がなにかをしでかすのではないか。

その可能性は恐ろしいです。

なんにせよこの3ヶ月以内に結論が出るでしょう。

大きなことは何も起こらなくてもノストラダムス狂信者は些細なことを大々的にとりあげて

「これがノストラダムスの言っていたことだ」

なんて言うのでしょうか??

「ここがヘンだよ日本人」という外国人が討論で日本国内の変な習慣を言い合う番組を見ていた。

そこでノストラダムスの話になった。外国人は信じていない人のほうが多かった。

その番組内で一人の外国人が興味深いことを言っていた。

「日本人は宗教とかをあまり信じないからノストラダムスみたいなことを信じるんだ」

確かにその通りかもしれないと思った。

 

第二十七回テーマ "盗聴法"成立?(99/5/30日)

犯罪捜査のための通信傍受を柱とする組織犯罪対策三法案が衆院法務委員会で賛成多数で可決された。

薬物・銃器・組織的な殺人などの犯罪について捜査機関が電話・FAX・ネット通信などを傍受できるというもの。

いわゆる"盗聴"をすることができるのだ。

野党は憲法21条、通信の秘密を侵害するとして反対してきた。

たしかにどう考えてもこの法案は憲法に反する。

しかし憲法にまで話が行くと収集がつかなくなるのでここでの言及は避けることにする。

まだ完全には成立していないが今国会で成立される見通しである。

この法案を制定して犯罪が減るかどうかは判らないが少なくとも抑止力にはなると思う。

マスコミも"盗聴法"などといかにも"悪いこと"かのような印象を植え付けようとしている。

そんなに悪いことではないような気がする、それよりもこの法案がなくて犯罪が減らないよりはましだろう。

解決すべき問題は多々残っているが、私はこの法案そのものには賛成である。

 

第二十六回テーマ 昔は大きく見えた(99/5/22土)

小学校の頃、理科の問題や算数の問題が出来なかった。

その頃は「こんなもん大学生になったら判るようになるんだ」と思っていた。

中学の頃は「大学生は卒業論文という大作を書く実力が備わってるんだ」と思っていた。

大学生っていうのは凄いものだと思っていた。

ところが実際になってみると相変わらずの私です。

多分理科の問題なら小学レベルならともかく、中学レベルの問題になると解けないでしょう。

卒業論文などという大作を書くのもあと1年と迫っています。

果たして私にその実力があるのかどうか。

小さな頃にイメージしていた「大学生」になれているのだろうか。

おそらく答えは否、私の中の大学生というイメージはこんなものではなかったと思う。

今の子供達から見たらやはり「大学生」というイメージは大きな物だろうか?

大きな物であってほしいと思う、そうあるべきだと思う。

しかし少子化が叫ばれる今、大学の門は広くなってきています。

私が抱いていたようなイメージはなくなりつつあるのだろうか…。

 

第二十五回テーマ 少年Aの両親が書いた本(99/5/08土)

2年前(97年)のあの衝撃的な事件を覚えているだろうか?

小学生が殺害され、死体の一部を学校の門の前に放置するという残虐性の高い事件。

それの犯人がまだ14歳の少年だったから更に衝撃的だった。

被害者のプライバシーや少年法改正など様々な問題が持ちあがった。

その犯人の少年Aの父母が今年本を出した「少年A この子を生んで」(文芸春秋)

先々週の読売新聞土曜日の夕刊「週間ベストセラー(4月20日トーハン調べ)」によると

ノンフィクション他の部門で3位、既に4月10日の発売以来この時点で35万部売れていると言う。

読売新聞の紹介によると父母の「悔恨の手記」であるという。

本の内容については私は読んでいないのでなんとも言えないが一つだけ気になる点があった。

この本の作者が「少年Aの父母」となっているのだ。

なんだかこれが腹立たしい。

そのような本を出すくらいなら何故匿名にするのだ。

本の内容に責任が持てないのか? ならばそんな本など出すな。

実名を公表することによって社会から隔離されるのが怖いと思うのか? ならばそんな本など出すな。

さてこの本で儲けた金をどうするのか? 35万部なんて言ったらベストセラーだよな

遺族への保証金にあてられるのかな? そしたら遺族はたまったものじゃないよね。

 

第二十四回テーマ 米国コロラド州高校における銃乱射事件(99/4/27火)

アメリカ・コロラド州の高校で二十日に起きた銃乱射事件は大きな波紋を投げかけている。

少年による銃乱射では過去最悪の被害者数らしい。

主犯の二人が高校生(18歳,17歳)だったこと。犯行後に自殺したこと。

ネオナチ的言動をとっていたこと。爆弾等を製作・所持していたこと等々。

これに伴って再び銃社会の是非も問題になってきている。

彼等が犯行に及んだ動機はなんであったのか?

