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箱庭療法とは


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「箱庭」ってご存じですか?上の写真をみていただければおおよその印象はつかんでいただけると思います。縦57cm、横72cm、高さ7cmの木の箱の中に砂が入っていて、その中にいろんな人形やおもちゃをならべて一つの世界を作る。することはただそれだけ。とてもシンプルです。

 箱庭は、もともとユング派の分析の技法として発展したものですが「スペースまほろば」では箱庭を単に分析の技法としてとらえるのではなく、自己表現を通してより深いレベルの自己実現をはかる手助けになるものだと考えています。芸術家が作品を創るプロセスとよく似ています。

 心の悩みを抱えている方はもちろん、それほどはっきりした悩みでなくても、何かもやもやしたものを感じる、なんとなく行き詰まった感じがある、自分自身がよくわからなくなった、自分って何なのだろう、そんなぼんやりとした想いをお持ちの方には最適な技法です。

 わたしは過去に十数回にわたる象徴的な箱庭セッションのプロセスを体験しました。まず問題が提示され、それに関する葛藤や対立が表現される。次にその両者が統合され、新たなレベルの安定に達する。このような形で内的なプロセスが展開していきました。わたし自身、以前の仕事を辞めて新しい活動を始めるきっかけになったのがこの一連の箱庭セッションだったといっても過言ではありません。

 今の自分にしか創れないたった一つの作品を創るつもりで、楽しみながら箱庭を体験してみて下さい。それをきっかけにして、あなたの人生にダイナミックな流れが生まれることになるでしょう。

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Written by Shinsaku Nakano <shinsaku@mahoroba.ne.jp>
Last Update: 2000/03/01