新・闘わないプログラマ No.414

LAN工事 大公開編


今までこのサイトは基本的に文字だけでやってきていまして、図や写真も必要最低限(それ以下?)しか載せていませんでした。いや、それほどポリシーを持ってそうしていたわけでもなくて、もともと、ISPから割り当てられていたweb用のスペースが少なかった(昔は確か5MBだったはず)というのと、絵を描けない人間だというのが、その大きな理由でした。
さて前回、LAN工事というのを書いたら、「写真でもないと、ぜんぜんイメージが湧かないんだけど」と言われてしまいました。そんなわけで、今回は前回書いた工事に関係する写真を載せようかな、と思います。題して「LAN工事 大公開編」(←大げさ)です。

まず、各部屋のTVアンテナが出ている部分です。

壁のコンセント

このようにACが2口、アンテナが2口ある、ごくごく一般的なものです。そもそもアンテナなど1口あれば十分なので、1個を潰して、そこにRJ45モジュラジャック(LANで使われている一般的なコネクタ)にしてしまおう、というのが今回の工事でした。
さて、この部分のプレートを取り外してみますと、次のようになります(プレートの端の部分をマイナスドライバでこじると簡単に外れます)。

壁のコンセント(プレートを取り外したところ)

さらに、周囲にある枠をはずして、アンテナ端子部分を取り外してみたのが次の写真です。

壁のコンセント(アンテナ端子を取り外したところ)

このようにアンテナ端子は2連のものが使われていましたので、それに換えて1口だけのアンテナ端子と、それから、今回必要となるモジュラジャック、そしてそれらを取り付けるための枠を買ってきました。これらの形状はJISで規格化されているそうでメーカーが異なっても取り付けられるそうなのですが、でも問題ありの場合のあるらしく、とりあえず、家で付いていた松下電工のフルカラーというシリーズ用のにしました。
LANのモジュラジャックは、ケーブルに入っている8本の線を所定の場所に挟みこんで、後は押さえつけてやるだけ、という簡単な仕組みの上に信頼性も高いもので、特別な工具も必要なく取り付けができる優れものです。

今回購入した部品

さて、アンテナ線は、浴室の天井裏にある分配器から、配線用のパイプを通って各部屋まで伸びています。天井裏の様子が次の写真です。

浴室の天井裏の様子

各部屋へのパイプは、コンクリートの中に埋まっていました。

各部屋への配線用パイプ

このパイプに、LANケーブルも通しました。その通し方は前回書いたとおりです。そして、無事LANケーブルが通りモジュラジャックを取り付けた後の様子が次の写真です(1部屋だけは、アンテナ線がびくともせずに、失敗してしまいましたが……)。下の写真の右下にあるのがLANのモジュラジャックです。

壁のコンセント(工事終了後)

あとは、浴室の天井裏にハブを設置すれば、この工事は完成です。

浴室天井裏に設置されたハブ

今回は、今後のことも考えて、ケーブルその他はすべてカテゴリ6、ハブは1000BASE-Tのやつにしてみました。なお、ハブの電源は、浴室の天井にある換気扇用の電源ケーブルから分岐して取っています。なんか、ごちゃごちゃしていますね。後で、もう少しケーブル類を整理しようかと思っています(←思っているだけ)。
こんな感じで、総工事時間は5時間ほどでした。

と、まあ(約1名の)ご要望にお応えして、工事の「大公開」などしてみました。「写真を載せるだけならラクじゃん」とか思ったのですが、それは大きな誤りで、現実には写真を撮るのは結構重労働でした。文章だけのいつものスタイルのほうがずっとラクだったかも。

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