当人らが自殺してしまっている今では知る手がかりは少ない。

彼らはネオナチ的言動を普段からとり、学校内で孤立していたという。

「俺達をからかったからこうなったんだ」等と言いながら銃を乱射していたとも言われている。

実際に学校内で彼らのグループは疎外されいじめられていたという。

彼らのグループに所属していたという人がTVの取材に応じていた。

「私は今でも(疎外していた・いじめていた輩を)許せない気持ちだ」と。

報道では彼らは有色人種やスポーツ選手を標的にしていたとしている。

しかし被害者で死亡した人の中に有色人種は1人しかいなかったという。

ネオナチ云々も多少は関係があるかもしれない。

しかし根底にあるのは日本でも問題になる「いじめ」にあったのではないか。

なぜこの「いじめ」という部分がクローズアップされないのだ?

彼らの取った異常な行動ばかりに目が行って「いじめ」という問題が忘れ去られていないか?

 

第二十三回テーマ ユーゴ情勢(99/4/24土)

現時点での国際情勢一番の焦点でしょう。

ユーゴスラビア(セルビア人の国)からの独立を求めるコソボ自治州アルバニア系住民とセルビア人が内戦。

コソボ自治州はユーゴの一部で住民の約90%がアルバニア系、残りがセルビア人。

NATO(北大西洋条約機構)が和平条約を提示、アルバニア系側は調印。

しかしユーゴのミロシェビッチ大統領が調印せず、調印期限切れに伴いNATOが爆撃を開始した。

NATO爆撃の是非が色々と問われている。

ニュースで「爆撃により難民が○●人死亡、ついに民間人にも被害が出ました」

なんだかそういう風な報道の仕方をすると、軍人なら死んでもいいのかって思ってしまう。

そこまで被害が広がったってことを言いたいのは判るけれど、なんだかねぇ。

現在は地上軍の投入問題が浮上している。

地上軍が投入されれば被害がこれ以上広がることは明確である。

NATO加盟国内で唯一ユーゴと交渉できるのがロシア。

今後ロシアの出方次第によってユーゴ情勢が大きく変わる、ロシアから目が離せない。

 

この独立運動の背景にはボスニア・ヘルツェゴビナ内戦や第二次大戦なども絡んでくる。

全ての根底にあるのは「民族問題」という大きな壁である。

民族問題というのは我々の考える以上にずっと難しい問題なのであろう。

このテーマもシリーズ化しそうな予感が…

 

第二十二回テーマ 地域振興券ニセ札(99/4/22木)

私の地元では地域振興券が交付されてもうすぐ1ヶ月。

実施前は偽札が出るのではないかなどと言われていました。

ところが今現在偽札のトラブルは聞こえてきません。

考えてみればそうかもしれません。

地域振興券はお金と違い、その地域でしか使えません。有効期限も決まっています。

おまけに額面が全て1000円。

10000円だったら偽札作ろうという気になるかもしれませんが、1000円では…

ようやく地域振興券の偽札を作っても1000円だし、特定の地域でしか使えない。

有効期限もあるし、作ることのメリットがあまりない。

そう考えると地域振興券の偽札はそんなに出回らないような気がする。

 

第二十一回テーマ 猫の去勢(99/4/19月)

ご存知の方もいるかもしれませんが、我が家には猫がいます。♂です。

先日家に帰ると猫の様子が変だ。ずっと眠っている、具合も悪そう。

あとで聞くと去勢手術をしたという。

私が見たときはまだ下半身に麻酔が効いていてロクに歩くことも出来ず、おしっこも垂れ流し。

下半身の感覚がないのだろう、見ていてとても可哀相に思った。

幸い翌日には麻酔が覚め、注射も射ったそうでいつも通り元気になっていて良かった。

去勢するとおとなしくなると言うがウチのにはまだその兆候は現れていないみたいだ。

去勢した直後の姿はかなり可哀相だったが去勢手術は必要だと思う。

去勢をしなかったことによってもっと不幸な猫が増えてしまう可能性がある。

一概に野良猫が不幸とは言えないが、世間の迷惑になり保健所行きということもありえる。

無責任な飼主だったら子猫を捨ててしまうかもしれない。

事実ウチの猫は捨て猫だった(捨て猫を拾って育てた人から貰った)。

でもこれって人間のエゴですかね。

 

 

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