新・闘わないプログラマ No.286

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家で使っていたCD-RWドライブの調子がよくなくなったので、買い換えないといけないかなあ、と思っていました。単なるCD-RWドライブなら今では1万以下で買えるみたいですが、この際だからDVDへの書き込みの出来る奴がいいなあ、と思いいろいろと調べてみました。
DVDに関しては今まであまり興味が無くてよく知らなかった私ですが、調べてみると書き込み・書き換えの出来る規格は、DVD-R、DVD-RW、DVD-RAM、DVD+R、DVD+RWといっぱいあって、初めのうちは何が何やらよくわかりませんでした。私としては、

最後の条件は、書き換え可能な規格としては、CD-RWのように「一気に書き込む」「追加で書き込む」「消去」以外の機能は望まないということです。
これを、現実の規格に当てはめてみると、

という条件になりました。世の中には「DVD±RW」という、DVD-R(RW)とDVD+R(RW)という双方の規格が使えるドライブもあるようなのですが、これの存在意義がよく解らなかったので、どちらかあればいいだろう、ということで、それが最初の条件です。書き込み速度は速い方がいいのは当然なのですが、CD-Rについては16倍速より高速な書き込みは今までもやったことが無いし、別にこれ以上速くても書き込み時間に大差ないので、この条件になっています。DVD-RAMについては上にあるように書き込みについてはいらないけれど、DVD-RAMに書き込むビデオレコーダが結構あるということなので、保険のためにDVD-RAM読み込みは出来た方がいいかな、ということです。
さて、長々と書いてきましたが、この条件を満たして、なおかつ安い製品ということで、最終的には東芝のSD-R5112というドライブを使った、メルコのDVR-R42FBという製品にしました。とりあえずまだ使い始めたばかりで、大容量のCD-R、CD-RW的な使い方しかしていません。ビデオの編集やDVDビデオの作成は、まだいまいちよく解っていないので手つかずの状態です。

さて、ドライブ自体は問題なく動いているのですが、問題はDVDメディア。推奨メーカの製品以外では4倍速で書き込めない、ということなのでその4倍速メディアを買いに行ったのですが、CD-R 7枚分くらいの容量のDVD-Rメディアが、CD-Rの10倍くらいの値段で売っている。容量あたりの単価だけ見れば、まだCD-Rの方が安いんですね。もちろんDVDにはDVDの長所があるわけですから、単純に容量あたりの単価だけで評価はできないのはもちろんのことです。
あと、問題点(?)としては「メディアの種類が多すぎる」ということ。店に沢山並んでいる商品の中から目的のメディアを探すのが大変でした。例えば「DVD-R、推奨メーカ、4倍速対応、プリンタブルでないもの、データ用」というのを選ぼうとした場合、

とまあ、買うべき製品を選ぶときに、これだけ気をつけないといけないという項目が多すぎて、それだけの種類があるということは目的の製品を見つけるのも大変ということになるわけでして、要するに何が言いたいかと言いますと、「間違って違う製品を買ってきてしまったではないか、どうしてくれるんだ、これ!」ということが言いたいわけです。それも三回も間違っちゃったよ、と。
最初は「プリンタブル、ビデオ用」を買ってきてしまうという間違い、二度目は「2倍速メディア」という間違い。まあ、ここまでは違うメディアを買ってきたとは言え、別に使えないことも無いのでよかったのですが、三度目の正直…じゃなくて、仏の顔も三度…でもなくて、要するに致命的、かつアホな間違いをした三度目は…DVD+Rのメディアを買って来ちゃったのよ、これが。だって、パッケージのデザインが一緒で隣に置いてあるんだもん、DVD-RとDVD+Rのメディア。しかし、どーするんだ、これ? うちのドライブじゃ使えないぞ、DVD+Rのメディアなんか。
そうか、DVD±RWのドライブっていうのは、こういうときのためにあるのか。

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